MTG：ファウンデーションズ 全カード個人的寸評・白
新たな基本セットよろしく有効期限が長いファウンデーションズの
全カード寸評、アンコモン以下はリミテッド目線、レア以上は
スタンダード構築目線が主体ではあるが、
今回有効期限が長めなのでアンコモン以下も構築目線を
多少大きめに取っての寸評をしていこうかと思う。
なお、スターターコレクションとビギナーボックスのカードは
別で寸評を行う。そちらは構築目線のみになる予定。纏めてやると混乱するしどれから入手するか間違うから。
白。今回は生物多めで除去少な目、というか、除去は
汎用パーマネント除去の性質を持つものが多く安定度は高いか。
キャントリップ付きのかわいいにゃんこ。
構築でもリミテッドでも最低限の戦力にしつつボムを引く役には
向くが、今回タフネス１の地上２マナ帯が少ないので後手だと
序盤押される可能性はある。回復・強化などで対処できればベター。
再録のライフゲイン戦略の基本クリーチャー。
１回誘発でリミテッドでも十分なサイズになるので
そこまで寄せずとも汎用戦力として運用可能。
《癒し手の鷹》から繋がった場合のブン回りはかなり怖い。
大昔から居る伝統のライオンが再録。
１マナ２／１の基本として広がっての攻め切り狙いか２／２や３／２の
壁となっての相打ち要員が仕事になるか。
構築では他にも２／１の選択肢はあるので入るのはまず猫デッキ。
久々に帰ってきたセラ天。
流石にスペック的にはやや厳しくなっているがそれでもリミテッドでは
十分強い。白青・白緑でなら飛行ロードや強化を乗せられるので
除去以外で止まらなくなる可能性もあるだろう。
逆に言えばほぼ全色に除去が配られてるので使われるとアド損だが。
他のボムに除去を使わせるか、これに除去を切らせてボムに繋げたい。
白の全体強化枠。これ自身の攻撃が条件なので自身にも強化が乗るとはいえ
無策ではおそらくこれ自身は帰っては来れない。
これが殴る１回で終わらせるか、バットリ駆使して生き残らせるか、
今回はこの手の生物に相性がいいタッパーが居ないのがちょっと厳しい。
ごく普通のコモン飛行・・・と見せかけて、実は白単色４マナで
コモンの３／３飛行は史上初。回復なしでも中堅戦力にはなれる。
マナカーブを整える意味では居て問題が無いだろう。
ライフゲイン戦略の中核になり得るレア。《手つかずの饗宴の事件》等の
回復置き物を先出しして繋げたい。難点としては現環境は除去祭りで
回復誘発で除去されると一切アドは得られない点か。
せめて自身誘発で１枚は引けるタイミングを見て出したい。
《眠りからの襲撃》の同型再販。当然ながら除去枠としては十分。
警戒持ちに対しては裏目るが、今回の警戒持ちは割と重め。
セラ天などには素打ちでもなんとか間に合うだろう。
《民兵のラッパ手》の効果を起動能力として持ってきた。
長引いたときに使う能力としては問題がないが基本パワー２以下を
揃えるデッキは長期戦は不利なので並べて強化で押し切りたい。
上の《不屈の古参兵》辺りが居ると心強いか。
猫ロード。伝説なので重ね強化は出来ない代わりに
後続がみんな子猫を連れてくる猫カーニバル。
一応自身も子猫を連れてくることに留意。即除去されても
盤面にねこは残る。ねこです。ねこはいます。
猫デッキ用の全体強化・・・と見せかけて、１体でもいれば
過去の全体強化と比べても劣らないので割と汎用。
今回は猫を避けて取るのも難しいのでフィニッシュ枠として十分。
唯一の難点はダブルシンボルなので軽減したときの色拘束か。
フレイバーは、野良猫に安易にエサを与えてはいけないという戒め。
《熟達した戦い》に瞬速が付いた上位互換。バットリとしての運用も
可能になったが基本は回避能力持ちに付けての無双に変わりはない。
隙を窺ってワンショット決めるか、相手の攻撃を先制攻撃部分で返しつつ
返しのターンで押し込みを狙えると重畳。
瞬速で隙に先出ししつつ破壊不能・呪禁バットリで守っても良いが。
