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俺は、くたばらねぇぞ!

夏になると見たくなる映画がある。
それは、映画「パピヨン」。1973年に公開されたスティーブ・マックイーンとダスティン・ホフマンが共演した映画で、フランスの作家アンリ・シャリエールの実体験をもとにした同名の小説を原作の伝記犯罪映画だ。
物語は、無実の罪で終身刑を言い渡された金庫破りの男アンリ・シャリエール(通称「パピヨン」)が、南米ギアナの孤島にある過酷な刑務所からの脱獄を試みる姿を描いている。パピヨンは、偽札作りの天才ルイ・ドガ(ダスティン・ホフマン)と出会い、彼との友情を深めながら何度も脱獄を試みるが、そのつど捕まり独房に入れられる。
食べ物も減らされて、屋根を閉められ、それでもパピヨンは、虫をくらい、歯が抜けてしまっても、脱獄を諦めない。
すっかり歳を取り、最後に流された地は、激流に囲まれた小さな小島だった。そこには、同じように年老いたドカがいた。
最後の別れのシーン。ジェリー・ゴールド・スミスの名曲が流れる。「俺は、くたばらねぇぞ!」 暑い夏はそう叫びたくなる。

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