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シネマ歌舞伎『三人吉佐』を観た記

観て、相当驚いたのに何も書いていなかったので、思い出しながら記録します。
2014年の作品。もう10年前なんですね!

笹野高史さんがすごい

作品自体、全体に歌舞伎味が少し薄いとはいえ、全く違和感がない!
殺陣は、照明の効果もあってものすごく鋭く、心底松也さんが威圧されているように見えました。
調べたら、勘三郎さんと他の歌舞伎作品にも出演されているのですね。勿体ない。これからも、もっとたくさん出てほしい!

シネマ歌舞伎の編集具合

「シアトリカルムービー」じゃなくてもよいのに・・・これは好みです。
編集部分が少なくても、舞台を見慣れている人はある程度補完できそうだし。

ポスターとの差

現代的なポスター、上映されるとしっかり歌舞伎。
始まった最初は、え?現代が舞台じゃないの?と、頭のなかの軌道修正が必要でした笑

コロナ前の演出

2024年時点、まだ感染が完全収束したわけではないので、飛沫や距離感に気を使わなくてもよいこの時代の演出が、少し懐かしく見えました。。
今は無意識に他人との距離をとっているのだなと。

演出や表現の時代による違いを記録するものとしても、映像で作品を残してみられるようにしていただけるのは、とても価値あることだと思い始めました。後からきっと、比較研究されるでしょうし。

移動や舞台観劇が制限されたとき、こういった映像がこころの非常食になることが、コロナでわかったのは発見でした。

早くこの流行病が収束してほしいものです。

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