見出し画像

PJCS7-3完走 日本一のムゲンダイナ使いの歩み

はじめに

こんにちは、 Mキントンです。 

普段は愛知県の名古屋駅周辺や大須で仕事帰りにポケモンカードをしているエンジョイポケカプレイヤーです。

このnoteは全文無料です。

本格的な構築記事では無く、私とムゲンダイナの出会いから今日までを綴った自己満紹介文になりますが、自分のムゲンダイナに対する構築論(採用理由や立ち回り等)もできる限り記載しますので、そちらのみを読みたい方は下まで飛ばす事を推奨します。


ムゲンダイナを使い始めた理由

2年前の2020年7月、当時5歳の子供がコンビニでホエルオーv のスタートデッキに興味を持ち、「買って欲しい」と言われ、手に取ったのがポケカとの出会いでした。

私自身30代半ばになりますが、小学生の頃にポケカにはほとんど触れておらず、本当にゼロからのスタートでした。

幸いポケモンコンテンツは家族皆んな大好きで、剣盾ゲームの方は子供とやっていたので、カードゲームについても「子供との思い出にもなるし、自分も楽しめそうだし、やってみよう!」といった感じで始めました。

その時に、スタートデッキと一緒に買った拡張パック、それこそがムゲンダイナvmaxが収録されていた「ムゲンゾーン」です。

初めてのBOX開封を家族でした時は、本当に楽しかったのを覚えています。どんなカードが出ても大騒ぎして、子供は空き箱と添い寝してました笑

私はネットを使って構築を調べたり、YouTube(主にはだんのうらさんの動画)などを見たりして、ジムバトルに出てみようと思いました。

初めてのジムバはスタートデッキのホエルオーv を少し改造したデッキで挑みました。

子供を膝上に座らせながら「初めてのジムバトル参加です、ご迷惑かけないように頑張ります」とお相手に伝えると、笑顔で優しく教えていただきながら対戦してくれた事を今でも覚えています。

ちなみに対戦内容はお相手のタチフサグマのブロッキングにより惨敗しました笑 当然知らなかった。。

その後、勤務地の名古屋駅周辺のショップでも仕事帰りにジムバトルに出るようになりました。

(この時は、ボスの指令もデデンネGXも入ってないホエルオーv を使ってて、ポケカダイスを3つ同時に振ってチンチロデッキとよんでいました笑)

貰ったプロモパックを子供達と開けるのも楽しみの一つとなり、勝ってもっとたくさんのパックをもらえるようになりたいと思いました。

勝つために環境デッキを作ろうと調べていくと、当時は三神ザシアンデッキが猛威をふるっており、三神ザシアンデッキを作ろうと思い子供に相談すると、

「絶対にムゲンダイナデッキがいい!!」

でした笑 剣盾のボスであるムゲンダイナの魅力に子供はメロメロだったのです。

私はムゲンダイナデッキを調べて行くうちに、ポケモンをたくさん並べて殴る単色デッキという点と、クロバットが4枚入っていて事故り辛い点が初心者にも使いやすいデッキだと思いました。

何より事故ってしまったらポケカを楽しめないのが嫌で、安定感が高いというのが決め手でした。

最初に購入したムゲンゾーンのBOXから出たムゲンダイナvmaxを入れて、デッキパーツを集める事にしました。(当時はボスの指令やクロバットが2000円超えており、苦労しました笑)

その後、はじめて作ったムゲンダイナデッキで地元のジムバトル(参加者4人)で初優勝を飾ります。

その場で子供にすごく自慢したのですが、店内の他のコーナーが気になるらしくてあまり注目してくれなかったです。しかしながら、初めて自分で悩んで作ったデッキでの事だったので、嬉しかった気持ちは忘れてないです。




はじめてのCL(横浜2021)で完走

ポケカを始めて2ヶ月半、チャンピオンズリーグというものに初応募し、なんと当選してしまいます。

右も左もわからない状態で、どういう大会かもよく理解していなかったのですが、とても当選率が低い事は、ジムバトルで出会った友人達から聞いていました。

嫁と子供に相談すると、

嫁「行きたいんでしょ、行ってきていいよ」

子「パパ、僕が出したムゲンダイナ使ってね」

とても嬉しかったです。

すぐに準備するのですが、「勝てばday2進出、3回負けたらお帰り下さい」のルールに、帰りの新幹線予約どうすんの?!となったのを覚えております笑 (当時やっていたGOTOプランでは、帰りの新幹線の時間まで先に予約しないといけなかったです)

