ポンチョ旅行記〜大阪編〜
1人で出かけることがたまにある。
大学時代一人暮らしをしていた頃からか、
1人でどこかに行くことに抵抗は無くなっていた。
毎度毎度、旅行記を認めは消してを繰り返していたがせっかくなので今回からの旅は此処にでも書き残しておこうと思う。
長いし、特にあったことダラダラ書くだけだし、
見直さないから、気軽に。誤字脱字もあるだろう。
さて、私の一人旅は自分探しだとか、何かふらっと行ってみたくてなんてかっこいい理由はなくて、
基本的に何かのライブだったり目的先行でついでに旅が多い。
今回は櫻坂46の全国ツアーについて行こうと思って始まった。
大阪、広島、宮城、愛知(地元)、福岡、東京
公演のうち、福岡以外は全て行く。
そんな今回は大阪での旅行記だ。
簡単に。忘れないうちに書き残そう。
【大阪初日:9/29】
[バス]
愛知から行きは、名古屋駅からUSJへと向かう高速バスでいった。
平日の昼にUSJに着くバスという事もあってお客さんは少なかった。
…にもかかわらず、
なぜかガラガラの車内で同い年くらいの男性と隣り合わせ。
周りに人はいないという謎席であった。
ネットでとって座席指定不可だったのでなんでこうなったかはよくわからない。
運転手さんが気の毒に思ったのか、席の移動を許可してくれた。
幸先がいい旅立ちだ。
約4時間のバスでそれなりに長旅なので、小説だったりゲームだったり色々持ち込んでみたが。
結局YouTubeみて寝落ちした。
大体そんな感じだ。
荷造りの時に、これいるかな?まぁ念のため…
と言って入れたものは大体いらないし、必要な時には出てこない。
大体いつもそんな感じだ。
[大阪着]
USJに着く。
今回櫻坂大阪公演のライブ会場は丸善インテックアリーナで、下手に梅田とかに降ろされるよりはUSJが好都合だ。
駐車場に下ろされた。
めちゃくちゃお手洗いに行きたい。
ユニバーサルシティまで急いで向かう。
ここで私の旅らしい災難だ。
大学生のサークルだろうか?
かなり陽キャ臭がきつい30人くらいの団体が列を成して進まない。
お手洗いに行きたい。
列は進まない。
ユニバーサルシティへ行くには一本道になぜかなっていた。(混雑緩和?)
陽キャ大学生に挟まれた。
旅もここまでか…と思いながら、
まぁ普通にユニバーサルシティにつけた。
お手洗いに行けた。
せっかくだからユニバーサルシティでお昼でも済ませようかと散歩をする。
ハロウィン期間という事もあり、
各々が思い思いの仮装をしている。
かなり大柄なリゼロのレムとラムが、
スシローの待ち列に並んでいる。
その横を調査兵団のカップルが横切る。
スヌーピーのカチューシャとピカチュウの着ぐるみを見に纏った学生さんがローソンに入っていく。
なんともフリーダムでポップな空間だ。
あまりにも自分には釣り合わない空間に、
私も参加したい気持ちが高まる前に早々と撤退した。
お昼はどうしようかな。会場へ向かう
[会場へ]
私は知らない街を歩くのがすきなので、最寄りより一駅手前で降りて歩く。
まぁ、今回はマジで何もなかった。
飲食店もよくあるチェーン店しかなかったので会場直行。
会場近郊に着くと
え?こんないい立地に?と声が出そうな場所に
街中華の店が。
今日の昼はここだ。
[怪しい街中華]
怪しい街中華に入ると店内はおそらく中国出身の方々であろう人のみのお店。
楽しくなってきた。
店外に張り出されていた日替わり定食を注文。
待っている間にお手洗いを借りる。
張り紙をみて、さらに期待が高まる。
席に戻るとお年を召したお姉様が増えていた。
会話に耳をやると、
「今日は給料日前で、1000円しかない。
なんとか酒と餃子とチャーハンを食わせてくれ。」
とのことだ。
中国人のスタッフさんがカタコトの日本語で
「計算すりゃあ、わかるデショ、無理ダヨ、値段見て。」と笑っていた。
さらに期待大だ。
焼肉定食が届いた
多分この写真をみて想像する味の通りの定食だった。
それ以上は何も言わない。期待しすぎた。
[ライブ]
グッズ受け取り等々していたら、ライブの時間だ。
旅行記なんで特にライブの内容に触れるつもりはないが、
珍しく隣の席の人にライブ前に声をかけられた。
ライブ会場で、そんなに人に声をかけられるタイプの人間ではなかったので驚いた。
お互いが持っているタオルに書かれているメンバーが同じで、推しメン一緒ですね!
