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人嫌いによる初対面対応案内...?

けっこう人見知りが激しい。昔はこうではなかったそうだ。

1,2歳の頃は、見知らぬおじ様が「おじさんが抱っこしてやろう、ほれ」と手を出せば、母に抱かれていても平気で抱っこされに行っていたらしい。(ちなみに、そのおじ様は悪い人ではなく母が大変そうだったのを見て言ってみたそうなのだが、私が嫌がらずに「ほい」と手を伸ばして抱っこされたので「気をつけた方が良い」と母に忠告してくださった。)

それから少し大きくなって、人見知りの子は母親にすがりついて離れないくらいの歳になっても、「良いものあげよう」とか言われると普通について行くタイプの子だったらしい。母と買い物に出ていて、「あれ!おらん!」と母が気付いたときには、私は店員さんと話をしていて「お母さんが迷子になった」と店内放送をかけてもらったことがある。それくらい、初対面だろうが不審者だろうが何だろうが、何も気にせず、もしかしたら自分が子どもであることすら気にせず、人と接していたようだ。

だけど、今は人見知りが激しい。いつからだろうか、と考えてやっぱり、小中学生時代に体験した大人への抵抗感がそうさせるのだろうと思う。大人は信用できない。大人は怖い。大人に心を許してはだめだ。大人に近づいてはだめだ。これ以上傷つかないために。その意識が「大人=人を信じない」性格を形成した。

それでも、友だちは私が人見知りだということを信じない。なんなら「どこでも誰とでも話できるやろ」くらいに思っている。

いくら人が嫌いだ、人が怖い、と叫んでも、生きていく中で少なからず人との接触はある。生活をしていれば常に初対面の人と接するようになる。だから作り上げた方法がある。「ランク制度」だ。

相手にどれだけ「自分」を見せられるか。どの「自分」を見せるか。それを決める基準として、単純なランクをつけるのだ。

例えば、はじめましての相手Aが目の前にいるとする。まだ何も声を交わしていない。その時点でのAは-5の地点。挨拶をする。その時のAの表情、話の聞き方などなど数項目で判断し、「良い人っぽい」となれば±0の地点。大事なのはそこからだ。そこから話が合う、めっちゃ良い人、となれば+方向にどんどんと進んで行き、知り合い→仲が良い人→友だち→80%信頼しても大丈夫だと思える友だち→殿堂となる。

しかし、これまでの人生経験から収集している「信頼できない大人リスト」に当てはまる言動振る舞いがあれば-となる。そして、-方向に一度でも入ってしまえば、後はどんどんと-沼へ落ちて行く。たとえ、スタートが+50あたりであっても。-側のランクは、苦手な人→嫌いな奴→無理→殿堂。-に認定された人は+へ戻って来ることはない。(唯一、たった1人の例外を除いて。今ではその人は、1カ月に1回ほどzoomで4時間以上喋るしLINEもこまめにやり取りしてて、お互いに何でも話せる+殿堂入りの友だち。)

かなり自分勝手な基準であっても、こうやってランクを作ってしまえば傷つくことは少ない。初対面の人と仲良くなれなくても、所詮はじめましての人は-スタートなわけだし、裏切られたわけではなく元々-だった人を+にしてしまっていた判断ミスだっただけでだったらその人に相応しい-へ放り込めばいい。自分もきっと、相手のランクでは-にいるかも知れない。

そう思うと、人付き合いが少しは楽になった。どうせ-にいるなら好かれようと無理する必要もないから、これ言って「ウザッ」と思われる心配より言いたいことを言おう。そうやって、初対面の人とは会話をする。だから、パッと見、人見知りじゃないと思われる。わかりにくい性格って損だよな...。

新生活、新社会人、新学生のみなさん。もしかしたら社交的に見えるだけで、すっっごく人見知りな人もいるかも知れませんよ。初対面が苦手なのはあなただけじゃないですよ、きっと。多くの人がそれぞれに「人と接する基準ランキング」作ってたり「人との会話マニュアル」なんか作ってたりするんですよ、案外。あなたらしい笑顔で「ありがとうございます!」と言っていたら、良い人が必ず来ますよ☺

 途中で1回-に落ちた人がもしかしたら、気づけばいつも一緒にいる大事な大事な一生の友だちになっているかも知れないし。私とその子がそうであるように。

それでは、ここまでお読みいただいて...

「ありがとうございます!!」(≧0≦)

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