もちろん優勝した時の事まで考えて、2日目の1番遅い時間の新幹線を予約しました笑

そしてCL横浜2021へ、使ったデッキはこれ

画像1

今では懐かしいBレギュのカードが入ってますね。当時は三神ザシアンとズガドーン、セキタンザンなんかが流行ってました。

初日の6戦目までで4-2となり、勝てばday2進出、負ければ敗退という一戦の前に嫁と子供から電話がかかってきたのを覚えています。

子「パパ頑張って!」

めちゃくちゃ気持ちが上がりました笑 そして見事にポケカを始めて2ヶ月半でday2 進出を果たすのです。(最後はボスの指令を引けば勝ちの場面で、引けた瞬間に興奮して立ち上がったのを覚えております笑)

2日目は自分的にウイニングラン状態でした。初日に2敗しているので、決勝トーナメントは現実的では無かったため、純粋にポケカを楽しんでました。

結果、9-4で87位で終わり、プロモカードのイエッサンvを子供へ見せつけてやったのです笑



はじめてのシティリーグとCL愛知2021

CL横浜で結果を出し、調子に乗った私のはじめてのシティリーグは2-3で惨敗に終わります。

構築はもちろんムゲンダイナで、上記リストの無人発電所2枚をフラダリラボ2枚へ変更したものでした。

当時はガラルマタドガスが収録されたシャイニースターvが出た直後で、ドガスダイナが猛威をふるったタイミングでしたが、練習時間も少ない家庭持ちの自分には満足に使えておらず、CL横浜での実績を重視して挑んだのを覚えております。

負け越してしまい、やはりCLはビギナーズラックだったのか?自問自答し、私は猛烈に勝ちたい意欲にわきました。子供からの尊敬の眼差しを守るためにも笑


そして次のCL愛知2021(2021年3月)にまた当選したのです笑 連続当選は友人達からの非難が計り知れなかった。。

そしてCL愛知2021に持っていったデッキがこちら

画像2

ムゲンダイナにガラルマタドガスを入れたドガスダイナです。

当時は「双璧のファイター」環境で、ビクティニvmaxが主軸のデッキや、連撃ウーラオスがナゲツケザルで強化されて猛威をふるっていたり、三神ザシアンにクラハンが入ったり、ガラルサンダーvを入れるのが流行っていました。

そんな逆風の中でムゲンダイナを持って行くのはかなり迷いました。しかし、他のデッキの練度や、愛着があるかどうか、何より友人達からダイナのイメージが付いている故の後押しなどがあり、連撃ウーラオスはマッチ切りと割り切ってダイナを持って行きました。

子供もムゲンダイナって言ってるし笑

結果は7-2の82位で見事に完走

連撃ウーラオスには一度もマッチせず、クラハン三神ザシアンに5回マッチするも、全て勝利するという豪運でした。(クラハンは普通に5割でしたがタイミングが良かったです)

とはいえCLを2連続完走し、このすぐ後に出場したシティリーグアディショナル(シーズン2)でも、同様の構築でベスト4となり、ますますムゲンダイナに対する愛着や友人達からのムゲンダイナ使い目線が強まり、他のデッキを練習する程時間が取れないなどの理由もありますが、今後もムゲンダイナをメインで使っていこうと固く思った時でした。



シティリーグ3〜4とCL福岡2022


この頃ポケカには大ブームがきており、「イーブイヒーローズ」を入手するのには、すごく苦労したのを覚えております。私も友人達と深夜から並び、やっとの思いで入手したのもいい思い出です。

そしてブラッキーvmaxの登場です。

公式が発表してからすぐに既存のムゲンダイナとの組み合わせを検討しました。現四天王のサイトウコウセイさんが竜王戦で優勝されたり、有名YouTuberの方々も動画を上げておりました。

自分もこの後に出るシティリーグ3とアディショナルⅡ(シティリーグ4)ではダイナブラッキーを使いました。

画像3

この構築でシティリーグ3は準優勝(決勝戦はCL愛知2022の優勝者)、シティリーグ4は上記からポケモン通信3枚とスーパーボール1枚をハイパーボール4枚、スーパーボール1枚とポケモン入れ替え1枚をうねりの扇2枚に変更し、ベスト4となりました。

そして2021年11月に開催したCL福岡にまたしても当選します。CL愛知2021から約半年ぶりの大型大会です。友人達の中には一度も当選していない方も居られたのでそれはもう。。泣

