話題になったラーメン評論家のブログ感想文~不道徳とエコーチェンバー~


 はい。

そうですね、ひとりだけとか少数の人間にだけ苦しみを背負わせるのはよろしくありません。

 ということで、実際「文章としてひどくて最後まで読めない!!」という声が多く、編集者さんやライターさんという立場の方々も読み込むのに苦労されていた、例のあのラーメン評論家、もといフードジャーナリストを自称されている方のブログの話です。

 さんざん色んな人から擦られたこの話を何故こんな物書きの端くれが「なんで何番煎じで書くんですか?」というと、文体でギブアップされてその内容のヤバさ加減まで辿りつけてない人がいる気がしたので、その内容の記録のためです。
あと最後まで読んで、読み込んで、感想を書くだけで「すごいな」って言ってもらえそうだったので。

元の文章を「ちゃんと文章のわかる人が添削したらどうなるんだろう」という声も見かけましたが、頭の中でシミュレートしてみるとこれが難しいです。
だって『正しい謝罪』として添削するとなると元の文章で言ってないことを捏造して盛り込まないといけないんですね。
これに気付いた時に(本当にやべーなこの文章)と思いました。怖い。

 それではブログの文章を部分的に抜き出して引用しながら、個人的な感想を述べていきたいと思います。
最初に宣言しておきますが、おじさん構文とさんざん言われた文体の普通じゃ無さ加減は本当に本質の目くらましになってる余分ということで、無視して話します。


本題の感想文


それ、僕です!

 最初の段落のところなんですが、そもそもラーメン店の女性店主に対するセクハラ加害を行った人としてイニシャルで名前を出されてるのを受けて、なんですよ。
ご自分のブログの記事として出されているので公的な場所、公的な文書ではないにしても、その軽さで大丈夫なのかという不安がのっけから出てきます。


あとは「女、子どもには、手を上げない」が、僕の主義。
相手が男だったらまた違っただろうけど、女性なんで、男はじっとするものだと。

 これ、何かが違ってたら手を上げられるような話だったの??
セクハラをやった・やらないの話で「女・子供には手を上げませんから」という暴力の話に繋げられる、これだけでちゃんと会話が成り立っていない雰囲気を感じて不安をかき立てられます。


じっと黙って黙って、最後の最後でどこかの週刊誌に載せたら、けっこうギャラも貰えるんじゃないかという気持ちもありました(ていうかとても大きかったwww)
となると、お金とかを考えずに、純粋に自分のブログに載せておけばいいかな、と。

 自分がセクハラをしたかどうかの話を金に換えようとする人、初めて見たかもしれません。

 炎上系YouTuberですとか、同じジャンルの配信者の間で暴力沙汰になったり悪口言ったのなんだのっていう揉め事で注目を集めて、再生数稼いでお金に換える人はちょくちょく出てきますが、令和に年号が変わった今のご時世セクハラをやる人間にお金を稼がせる媒体ですとか、人は多くはないんじゃないかと思います。
無くはないんでしょうけれども。それこそ炎上系YouTuberはそれで多額の金が入って来るからやっているんだし、週刊誌の品性とかコンプライアンスも幅が広いので。


でも、書こうと思った本当の理由は、数名のとても親しい友人に同じことを言われたんです。
「ラーメン評論家が怒られてるけど、今、はんつ遠藤がきちんと何か言わないと、他のラーメン評論家に迷惑がかかるだろ!!」
あーー、その視点は全くありませんでした。

これ、本当に言った人が居たならその人はメチャクチャ後悔したと思います。というか正直な気持ちで言うならしてて欲しい。


梅澤さんの件は、まだまだ良いほうですよ。他の女性とか、もっとひどい。
これをきっかけにMe Too!!でしたっけ?どんどん出てくるかも。。。

 セクハラ加害を認めた上に
"他の女性とか、もっとひどい。"
で更なる加害の自白と被害の矮小化をコンボでキメてくるの、逆にテクニカルですよ。

特にヤバいなと感じたポイントその1です。
もっとひどいからなんだと言うのか。「貴女が受けた被害は相対的に大した事ないんだからピーピー騒ぐなよ」ってこと……?

