追憶は現行の彼方に

それでね、今思うのは言葉の大切さ。言霊ってあると思うんだ。言葉は人を縛るから。

私は昔言ったじぶんの言葉にも、他人に言われた言葉にもしばられてる。言葉って、軽々しく発せられるものだけど、とっても重いものだとおもうの。気にするなって、言うよね、でも一度突き刺さってしまえば、抜けない。払拭できないんだよ。体の傷はたいていは直るけど、心の傷って癒え難いものだ。

人は言葉でコミュニケーションをとってるから、やっぱり、一言一言が他人にどういう影響を与えるかって、考えなきゃなんだなぁって。私は、いなくなりたいとか、死にたいとか、そういう、良くない言葉を持ってたし、もうこれ以上いけないんだって、自分で限界を作ってしまって、それで、たびたび壁にぶちあたるんだ。マイナスに染まった後に、プラスを上塗りしようとしたって、なかなかに難しいもの。

だから、私は「ことばをおくる」っていうんだけど、綺麗ごとかもしれない、偽善者っていわれるかもしれない、うざいって思われるかもしれないけど、自分の頭で考えた言葉を人に贈りたいのね。落ち込んでたりしたら励ましたい、間違ってるって思ったら怒ってあげたい。上から目線でも、舌から目線でもなく、自分の意見を、相手と対等に、発せられるようになりたい、そういう風にしたいし、言葉に気を付けたいとおもってる。

貴方があなたを否定しても、私は貴方を思っています。

伝えたいの、きもちを。