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灰燼に帰す

ヒトが紛れもなく発明した

言葉


言葉の海は広く

そして深いと感じる

今日もまた

見知らぬ言葉に出会った


「灰燼に帰す」


(かいじん)と読む

跡形もなくすっかり焼けてしまう

という意味らしい


ロシアの侵略により

マリウポリが灰燼に帰しつつあると

ゼレンスキー大統領が演説したと

CNNの記事にあった


言葉があるということは

そういう歴史があったという

当たり前のことに気づく


きっと

戦争か災害で、

跡形もなくすっかりやけてしまった街の

無惨な状態を言い表すのに

何か適切な言葉を作りたいと

考えた人がいたのだろう


多くの犠牲があって

今がある


今のウクライナで

犠牲にあっている人たちは

未来の人に何を残すのだろうか


私は未来の人に

何を残せるのだろうか


自問は続く

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