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旅の準備を通して思うこと
「旅は、あらかじめ何も決めてかないから楽しいんだ!」
という人がいますが、ワタシは、あらかじめキッチリ準備していかないと、旅行中楽しめない派です。
確かに、何もプランせず現地に行き、地元の人たちとの交流の中で、ガイドブックに載っていないようなレアな情報を教えてもらったら。
オリジナルの旅行になるし、かなり優越感に浸れますよね。
そうしたことは理解しつつも、やはりワタシはしっかり準備をしたい方です。
なぜなら、準備している時間こそ、旅の醍醐味だと思うからです。
ガイドブックや、インターネットなど、様々な情報から、行くメンバー(主に家族)それぞれが良いなぁと思うようなプランを探し、スケジュールに落とし込んでゆく。
行くメンバーを想い、楽しめるかどうかを想像しながら、行く場所を選定してゆくプロセスが、好きなのだと思います。
旅行メンバー全員が、あらかじめ想像していた通りに楽しみ、笑い、旅行を満喫できたら。
完全な自己満足かもしれませんが、アレンジャー冥利に尽きると思うのです。
なので、あらかじめ楽しいかどうかを想像できない、プランがない旅行は、不安で仕方がなくなるという訳です。
歳と共に頑固に?導き出した折衷案
歳を重ねるにつれて、あらかじめ予定を立て、それを遂行していきたい願望が、少しずつ強くなってきていることを自覚しています。
ハプニングなどで、プラン通りに旅程が進んでいかないと不機嫌になるといったことはないと思っていますが、プラン通りに進めたいと思ってしまう自分がいます。
一方で、そんな些細なことで不機嫌になってもねぇ〜という気持ちもあります。
そうした両極端の思いを両立するために、最近旅行のアレンジをする時は、何もしない時間を、1日数時間、予定と予定の間に入れるようにしています。
その時間を使えば、前の時間の延長もできたり、次の予定を早めたり、フレキシブルに時間を使えるようになるという訳です。
そのようにプランするようになってから、妻からは
「イライラが減った」
と言われるようになりました。
かつてのワタシだったら、そのフレキシブルな時間ですら、気になっていたと思いますが、今は全然気にならないようになりました。
※
旅はせっかくの楽しいものですし、みんな笑顔で過ごせたらと思います。
そういう意味では、今までは、旅行で楽しむというマインドよりも、プランを確実にこなすことを重要視してしまっていたのかもしれません。
歳を重ねて、そういうことを理解できるようになったので、これからはのんびりモードで行きたいと思います。
それにしても、旅の準備って、ホント楽しいですよね〜。