という導入からお話が始まる。
私より10歳ほど上のお兄さんで山口県からみえたらしい。
愛知と仙台以外は行くようで、割とまたどこかで会う可能性があると話が弾む。
Twitter交換なんかもしちゃったり。
多分、櫻坂が好きでなければ出会わなかった人だし、
年齢も出身も離れていても出会えるのはなんだか素敵だと感じた。
[ライブ終了]
ライブ終了後、隣の席の方から、
お兄さんのお陰で楽しかったです!!
またぜひどこかの会場で会いましょう!
と別れを告げられた。
特に何かをしたわけでは無いし、
間違えなく楽しませたのは櫻坂メンバーのはず。
でもすごく嬉しかった。
またどこかで会えたら嬉しいな。
帰り道。会場から出ると、
多くのファンが一度は後ろを振り向いている。
この行動は、ディズニーランドなど人がかなり楽しんだ証拠に見られる行動らしく。
本当に心の底から楽しんだり、名残惜しい気持ちがあると人はその会場を振り向くらしい。
目の前を歩いている2人組が一度振り返り
「本当に楽しかったね!!」
すごく嬉しくて泣けてきた。
こんなまっすぐで素敵な言葉が出てくるなんて、
聞けたこちらまで嬉しくなった。
無論、私も振り返り、最高のライブだった。
[帰宅]
今回の大阪は友人の家に泊めてもらうことになっており。
電車で向かう。
大阪の電車、マジで難しい。
東京の大学に通い、それなりに電車乗れると調子に乗っていたら出鼻を挫かれた。
なんとか友達と合流。
地元の小学校からの友達で、他愛もない話をして夜を明かす。
ベッドが一つだったので段ボールで寝た。
なんか学生時代を思い出して楽しかった。
腰が痛くなった。歳をとったな。
【2日目:9/30】
[大阪やることない]
2日目。朝から友人宅を出るが、
これといってやりたい事もない。
朝パンを食べてゆっくりと会場に向かうことにした。
[会場に帰ってきた]
11時に会場に着いた。
ライブは18時からだ。
流石に7時間はどうしようもないと思った。
しかし、会場にはファンが多く、なんやかんやで交流するタイミングになった。
同い年の警察を目指す子。
四つ上の福岡から来たお兄さん。
推しメンが来月で卒業してしまう方。
大阪が地元で、友達とライブを観れることが楽しくて仕方ない彼。
服が大好きで、たくさんおすすめの服語ってくれた子。
1つの会場でも、それぞれの楽しみ方、
人生を辿ってここまで同じ目的で集まる
大袈裟な話だが、本当に奇跡的で尊いと感じた。
多くのファンに人と会話することで、
ある自論を持った。
「ヲタクは推しに似る」
見た目然り、雰囲気しかり。
なんかどこか似ているのである。
まぁ根拠はないし。
自論だが、なんとなくそんな気がしたって話だ。
[ライブ2日目]
また隣の席の方に声をかけられる。
私はその日、真紫のシャツを着ていたのだが
隣の方は全身真緑だった。
かなりポップな席だ。
「推しメン誰ですか?」
びっくりしてしまい、ボソボソと推しメンの名前を告げる私。
鞄をゴソゴソ探し始めたので、何されるかと怯える。
余ったグッズをくれた。
「あ!後これも!熊本のお土産です!!」
ファンの中で、出身地のお土産を交換する文化があることは噂に聞いていたが、
もらったことは初めてだった。
純粋に興味を持ったので、お礼をした後、
なぜこの文化が始まったのか聞いてみる。
「ぶっちゃけ、発祥理由はわかんないんですけど
僕自身ライブ前に隣の席の人に渡すと
お互い印象いいですし、楽しくライブ観れる気がして!」
なんて素敵な理由なんだろうか。
あくまでライブにおける観客は個々の時間と感じていたが、
この考えも悪くないし素敵だ。
ライブ後、こんなに楽しくお話しできるとは思いませんでした!