 Me Too運動を揶揄するように触るのも触り方がまあ軽い。
「私も!」と被害を訴える人が今後増えてもこの人の仕事に差し障りが無い業界なんですか?ラーメン評論家界隈って。
でもまあ実際そうなんですよね。このような人が長年活躍して仕事貰って、あっちこっちで監修とかしてるんですよね。
そういう業界って思われるよ、ではなく既にそういう業界なんですよねもう結果として。


 それで、このラーメン店店主の女性が受けた被害の中で、
『首から下の写真を撮らせてくれと要求され、断ったがなんか勝手に撮られた。気持ち悪いし怖い、どういうふうに使われるかというのも』
という発言がありました。
それに対する言い分の発言群がこちら。
あいだに画像とか、抜き出さないでカットしてる文章の部分があるので飛び飛びな抜粋になりますが……。


この下だけ写す
これ、その頃、僕、Facebookで友達限定で「人妻シリーズ」というのを書いてたんですね。人妻と飲みに行くけど、結局、何もない。というシリーズで、けっこうウケてたんです。
最初にネタバラシをすると、人妻はマブダチで、結婚してるから当然に人妻なんだけど、実は飲食店の覆面調査員みたいのをしていて、カップルの案件の時に僕が呼ばれるんですね。
なので、おごってもらったというよりも、彼女も僕も払ってない。
(その場では払うけど、あとから振り込まれるみたい)
でも仕事の案件なんで、書けないじゃないですか。そこでふたりで考えた結果「そうだ、人妻シリーズにしよう!」となって、スタートした友達限定の企画ですw
ちょうど時期的に合うので、おそらくこの人妻シリーズの写真に使おうと思ったと思われます。人妻と飲んだみたいな。思われますっていうのは、テレビでも言ったけど、泥酔してるので覚えてないんですよね。写真撮った件すら覚えてない。

要は、内輪ノリで盛り上がってたネタを外に持ち出して、同意も取ってない相手の身体を撮って架空の人妻のストーリー文章をつけて、見ようによってはいかがわしく見える脚色をして楽しむつもりで撮った、と言うことなのでしょう。
私はそういう解釈をしました。

ラーメン店を経営してこのご時世にも負けず頑張ってる女性って、称賛や尊敬こそされてもこのような仕打ちを受けていい謂れって無くないですか????


 それこそ普段からフェミニストの方が憤っておられる「性的搾取」「性的まなざし」ってこういう事を指すのではないでしょうか?まして実在の人間に対してなので2次元のイラストの女性がどうこうという話と比べて、被害者は明確に存在していると確定しています。

フェミニスト・フェミニズムというのは本来は『男女同権主義』とも訳され、女性が女性であるというだけで男性から「暴力を振るわないでおいてあげている」などという扱いをされるべきではない、閉じたコミュニティ内で小突き回される仕打ちを受けてよいわけではない、対等な人間として見ていき合う社会運動を意味します(もちろん女性が男性に対して何をしていいわけでもなく『対等に』互いを尊重するものです、本来は)。

本来のフェミニズムが無視される・軽視されるとこういう仕打ちが出てくる、今まで実感していなかったところを実感させられました。
そして昭和から平成初期の時代にはまだ、このような言動というのはままあるもので今ほどには問題視されていませんでした。「20年前から意識がアップデートされず止まっているかのよう」と評価されているのは、その辺の古さが文体のみならず思想からも感じられるためでしょう。たぶん。

 今現在の時点では、フェミニストに属する人からの目立った声というのは見つけられていません。
今後動きがあるのかどうかは個人的に気になるところです。
「これはフェミニズム・フェミニストから見てどうなんだろう?」という疑問に対して、答えが出たなと思えるようなご意見が見つけられるといいのですが。


 2つ目の争点として、
『内装業者にお金を支払っていないと、事実無根の話を書かれた』
という店主さんからの被害の訴えがありました。
これに対しては以下の通り。


で、ここからが本当に不思議な話で、僕が聞いたのは梅澤さんの話と真逆なんです。
堀切菖蒲園の「麺匠 八雲」さんを手掛けた内装やさんが、すごく困ってる。
工事代金を支払ってくれない。
何度もお店に行って梅澤さんにお願いしても「私は分からない」の返答のみ。