装備コストは非常に重いが出た時の効果が破格な装備品。
飛行が付く点は《スカイクレイブの大槌》に近いが、
こちらは除去を弾いて切り返すところに真価がある。
とは言え受けに構え続けるにはさすがに重いか。
３／１絆魂持ちの時点で及第点以上の戦力だがキッカーがさらに強い。
クリーチャーのみならず置き物も戻せるので除去やハンデス効果の
付いた置き物を戻す選択肢が取れる。システム系を戻しても良いだろう。
《手つかずの饗宴の事件》は絆魂とサクって墓地からキッカーで
また元通りにできるので解明できる限りぐるぐる回る好相性。
絆魂はあるものの、主力は御付きの精鋭騎士２体。
王女様は回復のトリガーを引くか戻して再利用を考えよう。
《共に逃走》や《悪戯好きの子犬》でリミテッドでもなんとかなる。
再録の全体破壊。ただし再生は可能。って、何年再生出てないんだ。
《太陽降下》と比較して軽さで勝り、有利になれない点と
墓地系の再利用を許す点がマイナス。環境的にはやや厳しい立ち位置か。
自分で墓地や死亡時効果を使いつつ一掃する形が一番丸いか。
帰ってきた天使デッキの最先鋒。
今回天使がスターターコレクションやビギナーの方にも居るので
けっこう頭数は揃えられるだろう。《若年の戦乙女》も一緒に
戻ってきたので低マナ帯が穴になる可能性は少ない。
再録。主にCIPの再利用とボムの除去除けが主な仕事。
サイズには期待できないので相手の中型と相打ちしつつ
これのCIPでアドを取れれば十分と考えるべきか。
《光明の繁殖蛾》に近いが、条件が天使でない事だけとかなり広い。
横展開するデッキでの維持か、能動的にサクってCIPを
複数回使い倒す運用の方がいいだろう。
戦慄予示したカードを戻しても面白い。踏み倒しにもなるし。
ミシュランを戻してもいいか、土地を追放する手段はかなり少ないし。
再録の白い一時追放する除去の定番。
いつも通り過ぎて特に言うことは無い。何であれ消せる安定感が強み。
とりあえずリミテッドで１枚拾っておく枠。
《ガヴォニーの銀鍛冶師》に絆魂が付いた代わりに自身に置けなくなった。
その為先に生物を出しておく重要性は上がったので低マナ帯の生物の
確保はしっかり。幸い今回の白は１枚で２体になる生物が結構いる。
猫で染めておく手もあるだろう。
跳び上がっての無敵ブロックが主な用途か。
詰めに使える状況であれば飛行でとどめを狙ってもいい。
あくまで軽減できるのは戦闘ダメージのみであることに注意。
とはいえ、サイズが上がることでダメージ除去をかわすこともあるだろう。
大隊相当で強化を乗せられるが、自身が殴らずともよく、
更に乗せる対象も殴る必要はない事に留意。
出来れば出したターンからトリガーは引きたいので数の確保は
しっかりと。小型横並びの締めに１枚挿す形になるか。
再録の置物と対デカブツ用インスタント。
同マナ帯に払拭の光があるので優先度は高くないか。
インスタントなのでその部分で出し抜くことを狙いたい。
再録の横展開要員。瞬速を持つので意図を通しやすいのは相変わらず。
構築もリミテッドも変わらず全体強化に繋ぎたい。
主に相手の火力とハンデスから身を護るためのサイド用。
特に赤相手はまずこれを焼かないと一切行動が出来なくなるため
かなり圧がある。複数並べた場合効果ダメージでは一切倒せない。
誰が発生させたダメージかは問わないので全体火力を
自分でぶっ放す選択肢も取れる。
色拘束とサイズが上がって瞬速が付いた《白金の天使》。
速攻相手では出番のないマナ帯なのでミッドレンジ以降の
相手の総攻撃を切り返す要員だが除去耐性無しで持つかどうか。
打ち消し総動員で守れるのでフルパーミッションの延命要員としてか、
ロスタイム１ターンで勝ち切る勢いでの運用になる感。
墓地が飛ぶので黒や青のスレッショルドやリアニメイトにぶっ刺さる。
それを抜きにしても白4マナアンコモンで過去最大級の飛行生物の時点で
