無自覚に振りかざした朝日
人間というのは常に損得を考えているのだと思います。それが目に見える利益ではなくとも、幸福感とかそうものでも、です。人間は相互的な関係を望みながら生きていて、利害が一致するから関係性を結ぶ。結局、友人関係だって損得なのでしょう。好きな人といる、それがお金とかの利益ではないけれど、一緒にいて楽しかったりするということがあったり、自分にそれなりのもの得られるから一緒にいるのです。人間はみんな汚いよ。それで、すごく不愉快な相手でも一緒にいて利益があるから一緒にいる、いけ好かないけど仕事はできるし考えもしっかりしてる、そんな相手も多々いることでしょう。上司とか。性格的には合わなくても、上司だし、仕事はできるし、そういう点ではいいけれど、けどやっぱり合わないとか。
人間関係で悩んでいる友人に助言したことがあります。私は双方の事情をたまたま知ってしまっていたので。受け入れられなくていいから、こういう考えを持つ人間が居るということを知るべきではないのかと。でもちょっと電話がかかってきたすきに帰宅されてしまいました。ああ、逃げられてしまったな、と思いましたが、私も言いすぎた節はあるので反省はしました。
知識があるのとないのとでは考え方にも差分が出ます。だから伝えました。彼は一体何を思ったんでしょうね。
他人に自分の痛みが理解してもらえないように、自分も他人の痛みを理解できないんだってこと、知ったほうがいいよ。君に贈る言葉。僕自身に言い聞かせたい言葉。
ほら全部エゴだ。