編成を救った今村
2011年ドラフト2位の今村、この2011年ドラフトは菅野の単独指名に失敗した年で、1位は球史に名を刻んだ竜ちゃん(笑)
結果的に巨人では久々の戦力にならない1位選手になりました。
2011年は他にブルペンの田原、土田を指名していますが、過去5年間のドラフトでは最もチーム戦力の捕強に失敗した年でした。
上位で指名する選手はチームスケールを決めます。上位選手の育成に失敗する球団はチームスケールがダウンします。
ドラフトは一年でも育成失敗の年を作るとしわ寄せがどんどん編成に廻ってきます。
その年に意図した補強の意味がなくなるという事で、当然穴埋めが発生します。
ポスト杉内、内海に備えて高校生左腕2人を上位指名した2011年、5年目で二人共目処が立たないでは、杉内、内海がローテーションから外れるほど衰えた現在、スタータータイプの準即戦力左腕の獲得に走らねばならずクジ運に頼ることになります。
今村の成長は編成を救いました。ここまで成長してくれれば準即戦力とかわりません。2016ドラフトでスタータータイプのサウスポーを指名する緊急性も下がります。
今村が戦力として目処が立つかどうかは、編成にとって大きな問題だったのです。
それでなくとも巨人は京介ロスでブルペンの補強が2016年予定外のテーマです。
堤GM的には今村を褒めてあげたいでしょう。