そこで、内装業者さんは知り合いのラーメン屋さんに相談。
そのラーメン屋さんが僕に相談してきたという流れです。
で、ここ、テレビ朝日「グッドモーニング」さんに言いたいんですけど、ブログじゃないですよ。ちゃんと説明したじゃないですかああああ。Facebookの「友達限定」での書き込みですよ。。。
話を戻せば、相談されたことと梅澤さんが答えてることが真逆なんですね。。
これ、僕的には友達を信じたいので、僕のほうが正しいとは思ってます。ちょっと不安なのは、伝言ゲームみたいになって内装業者さんの主張→友達の主張→僕が聞いた内容が変わってきてる感もなきにしもあらず。
でも、僕は、思ったんです。
そもそも梅澤さんは知らないのかも?と。
2つめの内装業者さんがお金を払ってくれないと言ってる話も、
内装業者さんと梅澤さんの【会社】が取引していることなので、梅澤さんは何も知らされてなかった気が。。。

こればっかりは分かんないですけどね。
最後は単なる推測です。

 全部、又聞きと憶測でこの段落を書いてるの本当にすごいなって思いました。悪い意味で。

あいだに『知り合いのラーメン屋さん』が挟まっているのでいわゆる『1次ソースにあたって』いない状態なんですよね。
その状態で内装業者さんに確認を取っておらずに
"僕的には友達を信じたいので、僕のほうが正しいとは思ってます。"
は発信者としてあまりに危うい。
友達だと1度信じさせてしまえば、嘘を吹きこんでコロッと操作できてしまう人間だと自分から明かしにいくスタイルは中々できるものではありません。信用に関わるので。

 最初にこのラーメン評論家さんはご自身のことを『フードジャーナリスト』だと名乗られていたんですが、『ジャーナリスト』って取材とかしてちゃんとウラ取りとかする仕事だと個人的には思っていたんですけれども。
これくらいの責任感と意識で勤まるご職業だったんですね。
世の中の物書きにとってはある種、希望のある話になったんじゃないかなと思います。誰でも文章で食っていける可能性を感じさせました。


あ、多くの方は梅澤派だと思いますが、たま~に、はんつ派がいます。
なんというか、熱狂的すぎて困る。あ、いや、ありがたい。いや、ちょっと困る。。い、いや、とてもありがたい。。。
なんというか、たまに梅澤さんを攻撃する人がいますが、それは違うよ。

いいんです。このままで。
女、子どもに手をあげては、いかんです(きっぱり)

 「女・子供に手を上げない」って2回も言わなくちゃいけない事なんですか????

特にヤバいなと感じたポイントその2です。
重ねて言わないと女性に手を上げかねない集まりなんですか??
読んでいた中で、この点の強調に恐怖を感じた人・違和感を覚えた人も居たんじゃないかと思うんですが、自分もそうでした。

『女なんて1発殴れば黙らせられるけど、しない主義だから暴力を振るわないであげている』を、言い方を変えて書いているんじゃないかと感じたんですよね。

これは思考を続けていくと、『根底では相手に暴力を振るうのは、したい事だと思っている』ととれるわけで、いつ理屈をつけて『だから殴っていいと思った』に辿り着かれるかわかったもんじゃない。
そういう気配を感じたので読もうとした人が怖くなったんじゃないかな?ともっともらしい理屈を考えてみました。普通に怖いですよね、いきなり殴ってくるかもしれない人間なんてね。


あと、本人はいたってそんなつもりじゃなかったんですが、期せずしてラーメン評論家さん、フードジャーナリストさんたちにはご迷惑をおかけしました。申し訳ございません。

冒頭の「言ってないことを捏造して盛り込まないといけない」がここです。
特にヤバいなと感じたポイントその3です。
身内にぺらっと軽く一言謝るだけで、ラーメン店店主の女性に対する謝罪の言葉はこのブログ記事の中には存在していません。
なのでどうか間違えないでいただきたいのは、この問題のブログは『謝罪文』ではない、ということです。謝罪してないので。

このため、「添削してちゃんとした謝罪文にできないのか」というネットのご意見に関しましては、
「謝罪をしてないものをしたものに捏造して作らないといけないので、その方向で直してったらそれは添削ではなく作り直しの域になります」
と答えるしかないんじゃないかなと思いました。


