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世界的に導入が進むカーボンプライシングの課題と可能性
みなさんはカーボンプライシングという言葉を耳にしたことがありますか?カーボンプライシングとは二酸化炭素の排出に応じてチャージされる金額のことで、国によって炭素税という税金で徴収されるケースもあれば、排出量取引という形で企業間で排出権を売買するケースもあります。炭素税は、90年代に北欧のフィンランド(90年)、スウェーデン(91年)でまず導入され、その後、ヨーロッパを中心に徐々に広まっていきました。この税金は、CO2排出量に応じてすべての製品やサービスに課され、二酸化炭素排出量の多い製品の経済的魅力を低下させ、より気候変動にポジティブな製品に投資を向けることを目的としています。炭素の価格設定は、よりクリーンな技術への追加コストや投資を補うものであり、排出量削減に有効な手段です。また、環境汚染に加担する企業に環境破壊の代償を払わせる強力な手段でもあると言えます。
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