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屋敷ぬ御願


旧暦の2月、8月、12月…これを年に3回、土地と家屋敷を浄化します。
そんな沖縄の風習🙏「屋敷ぬ御願」

ビンシー(木の箱)に、お酒、盃、洗ったお米、洗っていないお米、塩を。
りんご1、みかん2、バナナ5本(神様の手に例えられるため)、お菓子、ウチャヌク(3段丸餅を3セット)をひとつのお盆に。



ススキを3本セットにして結んだ「サン」を、火ぬ神に、土地の北に、東に、南に、西に、トイレに、門の両橋に貼って。

3枚重ねた白紙を4当分して、12本3本セットのお線香を乗せてセット。
これを、火の神、北、東、南、西、トイレと、門には3セット用意。



いざ!!!祈ります!(ここまでが長い笑)
火ぬ神ではお線香に火をつけて、
「サリ アートートゥ ウートートゥ。。。きゆぬゆかるひまさるひに◯◯家ぬ屋敷ぬ御願さびら。」
『今日のよき日に、◯◯家のお祈り行事をします。』

次に北、東、南、西、門、トイレの順にビンシーセットを持って、ウートートーして回ります。
白紙の上に12本3本のお線香、その上にカラミハナ、アライミハナ(7回洗って乾かした米)、マースを。そして左右の瓶から盃にお酒を注いで、その上にかけます。


最後に火ぬ神に戻って、報告したらオッケーです。

自分の生まれ干支の日を避けて、晴れた午前中が好ましいですね〜。お外に出て跪いて祈るので、雨の日は厳しい。そして、雲に覆われていない方が天と繋がれるので、晴れ間を狙ってウートートーしましょう。

ウチャヌクは、お菓子屋さんやスーパーで予約すると作ってくれます。
でも沖縄の電気は変わりやすくて、順延する事もあるので、うちで作るのもおすすめ。
お供え物は、「ウサンデーさびら」と手を合わせていただきます。

私はウチャヌクをカットして、トッポギみたいにお鍋に入れていただきます。

お外でお供えしたお線香や白紙は、家に入れてはいけないので、お外でまとめて、処分しましょう〜。

年末の屋敷ぬ御願いは、旧暦12月24日のウグヮンブトゥチの前に終わらせましょう。
次回は、「ウグヮンブトゥチ」について書いていきたいと思います。

ウグヮンブトゥチ

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