C級ホテルってラーメンよりも非常にヤバい人たちが経営しています。そこを否定していくことで、ラーメンよりも非常にヤバい、下手したら殺されちゃう領域ですが、僕はそれでも構わないというか、それでもやりたいし、少しずつですが旅行サイト【TRAICY】で否定的なコラムも書いてるので、今後ヤバそうですが楽しいです♪
C級ホテル評論家の仕事が増えるといいなぁ。。。

結びの段落で仕事が減る心配どころか、増える希望を口にする感覚。
同じ立場に置かれて、これぐらい仕事と金が増える想像を膨らませるポジティブな感情になれますか?
ぼくは無理です。


もちろん飲みながら書いてたので、誤字脱字ハンパない気がしますが、ご容赦ください。

これももうさんざん指摘されている点ですが、そもそも酒を飲んでやらかした事の話をされているのに、飲んだ状態で文章を書いて公開するのは果たして良い選択と言えるでしょうか。
おそらく寝て起きて推敲する、というプロセスも挟まれていないのでしょう、推敲の大切さがわかります。やらないとこういう文章を世に出して後戻りができなくなるんですね。


 はい。
長ったらしさに関してだけは、まーた人の事を何も言えない長さになりましたね。5500字を超えるな。あまりにも改善が見られない。

とりあえず、ブログの引用と感想に関してはこれで終わりです。
後は個人的な余談なので読まなくてもいいやつです。ここまで目を通していただきありがとうございました。お疲れ様でした。
正気を保つのに自身がある方は、ご自分でも当該のブログに目を通すチャレンジもやってみてはいかがでしょうか?勉強にはなりますよ。色々と。


一旦ブログの話から離れて、今回学んだこと


 こういう『ホンモノ』の文章を見るにつけ、自分の頭の中からこのような考え方の人間、あるいは文章はつくづく自然には出ないなと痛感します。
何故出ないのか?を今回改めて考えていたのですが、つまりは『不道徳を意図して作るのが難しい』という答えに落ち着きました。

『非常識』は作れる、常識は条件を整えれば捨てられる気がするんですよ。
国とかが違えば社会が違うので、『社会通念』とも呼ばれる『常識』というのは、実はときには、絶対に殉じるべきものでもない、無いと恥ずかしかったりおかしいが「怖い」と言うほどのものじゃない、というのが『常識』なので。

一方で『道徳』というのは、それを捨てたら人間としてどうか?という次元になる、もうちょっと根っこのところに在ります。
『常識』が服なら『道徳』は内臓(特に心臓)、くらいの差かなと個人的には捉えていて、道徳なくして生きているヒトを人間は基本的に考慮しておらず、もし居たとしてもそれは道徳のあるヒトと同じ生き物だとは思えない、という道徳教育が根底に、多くの人にちゃんと根付いているからなのかなと。
こういう個体に対してヒト以外のなんらかの生き物がヒトの形をして動いて喋ってるように感じられて、生理的な恐怖感が湧いてくるのかな?だから意図的に不道徳になろうとふるまうのは、ヒトから外れまいと無意識に脳がセーフティを働かせるので難しいのかな?って思いました。
例えるならゾンビを現実に目の当たりにしたようなもんです。そりゃ皆「怖い」って言うわ。

 そう考えると、『教育』ってやっぱり大事だしすごいんだなあとスケールのデカい気付きを得た気がしたので良かったなぁと思いました。
多くの人間は弱者とされる対象に対する暴力などが、自然と自身の内から湧き出る嫌悪感によって抑制できている。想像しているよりすごくて価値のある事なのかもしれません。


 「いやー自分には道徳心があって良かった~あんな風にはならないぞ~」と、ブログを見て思った方もいるかもしれません。
でも人間社会というのは、ときにその道徳心を麻痺させる働きも発生するので、実は全くの他人事でもないのです。
それが今回の炎上でちらほら口にされる単語、エコーチェンバーです。

 ブログの中で何度か「フェイスブックの友達限定公開の中での話」という説明がありました。
全体を通して「酒に酔っていてやった事だから」と「フェイスブックの友達の身内の輪の中で盛り上がっていた事だから」の2つを持ち出して、【自分】が悪い事をしたという認識を真正面から受け止めていないと印象付ける文章になっています。

