【オモイカネ杯】Vtuber界隈のみんな~!ガチのクイズ大会が見たいか?あるぞ~~~!!!
昔っから、テレビでクイズ番組は一定の人気を得ている。
古くは「クイズダービー」から始まり、「アタック25」「タイムショック」「高校生クイズ」「99人の壁」「平成教育委員会」などなどなど……。
単純なクイズのみならず、「マジカル頭脳パワー」「IQサプリ」などの頭の体操的な・謎解き系も含めれば、今まで・現行含めて挙げられる番組名は数多い。
テレビにおいてもこうなのだから、別のエンタメ業界、そのうちの1つ、Vtuber界においてもやはりクイズというのは盛り上がれるコンテンツとして評価されている。
例えばにじさんじ公式の番組「にじクイ」、見たことある人も多いだろう。
また、quiz<test<exam、ということでテストもクイズと言える。
となれば、どっとライブ公式の学力テスト、天開司・因幡はねるが開催していた学力テスト(通称「Vakatuberは誰だ」)もクイズ企画である。これも楽しんで視聴した覚えがある視聴者は万単位、どころか十万単位で存在しているはずだ。
で、あれば。
で、あればだ。
もっと評価されるべきなんじゃないかなあ!
この、2022年5月28日に第5回目が開催される、
"あらゆる分野の広く深い知識を問い、バーチャルの"知"の頂点を競う難関クイズ大会"
Vtuber思惟かね氏主催のオモイカネ杯というクイズ大会、もっとたくさんの人に見て欲しいって思うんだよねえ!!!!!
はい。
今日はそういう布教の記事です。
実際、オモイカネ杯の何が見ていて面白いのか、具体的な話をしていこう。大きく分けて3つある。
まず一つは、出題される問題そのものの尖りっぷりだ。
マニア、カルト、ニッチといった単語が似合う難問の数々を、
「わからん!聞いてもなんもわからん!!!」
とゲラゲラ笑えるかでオモイカネ杯が口に合うか合わないかが決まる、という面は正直あるだろう。
例として、前回の第4回オモイカネ杯に出場なさっていたラテン語たん氏のnote記事をご覧いただきたい。
オモイカネ杯本戦では出場者の皆さんが問題を持ち寄り出題するのも特徴なのだが、このラテン語たん氏から出された『問題19』の画像の衝撃たるや。ぜひ1度目を通して欲しい。
このように、「すまねえ日本語以外はさっぱりなんだ……!」と言いたくなるような問題や、「やべえな、日本語で書いてあるのに読んでも理解できねーぞ」と天を仰ぎたくなるような問題もオモイカネ杯ではそう珍しくない。特に数学と科学はわかる人が聞かないとなんの話してるかもうわかんねぇなこれってなれるぞ。
人間……いやVtuber界だと人間ではない人も居るか、とにかく知的生命体が集まって極まった知に挑む様を見たい人には、楽しめることうけあいのクイズ大会となっている。
この生半可な雑学持ちでは刃が立つ気がしない、ガチの難問たち。
だがしかし、配信を見ていくと、全てではないがこの難問たちを解く糸口は、案外無いことはない。別の言い方をすれば、複数の正解に至るルートがあるのが見えてくるのが面白いところの二つ目だ。
オモイカネ杯本戦で1度はまず出る形式の問題で例を挙げよう。
次のキーワードに共通する数字を答えなさい。
「アメリカ独立宣言」
「幸福追求権」
「ホウ素/アルミニウム/ガリウム」
「アポロ計画」
(第2回オモイカネ杯決勝問題より引用)
全てのキーワードを熟知していなくても、どれか1つに対して理解が深ければ推測から答えにたどり着き得る。
出演者それぞれの極めた知の活きようを見たい・魅せたい、そんなオモイカネ杯の想いが見える出題傾向だ。
あるいは、今回の予選に出てきた多答問題。
世界の航空会社のうち、2018年の旅客数で上位30位に入っているものを8社以上、好きなだけ答えなさい。(誤答による減点はしません)
(第5回オモイカネ杯予選問題より引用)
これを答える正攻法は『世界の航空会社を余さず知る』であるだろうが、実は、ある一つの雑学を知っていれば、誤答による減点が無いためとにかくその雑学に基づいて『答えを大量に書き並べて力押しでもぎとる』ことが可能になっていた。
ただし本当に全力で実行されていたら採点する主催はブチ切れていた模様。
詳細が気になった人は冒頭に貼った予選結果発表の配信アーカイブをぜひご視聴ください。
視聴者側からも「この人の名前が出てるってことは答えはコレ?」「この神話が関係してるならある程度搾れるけど……合ってるかなあ?」と、自分の知識で挑んで届かないこともないイイ感じの問題もいくつかある、難しいことには間違いないが、実はけっこう繊細に問題の難易度調整がされているのがオモイカネ杯である。
ゲームやサブカル分野からの出題も1問は出てくるので癒し問題を当てて気持ちよくなれる時間もあるのが、やさしくて良いところ。
俺たちがわかる問題を知識人は解けない、そんな瞬間を目当てに見に行くのも楽しみ方のひとつだろう。
そして三つめのここ好きポイント。
オモイカネ杯に出場するVtuber達は、皆いずれ劣らぬ知識人なのだが、その立場・肩書き・得意分野は実に多彩だ。
ホンモノの弁護士の方からウィキペディアンまで、振り幅の広い人材が同じ場所に集まれるのがオモイカネ杯であり―――今のVtuber界、そのものの縮図とも言えるだろう。
歌と・踊りと・ゲームばかりがVtuberじゃない。
学びがあり、マニア・オタクがいて、真面目なコンテンツが作られ、ときには真面目に不真面目で楽しくふざける。
色んなVtuberがいて、色んな楽しみ方ができる、広大な多様性の沼。
であることを圧縮して手っ取り早く楽しくイイ感じに分かるのが、オモイカネ杯。
そういう部分もあるんじゃないかと個人的に思ってるんである。
いやほんとに歴代出場者とか見てるだけでも面白いですよ。色んな分野の野生のプロがゴロゴロしてて世界広くて深いなってしみじみ思えるよ。オススメです。
ともあれ、カルタゴは滅ぶべきであるし(この記事のために今まで出題されていた問題を閲覧してたらコレが出てきてすごい面白かったです)、オモイカネ杯は人々にもっと視聴されて欲しいんである。
第5回本戦まではまだ少し時間がある。それまで前回大会や過去大会も見てこういう感じなのかと雰囲気をつかんだり楽しんだりして欲しいし、本戦もリアルタイムで激闘の様子を見届けたり、アーカイブで出場者の悲鳴やため息を味わったりしていただきたい。
そんな感じでよろしくお願いします。
本当にもっと人気出てくれ~~~!!!絶対面白いんだからさ~~~~~~~~~~~~!!!!!!!
えっサポートしていただけるんですか?ほんとぉ?いいの? いただいたサポートはものを書くための燃料として何かしらの物体になります。多分。