Gucciに見る、企業のWeb3.0の戦い方
このところ毎週のように、企業によるメタバースやNFTへの参入ニュースがインターネットを賑わせています。インフレに伴う企業利益の圧迫や仮想通貨市場急落など、参入の見合わせやスローダウンを考える企業が増えてもおかしくない状況ですが、むしろ企業による参入は加速するばかりです。これは、昨年までに同分野における技術開発やビジネスモデルの試行錯誤が進み、企業にとっては今こそがWeb3.0への参入に相応しいタイミングと見ている証拠だと言えます。また、たしかにバブルは過ぎ去ったと言えますが、結果として昨年見られた投機筋が一掃されたことで真にWeb3.0の未来を信じるアーリーアダプターたちが市場に留まり、企業としてこれらの新しいビジネス機会を試すにはむしろ雑音がなくなりいい状況になったとも考えられます。
しかし、ビジネスとしての土台が整い始めたことにより、新たに生まれる課題も存在します。それは、どのプラットフォーム、どのようなビジネスモデルが勝ち組かを見極めるということです。例えば、一般消費者向けメタバースで言えばFortniteとRobloxがユーザー数の観点では抜きん出ており、企業による事例も増えていますが、これらはまだゲームの域を出ていおらず、未来永劫にわたってユーザー数が増加し真の意味でメタバースの将来を担うかどうかはまだ分かりません。要は、Web3.0にAmazonやFacebookのようなビッグプレイヤーはいないということです。では、黎明期にあるWeb3.0で、企業はどのように戦えばいいのでしょうか。一つのヒントをGucciから学ぶことができます。
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