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英語リスニングに悩んだときは日本語を観察しよう
もう20年ほど前になりますが、大学の英語の授業でのことです。
先生から次のような話がありました。
留学していた友人が先日帰国して会ったところ「久しぶりに日本のテレビ見てびっくりした」と言ってきたのです。「何が?」と聞くと、「どの番組もテロップだらけになってる」と。
当時何気なく聞いていましたが、小さくではありますがずっと心に残っていました。
それからかなりの月日が流れてTOEICの勉強を真剣にやり出したとき、このこの言葉をふと思い出しました。
英語のリスニングを苦手に思っているけれど、そもそも日本語もちゃんと聞き取れていないのかもしれない。
そういう目線でテレビや動画を見てみると、もちろん今もテロップだらけ。それを見ないでいざ聞いてみるとけっこう難しいのです。
このように考えると、英語リスニングが苦手に感じるのも当然だなと思えるようになりました。
それまでは一字一句聞き逃してはならないと思っていたのですが、そんなの母国語であってもかなり難しい。英語ならなおさら。
そう思うと肩の力が抜け、多少聞き取れなくても焦らなくなってきました。
その上リスニングに臨む姿勢が変わりました。それまでの「すべて聞き取らなければならない」というプレッシャーから解放され、どんどん英語を聞くようになったのです。そうするとやはり力もついてきます。
リスニングで悩んでいるときは周りの日本語を観察してみよう。
私の持論のひとつになっています。