和田彩花ライブ2/28@新代田FEVERにおけるあれこれ
和田彩花さんのサポートメンバーとしてライブ参加してからそろそろ1年になります。
普段はギター登録ですが、こちらでは鍵盤、ヴァイオリンがメインで、稀にギターを弾く立ち位置となっています。
これまでのライブでも、毎回コンセプトを和田さんが考え、演奏も少しずつアップデートする形でした。
今回は新代田の様々なお店に協力して頂き、
「メンバーひとりひとりと和田さんでセッションをする。」
という試みを行いました。
それをオープニングでお客様には観て頂いた訳ですが、
私は「ウクレレ」を使用しました。
ウクレレという楽器は「ハワイアン」ていうイメージがあると思いますが、
私の使用しているの「テナーウクレレ」といいまして、皆さんの想像している楽器よりも2サイズ大きくなっています。
よって、音も深みが出ますし、チューニングにおいても、4弦が1オクターブ下の「Low-G」チューニングですので、音域も広がり、より深みのあるサウンドになっています。
今回の選曲は自ら選んだのですが、その話が出た時に、
「ウクレレでホットラテかな」
とふと思いまして、第一印象のみで決めました。
私が参加したシーンで、
「コーヒーにはミルクと砂糖どちらを入れますか?」
みたいな会話シーンがありましたが、
あれは突然の演出で、見事に緊張した私が表現されていますね笑
本編での事ですが、ライブでは「5人の演奏+PCからシーケンスを出す」のが今までの流れでしたが、
セットリストを見た時に、1度シーケンス無しでライブやっても面白いかもと思っていたのですが、リハーサル時、他のメンバーも同じ事を思っていた様で、1度試して見ようという流れになりました。
ドラムのUさんは普段歌ってるからコーラスできるし、カバーできるところは各々空気を読んで演奏するという形でリハーサルを行いましたね。
中でも「マリッジブルー」ですが、私は前半鍵盤、後半ヴァイオリンを演奏するのですが、今までは後半のヴァイオリンの際にPCで鍵盤の音を出していたのですが、PC無しで演奏すると思ってた以上にスカスカに。
そこで私は「和田さんに鍵盤をそのシーン弾いてもらう」という提案をしました。
この発想はですね、「トミタ栞」のサポートをやってて良かったといいますか、
トミタ栞のライブは基本私と2人でのバンド編成なので、手が空いてる人がサウンドを補うというアレンジを行ってまして、その手法を取らせて頂きました。
本番では、立ち位置が変更になりましたので、和田さんとの距離が遠くなりましたが、ステージを移動して私の所へ来て鍵盤を演奏するという一つの演出がある意味生まれた気がします(良く言うとね)。
ライブはよりアグレッシブになった反面、粗が目立った所も少なからずありましたが、それが「ライブ」っちゃあライブだと思います(言い訳)。
ライブ後、やってみて感じた事は、
無理して5人でやるより、シーケンスがあった方が効果的な曲に関しては流す方向でいこうという答えになりました。
根っからのオルタナ人間なので人力で演奏する方がエモーショナルさが出るとは思いますが、それにも勿論限界があり、
やはりスタイリッシュな曲だったりはシーケンスを流して表現した方が良いと私は考えております。
まだまだアップデート途中な和田彩花バンドですが、様々な視点からスタイルを模索していってもらいたいですね。
アイドルだったりバンドだったりカテゴライズされすぎるのも嫌なので、どんどんぶち壊していってもらいたいです。
それではこんな感じでまたライブ会場でお会いしましょう。