地味ながらも堅実に圧を掛けられる１枚。
流石に構築では小回りが利かない点で採用は難しいだろうが
天使デッキでなら対墓地要員で使えなくもないか？
かわいいにゃんこ。恐らく編み込みは下の人がやったと思われる。
猫の飼い主。絆魂やCIPで回復する手段は豊富にあるので
自前の持ち込みがあるとはいえ２回は誘発を目論みたい。
自ターン中しか誘発しないのが残念なところか。
最優秀レベルの１マナ。絆魂による回復の誘発を止められないと
イージーウィンが起きかねない上にこれに強化を乗せての
殴り合いもよほど戦力差が無ければ脅威になる。
白とどの色の組み合わせでも無駄になることは無いだろう。
再録の汎用破壊呪文だが、マナ帯と用途が《払拭の光》と被る。
バットリに使える分安定度は高いと思われるのでさすがに
こちらの方が優先度は高そう。
マイナス修正や追放除去からは守れないが、
１マナでだいたいの除去を回避できるのは十分。ボムを守ろう。
そして４マナは総攻撃時の切り返しや有利交換に向く。
パワー高めに寄せて大仕掛けをしてみる手もあるか？
育つ条件が緩い。《跳び込め》や《上機嫌の解体》で一気に空を飛ぶ。
なお、こいつの成長は３つで止まらずさらに乗る点に注意。
《クウィリーオンの獣呼び》と乗る条件が違い、爆発力は圧倒的に
こちらの方が高い。《倍増の季節》を併用してトークン撒いたら
下手するとエルドラージを凌ぐサイズになる。
レンジストライクにささやかながら回復が付いてくる。
回復時のトリガーを引くためにも使えるので有用度はあるだろう。
そして構築でもサイドボードで《エルズペスの強打》と席を争う。
墓地使わないデッキに対しては上回るが現状の環境ではやや厳しいか。
飛行戦力と同時にライフゲイン戦術の中核生物。
サイズも悪くないので飛行戦力で見ても及第。
アンコモンの回復トリガー生物をガメたら優先度を上げよう。
白に初登場の無限に積める生物。馬鹿正直に出して行っても
３枚で６体、４枚で１０体だが各個に除去されると一切出ない。
ここはやはり一気に墓地から釣ろう。《過去立たせ》というカードを
今回用意してくれてるので６枚釣れば３０体だ。
再録のPWだが現状の環境は除去祭りなので数展開を強化して
盤面を保持し続ける形になるか。
《止められぬ悪鬼》を空から投げ込むのはドリームコンボだが。
+1カウンターで強化を狙うデッキのPW枠に入れるか？
再録の対置き物兵士。小回りの利く万能戦力。
今回、青にも瞬速持ちの小型が増えたので構築で瞬速単が余裕で組める。
《エラントとジアーダ》と《永劫の好奇心》で手札回復もばっちり。
再録の天使２マナ枠。リミテッドでも育つ可能性がある飛行の時点で
十分すぎる戦力。そして今回コモンにも天使は居る。
構築でも天使デッキの２マナで出番はあるだろう。
《従者付きの騎士》の後援が警戒になった形。
横展開しまくって全体強化につなげる白ウィニーお得意のパターンに。
今回の白の全体強化インスタントは猫依存なのでその点も相性がいい。
２マナ以下とはいえ墓地の全リアニメイトは破格。
切削生物やコンボ、アリストクラッツ系で全サクりしてもう１回、とか
色々と悪用が出来そうな１枚。下環境なら無限に入れられる生物を
全部まとめて釣る手にも使える。
再録の召集とアグロ殺し。特に速攻生物がかなり厳しいことになる。
《ウラブラスクの溶鉱炉》を完封もできるが今は赤以外エンチャントを
触ってくるので相手が赤単でもない限りは油断しないこと。
序盤押されるデッキのサイドボードに常に入ってくるだろう。
純粋に攻め手としてマナレシオのいい先制攻撃は強い。
+1カウンターを運用することで真価を発揮するのでほぼ白緑だろうが
他の３マナ生物が横展開・飛行と回復と見事に住み分けされているので
混じりつつも得意領域の差で選択ができるはずだ。
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