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お金を嫌う全ての人へ

僕はお金が嫌いでした。
大人は何でもお金で判断するし、お金を巡って無駄な争いが世界中で起きている。そう思っていました。
利己的な理由だけでお金に固執している人はダサいし、下品。今でもそう思っています。
そんな中、世の中には利他的な理由でお金儲けをしている人達が居ると気づきました。
翻って、利他的な感情からお金儲けをせず、裏目に出て支援している貧困地域等を窮地に陥らせている人達が居ることも気づきました。
この人たちの違いって何なんだろう、何年も疑問に思い続け、自分の生き方というか働き方について悩んでおりましたが、ようやく答えが出ました。

前置きが長くなりました。
この度、Crezit株式会社に入社した大野エイトと申します。

Crezit株式会社は、消費者信用という形で個人に融資をするCREZITというサービスを展開しているフィンテックスタートアップです。

いきなり結論を言いますと、

僕は“お金で社会的弱者の可能性を拡げる”ことをライフワークにしました。

このnoteはこれまでの僕の活動を応援してくださっていた方々、フィンテックやCrezitに関心がある方、社会活動に関心がある方、そして何よりもお金に嫌悪感を少しでも抱いている方に届いたら良いなと思っております。

お金に左右される人、お金で左右を選べる人


もしお金を汝の召使いとしなければ、お金は汝の主人となるだろう。
ーフランシスコ・ベーコンー (Wikipediaより引用)


僕はこの言葉を、「お金に向き合えば自分の人生を設計する事が可能だが、向き合わないと自分の力で人生設計が出来ないよ。」と解釈しています。

お金の稼ぎ方と使い方を学ぶ。これが自分の人生の価値を上げるための戦略の1つだと考えています。

お金持ちになろう

とはいえ、お金持ちに対して嫌悪感がある為か、お金を稼ぐ事が本当は卑しい事だと感じる方もいるのではないかと思います。
僕らが小さい頃から観ているアニメや映画に登場するお金持ちは、殆どの場合、なんとなく嫌な性格のキャラとして描かれている事が多い気がします。
シンデレラの継母、ドラえもんのスネ夫、タイタニックのローズの母と婚約者など。

一方で、こんなお金持ちキャラもいたりします。
こち亀の中川圭一、アイアンマンのトニー・スターク、バットマンのブルース・ウェインなどなど。
彼らを嫌いな人は少ないのではないでしょうか。

ここには1つ、大きな差分があります。それは利己的欲求が強いか、利他的欲求が強いかということです。

さらに分割すると、僕はお金持ちには主に4種類いると思っています。
①利己的×2代目以降
②利己的×1代目
③利他的×2代目以降
④利他的×1代目

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先ほどの利己的利他的欲求の軸に、親族がお金持ちな人(※文中では分かりやすく"2代目以降")、自分の力でのし上がり稼いだ人(※同様に"初代")の軸を加えました。

 ①スネ夫→②アイアンマン→③ウルフオブウォールストリート→④ウォーレンバフェットとビルゲイツ。
この順番で認知した方が多いのではないでしょうか。僕がそうでした。

これは決して作品の対象年齢だけが原因なのではなく、お金持ちの人数の多さだと思っています。

小金持ち→お金があり人々を助けるカッコいいヒーロー→お金を稼ぎ好き勝手やる経営者→お金を稼ぎ過ぎ社会貢献に尽力する実業家。

面白いことに、この世に④に当てはまる人間は大変少ないです。理由はまた後ほどお話しします。

様々なタイプのお金持ちがいますが、1つ共通して言えることは彼らは皆自分の好きなことが出来ているということです。

社会に貢献したい人へ

さて、ここで少し角度を変えてみましょう。
僕の活動が人種、文化感の差別や偏見を無くす事からスタートしたからかもしれませんが、よくこんな話題が周りで上がります。

「優しさで世界を変えることは出来るのか?」

僕は「不可能では無いが他の戦略を取るべき」だと考えています。
僕たちは学校で、心優しい先人の生涯から道徳心を学んできました。感情で社会を変革する事はとても美しい事ですが、同時に大きな危険を生む可能性をも秘めているとも思います。
定性的な価値というものは人を惹きつけ多大な影響を与えますが、元は属人的な感情である為正しい方向に変化するとは限らないのです。

では、お金はどうでしょうか。勿論お金を悪用する事は出来ます。
ですが、正しい決断にお金を使う事も可能というわけです。

お金は、私たち人間の大半にとって、共通の定量的な価値指標なのではないでしょうか。
目の前の苦しんでいる人を助けたいのであれば、今の価値指標であるお金の存在を否定する前に、お金を稼いで人を助ける事に使うという行動が一番現実的でインパクトがあると気づき、私は“社会の血”とも言える“お金”で社会的弱者の可能性を拡げることにしました。

先ほど少し触れたウォーレンバフェットとゲイツ夫妻ですが、彼ら3人はビル&メリンダ・ゲイツ財団を通して過去5年間で約3兆7,200億円を、最もお金を必要としている社会課題を解決すべく寄付しています。

勿論ビルゲイツがMicrosoft時代にとった戦略全てを肯定する訳ではありませんが、とても頭の良い人が大金を地球全体の為に使っている姿は、僕はとても憧れます。

お金持ちの利他主義者が少ない理由は、そもそもお金持ちが少ない上に、利己的に稼がなくては本当のお金持ちになれないからだと僕は考えています。

成功している利他主義者はよく偽善者だの言われますが、僕は彼らを利己的な利他主義者だと捉えています。利己的な欲求で資産を築き上げた上で大きなインパクトを残す利他的な行動が成り立つ、そう考えています。

この考えの元となったピーター・シンガー著のこの本、本当にお勧めです。

お金を稼ぐ欲求が強い人と弱い人、どちらの人にも是非読んでいただきたいです。

信用を最適化し人の可能性を解き放つ

人間は生まれながらにして不平等です。どれだけ可能性を秘めていようとも、出生環境等に左右されて好きな仕事や活動等が出来ない人は大変多いと思います。

僕はこの社会課題を、消費者信用という手段で解決していきたいと考えています。

お金を借りて返す。その中で信用を蓄積し、更にお金が借りられるようになり活動の幅が拡がる。
周囲の人間からの評価が借りられる金額に反映される。
そんな未来、面白くありませんか?

僕はこの利己的、利他的な欲求両方を満たすためにCrezitを通して自己実現をするつもりです。
Crezitは事業拡大につき新メンバーを欲しています。
プロダクト・マネージャー、エンジニア、デザイナー等、募集職種は様々です。大きく社会に貢献したいという方、難しい領域で会社を上場させる面白さを感じたい方、是非僕らと一緒に取り組みましょう。待っています!

大野エイト






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