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秋分(京番茶とイチジク) 移ろいゆく水と花

一年を春夏秋冬の4つに分け、さらに約15日ごとに分けた二十四節気。農業の目安として季節の変化に対応するために中国より伝来したと言われています。
移ろう季節をより身近に感じることができたらと思い、emmyと、MayuAraiによるドリンクといけばなを二十四節気の時季に合わせ、お手紙のやりとりをしています。
今回は第九十一回目の『秋分』、emmyからのお手紙です。



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Mayuさんこんにちは。

今年は暑さが長引き、いつまで経っても袖のある服が着れないと思っていたのですが、雨のおかげで今日は過ごしやすいですね。
最近は暑さと食材のギャップを感じるようになってきていましたが
秋分になり、ようやく気温も落ち着いてきたのでしょうか。


前回のお手紙ではバーケアと檜扇の動きに秋風を感じました。檜扇はこんなに立派な実がなるのですね!



秋分の今回はスモーキーな香りのする京番茶に黒イチジクを合わせました。

濃く淹れた京番茶に黒豆、カカオビネガー、イチジク。
イチジクを最後に加え、プチプチとした種をほんのり残し、果実味を感じられるようにしています。

京番茶の燻したような力強い香りに黒豆、カカオの種子のコク、口に含むとイチジクの瑞々しさが広がるドリンクとなりました。

炙った鰹などと一緒に飲むのも美味しそう。



最近暗くなるのが早くなってきたと思ったら今日は昼と夜の長さが同じ日。
これからどんどん夜が長くなりますね。

季節の変わり目、どうかご自愛ください。

それではまた!


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二十四節気に合わせ、季節に寄り添ったドリンクとお花の交換会をしています。
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emmy
MayuArai

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