せかい、きみ、まぼろし

絵を描くとか、音楽をやるとか、芸術だとか表現だとかに携わっていくと、気が付く。最初はね、何もなくてもできたの。何もなくても、楽しめた。ほんの少しのものだけでできてた。だけれど人というのは欲深いものだから、深く深く潜るために、高く高く飛ぶために、いろいろなものを欲していくでしょう。気が付くとね、とってもお金がかかるし、時間もかかるものになってるのです。

20代になって初めて油彩をね、やったんです。すごく楽しい!でも結局どんなに安いもので揃えようともそこそこいい値段になっちゃうんですよね。今回はある程度の材料費を払い、お借りして書いているんだけど。完全な油彩セットを買った訳ではないけどそこそこのお値段でした。でもセットとか買ってしまうともっとかかる…油彩よりも日本画のほうがかかる金額すごいですけどね…!

絵描くのってお金かかるなって思っていたところに、お友達からデザイン制作の依頼が来て、ふと、報酬問題を思い出したので私が思ってることを書き連ねようと思ってノート大活用に至りました。

イラストレーターが「買い叩かれる」実態 無報酬でも「選り好みできない」 http://news.nicovideo.jp/watch/nw816774          イラストレーター・中村佑介氏による『無報酬問題』に対する見解 http://togetter.com/li/701951 とかみてるとふむむってなると思う。うん。

依頼する方にもお値段って考えてほしいな、書く方も、お金とか時間とかかけているのですよ、って。使用する画材とかでもかわるし、依頼内容でも一概に言えませんけど。

表現っていのちというか精神を削っているものだって私は思うし、それに報酬を払うのは当たり前の事じゃないのん?プロのお仕事ならば尚更ね。

難しい問題

結局は自己判断なんだろうな…報酬って。知り合いのフリーランスのデザイナーイラストレーターやってるかたも、相場から見たらお安めでお仕事なさっているけど、その人もフリーだから自己判断で、相場見ながら依頼主と自分との相談という風におっしゃっていたはず。何年も前の情報だから何とも言えないけど。

相場平均をわかったうえで、時間と仕事数のちょうどいいとこ見ながらなんだろうな。

無報酬がわるいとか低価格が一概に悪いと言えない世の中だからね、安い人材を求めてしまうのはなにもイラストレーターに限ったことじゃないから。でも仕事とするからにはきちんと払うもん払えよ、貰うもん貰えよって感じ?ご飯食べてかなきゃいけないんだもん。書いてる方も。

私の場合は、結構格安で依頼を受けてきました。報酬を頂かずにお手伝いしたものもあります。ただそれでいまご飯食べてるわけじゃないからそれでいいってだけで、それでご飯食べてかなきゃってなったらしっかり貰うものいただかないと生きてけない。

お金なんかよりもかえがたいものを沢山いただいている。私の中できちんと見合ったものを頂いていると思っていて、沢山のモノ、経験であったり。気持ちであったり。そういうの貰ってるって思えたことばかりだから、気持ち的にも成り立ってきたし、仕事だって気合入れて色々制作したけど結局は趣味の延長だったから、それでやれたんだろうな。

中学生の時から同人畑に居たのもあってか、赤字が当たり前だってのもあるかも。同人って結局趣味の範疇だものね。


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