CL福岡では5勝した賞品のプロモカードもビクティニv に変更されており、なんとしても欲しかったので気合いを入れました。

環境的には白馬スイクンが猛威をふるっており、ほぼ採用されている頂きへの雪道がかなりのムゲンダイナメタカードになってしまっていました。

しかしながら、黒馬バドレックスやミュウvmaxの登場で、連撃ウーラオスが激減しており、雪道には混沌のうねりがあるため、皆が思っているほど立ち位置は悪くないと思っていました。


結果は3-3で敗退。

やはり甘くは無かったです。三神ザシアン相手に自分のマリィで事故したり、ミュウvmax相手にボスの指令を引き負けたり、ガラルサンダーv入りの連撃ウーラオスにマッチしたり、途中で帰るのが悔しかったのを覚えております。

ただ、ムゲンダイナがこの環境でもやっていける手応えは感じました。シティリーグでも結果出ているし、やはりポテンシャルはあるなといった感じで、落ち込みはしなかったです。

ちなみに嫁からは、遠方へ行かせてもらえた代わりに恐ろしい量の家事仕事をしたのは今も同じです笑


シティリーグ5とCL愛知2022

CL福岡では3-3で敗退してしまいましたが、シティリーグではそうはいきません、シーズン4までに準優勝1回、ベスト4が2回とCSP的に優先権を狙える位置にいる為です。

2022年3月に出場したシティリーグ5では、アルセウスvstarとミュウvmaxの環境となっており、次点でWTBが流行っておりました。

もちろんムゲンダイナにも強化カードが加わりました。とりひきレパルダス、ダイケンキvstar、ダークパッチです。ムゲンダイナはここに来てバリエーションが増えて構築の幅が広がり、嬉しかった覚えがあります。

そしてシティリーグ5で使ったデッキがこれ

画像4

ここに来て初めてムゲンダイナのラインを4-4から3-3にしました。

ダイケンキvstarはムゲンダイナに依存しないアタッカーとして機能するため、弱点対面などはムゲンダイナを場に出さなくても立ち回れる様にしたのです。

また、アサルトゲートのフーパはかなり前からあるカードですが、後攻1ターン目にメッソンとメロエッタを倒せ、倒せないvポケモンにもダメカンを乗せとく事でダイケンキの援護になる事ができ、落とされてもダークパッチからムゲンダイナやダイケンキを起動させて行ける為、とても有効な役割をしてくれると考えました。

結果は予選全勝の1位通過で、トナメ1回戦敗退のベスト8でした。

アサルトゲートのフーパが狙い通りに大活躍してくれました。

これで優先権の圏内維持となり安心していると、ビックニュースが飛び込みます。

CL愛知2022当選通知です。

前回のCL福岡に当選していた為、まず落選すると思い込んでおり、嫁にも話してなかったのですが、まさかの当選。

友人達の中でも、一人だけCL福岡に当選した自分が、またまた一人だけCL愛知2022に当選したのです。これで当選率は7分の4となり、友人達からの非難は恐ろしい事に。。笑


そしてCL愛知2022、デッキはシティリーグ5の上記と同じダイナダイケンキです。

もはやこの頃になるとムゲンダイナ以外の選択肢は全く無く、新カード発表後もまずはムゲンダイナに入るかどうかだったり、ムゲンダイナでどうやって立ち回って行くかだったりと、ごく自然と考える様になっていて、YouTuberの方々が出すtier表を見るたびに不安にはなるのですが、子供の

「パパはムゲンダイナデッキだよね!」

を聞くたびに奮起していました笑


しかし、結果は3-3で敗退。

滅多にした事ない種切れ事故と、あと1枚が足りずの負けが続き、縦引きのデッキで勝ち抜く難しさを再認識するのでした。

裏工作が羨ましい。。笑


ちなみに落選すると思い込んでいた為、嫁からすると不意打ちを喰らった形となり、行かせてもらうために恐ろしいほどの家事をry。。。



PJCS優先権をかけたシティリーグ6

正念場です。

おそらくベスト8で優先権が微妙なラインで、ベスト4で固いという感じなのは薄々わかっていました。

ここまでムゲンダイナ一筋できてシーズン最後のシティリーグ、悔いない様にするには勝つしか無いのはわかっていました。

環境はミュウvmaxとパルキアvstarの2強。

一方で自分が使うデッキがこちら

画像5

パルキアに対してアサルトゲートのフーパではスピード負けする事が多かったので、相手の手札や引き依存になってしまいますが、ガラルマタドガスを使って相手の動きをとめるドガスダイナを選択しました。

