上沢レイズマイナー契約
北海道日本ハムファイターズのエース上沢直樹がタンパベイ・レイズとマイナー契約を結び、ぎりぎりのタイミングでMLBチャレンジのチャンスを得ました。
これからマイナーリーガーとして昇格争いを勝ち抜かねばメジャーリーガーにはなれません。
山本由伸は別格としても、今永との比較で相当力は落ちるとの評価を覆せるか注目です。
上沢はストレートの平均球速がNPB平均よりちょい上に行くかどうかでMLB平均よりかなり遅いと判断されました。
NPBでタイトルを獲得するなどの突出した実績がありません。
上沢のストロングポイントである完投の高さがあまりMLBでは売りになりません。
などネガティブな要素が強調されてのマイナー契約。
フライボール革命以降、ストレートの球速は高めで勝負できるかの大事なバロメーターと判断されるため、上沢には不利な要素でした。
また奪三振率の低さも変化球のキレや制球に抜けたものがないと考えられます。
つまりポテンシャルそのものがMLBでやるには低いと判断されたのです。
上沢に不幸だったのは、ここ5年間ぐらい日ハムが弱く、弱いチームのエースの宿命で貯金ができない投手だったことです。
貯金ができていれば防御率が3点台でも勝ち方を知っているという評価がついてきますが、投高打低の今のNPBで3点を切っていないことはかなり評価を下げると思います。
では上沢はMLBで通用しないのでしょうか。
上沢が先発にこだわらなければ、可能性はあると見ています。
イニングを喰わなくても良いならリミッターを外せます。
球速は上がるでしょう。
制球は良い方なので、ショートイニングならば抑えられる可能性はあります。
パワーピッチャー全盛時代に上沢が通用することは痛快です。
招待選手からMLBに上がることはかなり狭き門ですが、頑張ってもらいたいです。