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不撓不屈の精神が、ハードボイルドの原点だ。

しばらく見ないでいると、また引っ張りだしてきて、見たくなる映画がある。それがこの映画「ナバロンの要塞」である。古い映画だが、スペクタクルの面では、今見ても十分見応えのある映画である。

原作はアリスティア・マックリーンの小説を元に描かれていて、見る者はハラハラ、ドキドキの連続の冒険活劇であるが、特筆すべきは、映画「その男ゾルバ」で有名はアンソニー・クイーン扮するアンドレアの演技が、この映画のハイライトといってもいい。

もうダメか…。と思わせる場面で、アンドレアは、歌舞伎の勧進帳を思わせるような名演技で、ナチスの将校を翻弄し、その危機を乗り越える。

決して最後まで諦めない、不撓不屈の精神は、名演技になって表現されるものだと私は思う。

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