どちらかというとブラッキーやダイケンキなど、自分の動きで試合を決めれるムゲンダイナデッキを好んでいましたが、相手の引き運次第で解決されてしまうマタドガスを使うにあたって、物凄く試行回数を重ねて研究し臨みました。詳細は後ほど参照。


結果は予選3-1で決勝トーナメント進出、トナメ1回戦敗退のベスト8でした。

トーナメント1回戦の相手はハピミルで、後1ボスパワフルでドガースを倒されたり、後1、後2と雪道貼られたり、クラハン表されたりと、ボコボコでした笑

半分マッチ切りしていたデッキタイプだったため、仕方ないと納得し、CSPも最低限は取れたのであとは優先権ラインに残れるかのお祈りとなりました。

それはもう毎日祈ってました。


そしてCSPの締切数日前、プレイヤーランキングは199位になってました。。泣

奇跡が起こるわけもなく、締切日には200位を僅かに超えてしまい、優先権はなくなったのです。。泣


せっかくムゲンダイナ一筋で頑張ってきたのに、、せめてスタートダッシュがあれば、、

この時の心境は絶望感一杯でした。

流石の嫁も、今回は慰めの言葉をかけてくれていたのを覚えてます。

今までCLに4回も当選していたので、そこで運を使ったんだなと思い、なんとか自分を納得させていました。


しかし、


しかし、神様は見捨ててはいませんでした


まさかのPJCS当選の通知が来たのです!!

※後にギリ落ち順位のほぼ皆んなが当選している事を知り、サイレント繰り上げがあったのかもしれません。


とにかく、うおー、よっしゃー!!


テンション爆上がりました。


「最強のムゲンダイナでPJCSへ乗りこんでやる!!」

嫁、子供、友人達へそう宣言し、少しでも時間があればパルキア対面の練習を開始。

それはもう数え切れない位やりました。


私はPJCSで勝ちたいんじゃない、ムゲンダイナを勝たせたいんだ!!

数々のムゲンダイナ使いの方達が、環境が変化する度に挫折する中で、こんなにもムゲンダイナデッキを使い続けて、ここまで来た奴がいるんだってのをとにかく見てもらいたい!!


今回のPJCSでムゲンダイナはレギュ落ちしてしまうでしょう、来シーズンの公式大会からは別のデッキを握ると決めていたので、本当に、本当に最後のムゲンダイナでの公式大会、お別れの大会。。

そう思うと、これまでのムゲンダイナとの思い出がよみががえってきて、、涙




PJCS2022で使用したムゲンダイナについて

長くなりましたが、ここからは今回のPJCS2022で使用し、7-3で完走した日本一のムゲンダイナ使いの構築とマッチング紹介になります。

使用デッキレシピ

画像6

ではまずポケモンの解説から

・ムゲンダイナラインの4-4採用について

ムゲンダイナデッキで、ネットに出回っている優勝構築を見ると、ほとんどが3-4、もしくは3-3の採用になっています。
確かに「1試合に2枚のvmaxが使えれば良い」というのはその通りなのですが、そこに「2ターン目に必ず進化させたい」という条件が加わると4-4採用がマストだと私は思います。

ムゲンダイナデッキを使っている方なら2ターン目に進化できるかできないかは、戦局が決定する程のターニングポイントになり得るとご理解できるはずです。

私は2年間ずーっとムゲンダイナデッキを握ってきましたが、3-4と4-4では明らかに2ターン目進化できるか否かに差があります。


よくあるケースなのですが、先行1ターン目の手札にムゲンダイナラインは揃っているが、エネルギーが無い時というのがあります。

その際、クロバットっでエネルギーを引きにいくのですが、ボールでムゲンダイナvmaxを切って良いのかどうか?という点です。

4枚採用であれば何の憂いもなく切っていけるので、ここは妥協してはいけない部分だと思ってます。

同様の内容をYouTuberのサーニーゴさんが動画で話しており、共感の極みで嬉しかったです。


・クロバット4

これは必須です。裏工作の様な詰み将棋デッキに対抗するには圧倒的縦引きシステムを使うしかありません。フュージョンシステム然り。


・ドガスライン3-3採用

今回のデッキの核。ドガスを制するものが試合を制す。ドガスがパルキアに対してどの位有効なのか?これを割り出すためにパルキア対面を死ぬほどやりました。立ち回りについては後ほど記載します。

