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自分神話の醍醐味・11(神代紀)

・自分神話にも歴史があります。ここではその初期、幼かった私の記憶の世界についてご紹介いたします。
・初期の自分神話の世界は小学校という初めての社会の中で、圧倒的に自分より優れている友人に囲まれて押しつぶされそうになりながら、なんとか自分というものを大切にして生活していました。
・自我はあまりにも弱くかったんです。精神的にも、体力的にも。
・なのであの人のようになりたいと考えそれを、取り入れること「佐取卑」を考案したのです。
・そうすると友人から取り入れた考え方で溢れ、国家は豪族集団のようになっていきました。最初はこれらの豪族集団で自分神話の世界は成り立っていました。
・しかし、どんなに弱くても、自分の考えを一番理解できるのは自分自身です。
・そこで有力豪族が共立する形で初期の「王家」という自我が誕生しました。
・それが初代皇帝です。
・この原始国家の国号は「全」それに対して「大」という国家も並立し、
「全」を中心としながらも、二極対立によるゲーム性を楽しんでいきました。
・とうぜん「全」は対戦相手の「大」がなければ、その存在価値が半減するのです。
・ところが頭で「全」が正義であると考えて、「大」が悪と決めても、結果、スポーツは実力世界ですから、あるとき「全」は「大」に負けてしまいました。
・これは幼い私にとって衝撃で、正義が勝つのではなく、勝ち残った者が歴史上の正義となるという事を学びました。
・これではだめだと思い、自我の強化を青年期に考えるようになるのです。
・私はこの様に、弱い人間でした、だからこそ「自分神話」を糧に生きることができたのです。


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