なんて言ってもらえた。嬉しい。
また人の優しさに触れた。
彼が福岡から来ていて何故か熊本のお土産だったことだけは最後まで謎だった。
そんなこんなで2日目は終わる。
旅行記のくせに、
本当に本当に大したことをしていない。
そんな2日目。
【最終日:10/1】
[買い物]
最終日となる。
友人は朝早くから出掛けて行った。
せっかく大阪にいるから観光でもすればいいものを。
特にやりたいことがない。
ヘッドホンを買いに行こう。
ヘッドホンが欲しくてすれ違う人見るたびに、
あのヘッドホンはどこのだとか調べてばかりだった。
名古屋で買えばいいものを。
なんばに着く。
「なんば」が。多すぎる!!!!!!!
普段なかなか電車の乗り間違えなどしないが、
大阪では何回か間違えてしまった。
お店に着く。
悩んだ末。買わない。
だいたいいつもそんな感じ。
[服]
帰るには早い時間。
せっかくだから古着屋を巡りつつ、
たこ焼きでも食べる。
先日のライブでメンバーが塩味のたこ焼きを食べたと話していたので食べる。
イートインにめちゃくちゃギャル2人が後から入ってきた。
なんか怖くなりアッツアツのたこ焼きをいっそいでたべる。
だいたいいつもそんな感じ。
昨日出会った彼に勧められた服屋に行きたかったが、名前を忘れてしまった。
変わりにずっと行きたかったバンT屋さんに行く。
まさか大阪で見つかると思ってなかった。
ずっと探してた好きなバンド「Foo Fighters」
のTシャツを購入。
かなりタイムリーなバンドだと思う。
まぁ今回は旅行記書き殴りなのでバンドの話はよそう。
それなりに帰る時間に良き頃なので、家族にチーズケーキを買って帰る。
[総括]
今回の旅で感じたのは、
なんとなく人とコミュニケーションを取ることが
得意とまでは行かないが慣れてきている気がする。
この世に生を受けて23年。
やっと人と話せる。
そしてなんとなく話しかけられることも増えてきた気がした。
話しかけられるってことは、それなりに威圧感のない人間なのでいいことなのかな。
プラスにとらえる。
そういえば母はめちゃくちゃ色んな人に声かけられる人だったな。
子供ながら謎だった。流石保育士。
人の優しさとか、プラスの面によく目を向けるようになったからだろうか。
年々マイナス思考がプラス思考になってきている。
人の温かさをひしひしと感じる。
歳だからか?まぁいいだろう。
[名古屋着]
新幹線の改札を出ると、
少年が改札に入りたくないと母に泣きついている。
どうやら改札の中でおばあちゃんらしき人が手招きをしているので、
母と離れるのだろう。
それが一時的なものなのか長期的なものなのかはしらない。
しかし、周りの大人や観光客が一定の距離を保って少年を見守っていた。
どこか皆眼差しが温かかった。
私もその1人だ。
がんばれ少年。強くなれ。
そんな気持ちが自然と湧いてきた。
果たして私は強くなったのだろうか。
何も思わず新幹線に乗って降りて帰ってきている。
いつになったって遠出するドキドキワクワクは忘れないようにしよう。
そんな気持ちを持って、電気屋へ向かう。
やっぱり。
ヘッドホンを買いに行こう。
だいたいいつもこんなかんじ。