正直ドガースは4枚目が欲しかったです。。


・ガラルジグザグマ3

3枚目要りますか?と質問もらいましたが、必要だと思います。

理由は単純に使うシーンが増えたからの一言につきます。
本大会でパルキア戦は全てにおいてザグマを使って、パルキアのHPをダイナの圏内に調整するようにしておりましたし、パルキア戦では当然2体目、3体目も出てくるので、ザグマは2枚は必須。

また、バッドポイズンを使う際にもザグマで調整して倒したりもするので、サイド落ちのケアや諸々の使用シーンを考えると3枚はかなり重要だと考えての採用です。

実際、初戦のパルキア戦ではパルキアvstarを3体倒してますし、二回戦目のハピミルもハピナスをジグザグマを複数枚使用してMAXドレッドエンドで倒したりと、かなり活躍しました。


・かがやくヒスイオオニューラ1

ドガスがいるなら必須です。メッソンを倒せるのはめちゃくちゃ偉いですし、これのおかげでミルタンクにもワンチャン出てきます。


・クイックボール、ハイパーボール4-4採用

必須です。


・ポケモン入れ替え、あなぬけのひも2-2採用

ムゲンダイナとマタドガスとのスイッチをスピーディーに行うためにハイド悪も含めてこの枚数です。最初は過剰かな?と思いましたが、この枚数あると便利でした。調整するならここの枠だと思います。


・ダークパッチ2

最低限の必要枚数です。エネルギーテンポが遅れると勝てないので、これで保険をかけてます。


・こだわりベルト2

ムゲンダイナの長所をさらに伸ばすカードです。パルキア対面では少しでもベンチを並べずに倒したいのと、雪道後でもザグマ込みでパルキアv倒せるのが偉いです。


・博士、マリィ3-3採用

こちらも最低限です。本当はマリィ4にしてかくせいマリィをする確率を少しでも上げたかったのと、雪道対策としてドロサポを厚めに入れたいというのがあったのでこれ以上は削れなかったです。

幸いパルキアの雪道は1枚採用が多いため、全ての試合でなんとかなりました。


・ボスの指令3

最低限の必要枚数です。倒しにいくボスと縛るボスと半々位で使いました。


・ガラル鉱山3

シンオウ神殿との選択になりましたが、とにかくパルキアを重く見て鉱山にしました。ドガスとの相性も良いですし、自分には全くと言っていいほど刺さらないのが強いです。


・エネルギー、ハイド悪7-3採用

直前まで6-4でしたが、アルジュラが増えてきていたので7-3に調整しました。


不採用理由カード

・ダイケンキvstar

これが質問多かったです。DDDという呼称で認知されているためでしょうか。

まず理由その1ですが、環境のパルキアとミュウ相手にそこまで必要無い。特にミュウに対しては全く必要なく、逆にダイケンキから入ってしまうとワンパンで倒されるリスクが大きく、ダークパッチ必須での動きになり易いです。

パルキアに対してはザンゲツスターでの打点補助や、メッソンをジグザグマやバッドポイズンと絡めて倒すというプランもあるため、採用の価値もあるかと思います。

しかし、ベルトもしっかり採用しているため、若干オーバー気味の打点になり、打点補助面では必要性が低いと感じました。

そして、なによりも大事な理由その2ですが、ムゲンダイナデッキとはいえ、進化ラインを3つ採用すると、事故率が半端なく上がります。

ムゲンダイナはシンプルな程強いです。

ムゲンダイナの長所は先行2ターン目の安定した高火力にあります。ならその動きを補助する様に構築した方が強い、というのが長年ムゲンダイナを使ってきた私の考え方です。

特にPJCSの様な長丁場の戦いでは、事故らない安定性も大事になってくるので、進化ラインは2つまでに抑えた方がメリット高いです。

となると、ムゲンダイナ、ドガス、ダイケンキ、の3つの内から外れるのはダイケンキとなるのです。

※この考えはおそらく正しいと思うのですが、お互い回った際には「やれる事の数」=デッキパワーが違うので、一概に不採用が正解とは言い切れ無いです。


各対面の立ち回りについて


・パルキアvstar

最強過ぎて泣けてくるデッキ。回られたらまず勝つのが難しいです。どこかでマタドガスで止めないと勝てないと思ってます。

止めたとしても相手の手札に解決札があるとどうにもならないので、相手の手札にものすごく左右されます。

しかし、思ったよりもマタドガスで止まります。

マタドガスを回避するカード達は、基本的には裏工作やカイで持ってくる札となるからです。

もちろん相手の構築にもよりますが、ボスは多くて2枚。スイッチャーの素揃いは確率低いし、カイも人によっては採用枚数少ないし、そもそもあなぬけのひもやキャンセルコロンの採用率もそこまで高くはないので、序盤にマタドガスをしっかり育成できれば、意外にパルキアに対しての勝率は悪くない、はずです。

