セリーグ優勝ラインを考える。
昨年セリーグの優勝ラインを見るとヤクルトが76勝、勝率0.539でした。
勝負の8月は14勝12敗でしたが、9月が13勝7敗1分、10月は2勝1敗でした。
今年のセリーグは広島が抜け出し、巨人が追う2強、横浜がイーブンで残り3弱です。
3弱の弱さが際立っているので優勝ラインは昨年より上がるでしょう。
優勝ラインを82勝と想定すると広島は残り43試合で23勝すれば良くほぼ5割勝率で良いのに対し、追う巨人は残り47試合32勝で2勝1敗ペース以上でないと届かないことになります。
どうみても巨人の逆転優勝は厳しいです。
要素として広島の大失速と巨人の大型連勝の2つが揃わなければなりません。
広島は先発に不安が残りますが、外国人の二人が支えるブルペンが安定感があり、クローザーの中崎まで昨年のヤクルトに負けないと考えます。
このブルペンでは大型連敗はしないでしょう。
対する巨人、菅野、マイコラス、田口、内海、大竹と先発が揃いゲームを作れるようになったのは大きいですが、大型連勝を支える勢いのある野手がいません。
巨人が逆転優勝するとは考えられません。
ただ巨人の戦力が整ってきたことでCSが非常に楽しみになってきました。
横浜は守備のミスが多すぎてCS突破は難しいと思います。
ファイナルは巨人だと考えます。
下克上の煮え湯を飲み続けた巨人の下克上をみてみたいですがパの2強との差はかなりあります。
ノーガードの打ち合いができる広島が日本シリーズに出たほうが面白いでしょう。