見出し画像

マインドコントロールは、あなたのすぐ側にある。

第二次世界大戦終結後は、西側と東側に別れ、共産国家と資本主義国家の戦いになった。それは、兵と兵、武器と兵器を戦わせる肉弾戦ではなく、インテリジェンス。情報と情報を戦わせる冷戦となった。60年代から80年代初頭は、この冷戦を題材にしたスパイ映画がたくさん作られて、私の好きなハードボイルドヒーローは、スパイ、カウンタースパイを渋く演じて、魅了してくれた。
中でも、映画「テレフォン」はチャールズ・ブロンソンが、ソ連のKGB秘密捜査官を演じ、ハラハラ、ドキドキ、スリル満点の映画になっている。

ストーリーは、ソ連が作り出した人間破壊兵器。普段はその土地の住人として暮らし、ある暗号を電話で呼びかけると、電話を受けた受信者は、その暗号がキーになり、敵地の破壊工作を行うという、とんでもない事件が連続発生する。その秘密暗号を盗み出したスパイを追って、ソ連から派遣されるのが、チャールズ・ブロンソンが演じるボルゾフ少佐である。

キーワードを聞くと、人が変わってしまうようになるのは、なにも映画の中だけの話ではない。ある組織に属していて、教義のキーワードをすり込まれると、そのすり込みに対して、反する話がでると、今まで温厚だった人が、急に顔色が真っ青になって、抗議する人を見たことがある。日常に潜むマインドコントロールとは、恐ろしいものである。

いいなと思ったら応援しよう!