正直、都合良く考えすぎているのでは?と思いながら序盤のマタドガスを意識して練習検証すると思ったより勝てます。※それでも5分5分であくまでも絶望しない位です

具体的に、理想の動きとしてはマタドガスのバッドポイズンでサイド2枚以上を先行してしまう事です。オオニューラが出たので現実的な範囲です。

すると相手がパルキアvstarでマタドガスを倒した返しにムゲンダイナで倒して、残りサイド2枚。

ここでツツジと雪道が来る事が想定されるのですが、メッソンなどを倒しているためパーツが揃わなかったり、こちらのサイドがあと2枚のため、ツツジ後のドロー次第でサイドを取って勝ち切ったりする事が出来ます。

トップのドローが悪くても、ムゲンダイナを下げてバッドポイズンする事ができれば、相手からの要求を上げられ、その間にツツジからの復帰札を引ける確率が上がります。

1番怖いのが、ツツジ+ムゲンダイナvmaxワンパンです。そうされない様になるべくベンチを空けてベルト付きのムゲンダイナで倒しましょう。

上記がパルキア対面での大筋な勝ち方です。

ムゲンダイナ側が先行の場合、パルキア側は先行2のドレッドエンドを警戒してパルキアvを2体用意してきます。

そこに合わせて、エネなしのパルキアをボスで引っ張りマタドガスを合わせると、かなり有効です。楽にベンチを育成しながらパルキアに打点を乗せることが出来ます。そのまま毒で倒す事もままあります。

※ちなみに先2ボスでパルキアv一体(エネ付き)を倒し、返しにもう一体のパルキアに中打点乗せられ、先行3にフル打点でパルキアを倒したとすると、インテレオンから雪道ツツジとアクアバレットで前が倒されて捲られる事があるので要注意です。

ムゲンダイナが後攻の場合も同様に、後1かくせいマリィを狙いましょう。相手のバトル場がエネルギーが付いたパルキアであればボスやあなぬけのひもででベンチに下げてからかくせいするのが良いです。先2で相手にサイド2枚献上するのだけは何としても避けないといけません。

パルキアはPJCSでも1番対戦したので、下記のマッチング内容を参照して下さい。


・ミュウvmax

先行の場合、後1メロディアスエコーのケアでバトル場とベンチに非vポケモンを置いておき、先2でムゲンダイナvmaxでメロエッタを倒しましょう。

余程の運が絡まない限り340のムゲンダイナvmaxが後2でワンパンはされないはずです。

後攻の場合、基本はかくせいをして相手を止めて先手を取れるように動きます。相手が止まらなくても、タイプ相性的にダークパッチから逆転出来る可能性もあります。


・ハピナスミルタンク

正直マッチ切りの対面ですが、ハピナスにはムゲンダイナで高打点、ミルタンクにはマタドガスとオオニューラで毒で攻めるといった感じになります。むしろそれしかない。

ムゲンダイナの打点が高いため、ハピナス側もそこまでターンをかけずにミルタンク盤面を作らないといけなくなるはずですので、もたついてくれたら勝てます。


・ヒスイゾロアーク

基本的にヒスイゾロアークはムゲンダイナの340ラインをみて構築されていないので、有利に立ち回れます。ディアンシーが厄介ですが、逆にマタドガスのバッドポイズンを合わせたりすると、次の自分の番にジグザグマで倒してから動けたり出来るのでそこまで辛くは無いはずです。