雑に言えば、
「全体公開にしないで内々でやってたことをバラして外野がグチャグチャ言ってこられて困っちゃったな」
「あの内輪の中では悪いって言われてない事なんだから悪くないに決まっている」
という考えがあの文章の裏に在るように見えませんか?ということです。


 これが散々色んな炎上事件で言われている、エコーチェンバーの怖いところです。
自分の発言を肯定しかしない人を集めて、自分が何をしても間違ってないと周りが言ってくれる空間を作り上げることが叶えば、人間の道徳心というのは底なしに堕ちっぱなしになれる。
周囲の人間は、人間ひとりの道徳心を無限に失わせることが可能である。
そして加担する人間が多ければ多いほど、責任は分散され立ち止まる機会が遠のき、囲んだ人間ひとりに向けられる増幅は加速、あるいは熟成されていく。

というのがこの件でまたひとつ実例として出てきたわけです。
自分がSNSや日常社会で属しているコミュニティが健全かどうか?を改めて考える大きな参考データになるでしょう。

人妻シリーズなどと言ってコメント欄で持て囃された結果が無断撮影だし、女性に対する暴力を「しないであげてる」という態度なのも、3000人規模のコミュニティで強い男性性を誇示するために女性というサンドバッグを用意して概念的に拳を振り上げるパフォーマンスを繰り返していたらウケた、という感じだったんではないでしょうか。

「内輪のことだから」といくら言ったところで、増幅された思想は外の人間との関わりにしっかりフィードバックされていくよ、自分で思うほど外と内の考えの切り分けなんてできるわけないよ、というのを私達も今一度考えて、特に他者への攻撃・他害を含むエコーチェンバーに自分が取り込まれていないか?は、また別の炎上がどこかで起きた時や、誰か他者への攻撃に同調を求められた時・求めようとした時などに今回の件を他山の石として活用し、「こうなってはいけないな」と思いとどまれる助けにできなくもないんじゃないかなと思います。

 このラーメン評論家さんは55歳だそうで。人生の先輩としても今回の件は非常に勉強になったのでその点ではありがたいことだなぁというのは、正直に認めておきたいと思います。
年上として生き様と道を示していただけるのは、若人に進むべき道・進んではいけない道を教えるよい指標となるんですよね。いや本当に。


なんかそろそろ「いつものやつ」って言えそうな続報が来ましたねって話


 慎重に自分なりにこれでも推敲しながら書いているので、書き終るまでに事態が動くんですね。何度目だこの流れ。
ラーメン評論家から被害を受けていたラーメン店店主の女性から、このブログを受けてのコメントが出ました。


やっぱご本人の発言が一番簡潔でわかりやすいんだなあ。
問題点をちゃんと全部抑えて、それでも感情的になりすぎるのをこらえて声を上げられている……立派な方ですよ本当に……。

 そしてその数時間後、ラーメン評論家の方からブログの記事が上がりました。今回のオチです。


はい。

 読みましたよ。読まずして意見を言うのはエアプだから。ちゃんと目を通しましたよ。

やっぱり謝罪はしてないし、「炎上でアクセス数増えた~~~!!!!うれし~~~!!!wwww」

って言ってただけなので読まなくていいです。
炎上元になった記事は酒でやらかしている人間が酒を飲みながら書いたもの、という前提がありましたが、今回はシラフでこの文章です。


 他のラーメン評論家を名乗る方々、コメントとか意見とか出せというわけではないです。「自分は関係無いし」とお考えの方もいるかもしれません。

ただ、彼よりいい仕事ができるぞと、このような人間が食っていけてお金が貰える業界だとは思わないでくれと、仕事を奪いにくる気概をここで見せていかないと「お前ラーメン評論家みたいだな」がかなりパワーのある罵倒や侮蔑を意味する言葉になる流れが、止まらないんじゃないかなと今危惧する気持ちでいっぱいです。

 やっぱ自分が悪いことしたらギッチリ怒って叱ってくれる人というのは、居ないといけないんですね。
そのありがたさを噛みしめて、今後も慎重によく考えてものごとは言ったり書いたりしなきゃなと改めて思う出来事でした。

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永春
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