もちろん先行取られて2-2-2される事も十分にあるので、油断はできません。


・アルセウスジュラルドン

ハイド悪をムゲンダイナに付けないように気をつけるのと、セイボリーが複数枚とんでくる事を意識して立ち回ればそれなりに戦えます。


・その他の非vデッキ

あまりマッチングを意識して無かったですが、マタドガスの毒で戦って行けばサイドレースで不利を取らずに戦えるかなと思っていました。



PJCS当日のマッチングと内容

メモを取っていましたが間違ってたらすみません。

・一回戦 パルキア 先行 勝ち 6-4

プレイマットを見るとお相手は京都のTCGチームSoDDの方でした。いきなり本格派の方で緊張したのを覚えてます。

先行でバトル場ムゲンダイナにエネ付けれたのでまずまずのスタート。相手はパルキアを並べてどんよぶでメッソンを展開。

先2でムゲンダイナを進化させれなかったので、入れ替えてかくせいをすると、相手は止まる。

先3ベンチを育成し、そのまま毒でメッソンを倒してサイド先行。

相手はパルキアvstarでマタドガスを倒してサイド並ぶが、その返しにムゲンダイナvmaxでワンパンしてサイド3-1。

相手は雪道を張りつつ、ツツジも使い、2体目のパルキアvstarでムゲンダイナへ中打点。返しにドロサポからの鉱山張り替えからベンチのムゲンダイナvmaxと入れ替えてワンパンしてサイド5-1。

相手は3体目のパルキアvstarにツールジャマーをつけてベンチのムゲンダイナvmaxを倒してくるが、返しにガラルジグザグマを絡めてワンパンし勝利。

本当に良い試合でした。


・二回戦 ハピミル 先行 勝ち 6-1

マリガンで4枚もらうが、ミルタンク見えて激萎えしてました。

相手はハピスタートで、こちらはドガーススタート。ミルタンクに備えてドガース2枚とムゲンダイナv1枚をベンチに置いてエンド。

相手はセイボリーからのハピナスにパワフル無色とマントをつけて、ドガースが倒される。

返しにムゲンダイナvmaxでワンパンを狙うも打点足りず。相手は回復しつつ博士使うもベンチに出たのはハピナス。

相手に雪道を2回張られるも、鉱山を準備していたため、すぐに張り替えし、ムゲンダイナvmaxで高打点を連打する。

ミルタンクが出てくる前にハピナス2体倒して種切れ勝ちでした。


・三回戦 パルキア 後攻 勝ち 6-0

試合前の会話で、相手はcspランキング70位以内の強者。

後攻でエネも無く、手札には鉱山が3枚。。

後1で鉱山を張りつつ、ボールで鉱山1枚捨ててナイトアセットをして、なんとかバトル場のムゲンダイナにエネをつける。最後の鉱山を捨てるわけにいかないので、博士が使えずドロサポは打てませんでした。

相手はスタジアム2枚が見えたので、ポータル2枚でバトル場のパルキアvstarに加速し、雪道を張ってムゲンダイナへ180ダメージ。

鉱山の温存が本当に助かって、このターン全力で引きにいき、ムゲンダイナvmaxでパルキアをワンパン。相手のベンチはパルキア無しのエネも無しでした。

そのまま押し切って勝利。

相手は後1にドロサポを使ってないから手札に無いと思っていたとの事。噛み合いが過ぎました笑


・四回戦 ミュウ 先行 勝ち 6-1

プラン通り、先1は非vのドガースを前で終了。相手は後1エコーでドガースを倒すも、返しにムゲンダイナvmaxでメロエッタを倒す。

ミュウvmax にワンパンされず、そのままミュウvmax と後続を倒して勝利


・五回戦 パルキア 先行 勝ち 6-4

相手は後1でパルキアにエネルギーを付けず、どんどん呼ぶを選択。

先2からマタドガス&オオニューラでメッソンを狩ると相手が止まる。

ボスを1枚使いながらメッソン3体を毒で倒すと、雪道ツツジが飛んでくる。

ムゲンダイナvmax2体を入れ替えながらターンを稼ぎ、引いたボスでパルキアvstarを1体倒し、最後はあなぬけのひもでベンチの非vポケモンを倒して勝利。


・六回戦 パルキア 先行 負け 3-6

先1でエネ付けれず、ドガースも出せず。

相手は後攻でぶん回り、雪道ツツジされるまでも無く押し切られて敗北。


・七回戦 ミュウ 先行 勝ち 6-2

先程と同様に非v前でターンを返すも、ロボ表からあなぬけのヒモで泣く泣くベンチのクロバットを前に。後1エコーの餌食になりました。

先2でボス対策でベンチにvポケモンを置かずにメロエッタを倒すと、相手はムゲンダイナvmaxをワンパンしようとぶん回すものの、出来ず。

ベンチに後続のミュウを置いていなかったためか、ゲノセクト前でターンが返ってくる。そのままゲノセクトとミュウvmaxを倒して勝利。


・八回戦 レジギガス 後攻 負け 4-6

試合前の会話で相手は日本代表経験者である事が判明。

レジギガスと対戦した事はほとんど無かったため、とりあえずマタドガスとオオニューラのコンビで攻めてみると、相手は辛そうな表情。

サイドを2枚先行するも、突然ボスからのレジロックばつぐんグラスからムゲンダイナvmaxが倒されて、形勢逆転。雪道も張られてしまい、そのまま押し切られて負け。

序盤の相手の辛そうな表情はマタドガスが辛かった訳ではなく、サイドにレジアイス2枚落ちていたためだそうでした。


・九回戦 パルキア 先行 勝ち 6-0

YouTuberのだんのうらさんとの対戦。

先1、バトル場ドガーススタートで、相手はメッソン。順調にベンチにムゲンダイナ、クロバット、ドガースと出して、ムゲンダイナにエネを付けてエンド。

後1でかなり長考されていたので、おそらく次のマタドガスで止まってしまう手札だと推測。

パルキア1体とかがやくゲッコウガを出し、かくしふだを使用するも、エネ付けれずにターンが返ってくる。※エネを付けずに上振れムーブ狙いをしてきた。

先2、あなぬけのヒモを使うと、ゲッコウガでは無くパルキアが前に出てきた為、こちらはムゲンダイナをバトル場に出し、進化して倒す。

相手のベンチに後続のパルキアはいなかった為、ここは意外でした。

これでペースを掴み、相手は雪道を先張りしてこちらの打点と展開を阻害するも、非vのジメレオンやゲッコウガ倒し、サイド残り2枚へ。

ここで、相手がついにムゲンダイナvmaxへ打点を与えようとするも、自身の雪道でポータルができない事を失念するミス。

この1ターンは大きく、ツツジやセイボリーなど使われて、手札とベンチが崩壊しますが、ボスが引けて残りHP僅かになっていたパルキアvstarを倒して勝利。

大会開催して直ぐの時にだんのうらさんにサインをもらい、「応援してます!」と声掛けした自分が引導を渡すという。。

応援してます!!


・十回戦 パルキア 後攻 負け 3-6

最後もパルキアだった。

手札がよく無くて、後1かくせい出来ず、先2でエネ付きのムゲンダイナを倒されてしまう。

ダークパッチからなんとか捲ろうとするも、肝心の手張り分のエネルギーがナイトアセット6枚ドローで引けず、アイナ・ジ・エンド。

その後は相手の盤面完成してしまい、倒し倒されで敗北。


PJCS結果

7勝3敗で84位でした!

一応、7-3の中ではトップ順位だったので、最終戦勝ってればday2でした。

悔しさはほとんど無くて、むしろムゲンダイナに2年間ありがとうと感謝していました。


まとめ

目標としていたビクティニv の獲得を果たしたのもありますが、それ以上にムゲンダイナとこの2年間全ての公式大会を駆け抜けられた事に満足感を感じています。

ムゲンダイナを使ってポケカやってきて本当に楽しかった。

三神とライバルだった時、

連撃ウーラオスに絶望した時、

ブラッキーと共に戦った時、

頂きへの雪道に悩まされた時、

今思うと、全部楽しかった。本当にありがとう。

次シーズンの公式大会はまた別の相棒ポケモンを見つけて歩んでいきたいと思います。

子供の好きなポケモンも変わってるみたいだしね笑


ここまで、こんな自己満文を読んで頂きましてありがとうございます。

最後にこの2年間の公式大会の成績と、お世話になった方々への御礼で終わりにしたいと思います。

CL横浜2021、87位(9-4)day2
CL愛知2021、82位(7-2)完走
CL福岡2022、551位(3-3)
CL愛知2022、464位(3-3)
PJCS2022、84位(7-3)完走

シティリーグシーズン1予選落ち
シティリーグアディショナルベスト4
シティリーグシーズン3準優勝
シティリーグアディショナルⅡベスト4
シティリーグシーズン5ベスト8
シティリーグシーズン6ベスト8

csp285、ランキング219位(スタートダッシュp無し、6/14時点)


練習してくれたりして、お世話になった皆んなありがとうございました!!

いつも子供達とも優しく遊んでくれるチームやはギルドの皆んな。
大須で一緒に練習してくれたほんくん。
同じ愛知のムゲンダイナ使いで活躍しているYUYAさん、としぞうさん。
安城のゲームカフェEVOLで練習してくれたKOUさん。

本当にありがとうございました。

いいなと思ったら応援しよう!