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アベノマスクより早く届いた招待状に誘われて

2020年
4月
完全在宅勤務になった。
安倍政権が布マスクを配布することを発表。
5月16日
言葉の企画2020をオンラインでやると知り、当日申し込む。
5月23日
阿部さんから初めてのメールが届いた。
5月31日
招待状を受け取り阿部さんの熱量に驚いた。
6月3日
初めての企画を提出した。

そして6月13日、
言葉の企画2020 第1回目の講義が終わった。
(なおアベノマスクは届いていない)

阿部さん、平賀さん、聴講生(先輩方)、
そして100人の企画生の熱は
想像以上にずっしり来るものがあって、
会終了後はなんだか疲れを感じひと眠りした。

初心が何事にも重要だと思うので、
参加のきっかけと今の気持ちを残したい。

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参加のきっかけ

2017年だったと思う。
学生時代のバイト先の友人が、
企画メシに参加しているとFacebookに投稿していたのをたまたま見かけた。
その子は詩的で情熱的な文章を日頃から書いている子だった。
いまは疎遠になってしまって、あまり連絡を取っていないけど、
すべてが私にとって新鮮で、発見ばかりだった。
感謝しきれない。

そんなきっかけで知った企画メシ。
すぐに調べたことを今も覚えている。
「選考があるんだ」とか「参加者のクオリティが高いんだろうな」と
諦めモードになった。
せめて、と阿部さんのTwitterをフォローした。

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そもそも、
なんで企画メシに興味を持ったんだろうか。

考えてみるとシンプルで、憧れがあった。
今も、きっとある。
クリエイティブな仕事、企画していく仕事に。
企画という言葉すら
自分にとってはキラキラして見える。

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言葉の企画を通じて自分と向き合っていると、
就職活動時、
幅広く業界を見ていたのを思い出す。

ぼんやりとした憧れで広告業界も見ていた。
だけど、とにかくESが苦手だった。
白紙の紙に自由記載での自己アピール。
その時点で気後れしてしまっていた。

好きなことはなくもないものの、
人と比べて秀でている自信もない。
ニッチすぎてアピールするほどでもない。

社会人になり、
就活生のお手伝いするようになってからは、
そんな話こそ聞きたいと思うものの、
当時は振り切る自信がなかった。

なので、自己紹介の企画は本当に悩んだ。

*なにをメッセージとして持ってくるか
*手法
に分けて考えた結果、
*伝えたいメッセージは名前
*手法は試験問題形式、人柄が伝わる工夫を加える
とした。

手法については、
試験問題形式に至る前に何個もボツが生まれていて、
最終的な決定要素は
「いかに初心者な事を紛らわせられるか」
だった。

キャッチーさを考えれば
写真やビジュアルを入れるべきと思う中で、
慣れない作業で出来上がってきたものたちは
どこか不格好で内容よりも
そのちぐはぐ感が気になってしまった。

結果、
本物の試験問題を模した自己紹介広告が完成。
数多ある試験問題の中で、
不適切なものを選ぶ問題としたことは
伝えたい事を引き立てる上で良かったと思う。

1回目の講義を受け、
総選挙の結果と総評を聞きながら、
感じたことは大きく2つ。

①自分への定義付けの甘さ
②自分の広告をより良くするためには?(試験問題形式を変えることがベターなのか)

①自分への定義付けの甘さ

自分の経験の洗い出しや分析はしてきたはず。
そこは自信を持ちたいと思う中で、
自分に圧倒的に足りないのが、
マイ定義づけをしっかりすることと気付く。

いまは要素を羅列しているだけで、
矢印で結ばれていない。
これが矢印で結ばれるようになると
もっとしっくりくる「私はこんなひと!」の
メッセージが出来るのかなと思った。

②自分の広告をより良くするためには

総選挙の結果を踏まえながら、
どうしたらより多くの人に伝わるかを考える。
超言葉術にもあるように、
"伝え方にも納得要素があること"が
伝わる1つの助けになっているんだと感じた。

というのも、
私は名前を訴求したい目的の上、
面白いのではないかという魂胆で
試験問題にすることを選んだが、
読む人からしたら
「なんで試験問題にしたんだろう?」
という目線が入る。
そこに対する答えを持ち合わせていないので、どこか見てくれる人にも
しっくりこないのではないか。(反省)

あとは選択肢の稚拙さ。
自分を知ってもらいたくて、
伝えたいことをそのまま選択肢としてしまったが、安易すぎた。
もっと人の記憶に残る凝った選択肢に出来たはず。(さらに反省)

そもそも
試験問題のままでは伝わらないのではないか
という視点が1番グルグルしている。

総選挙の上位作を見ても
読み手に寄り添った作品が多い中で、
試験問題は明らかとっつき難い。
けれど何人かの企画生に褒めて頂いて嬉しかったように、
アイデアとしては悪くはない気もする・・

自分の中の結論として、
まずは試験問題をブラッシュアップすること、
そして全く新しい自己紹介を作ることとしたいと思う。

新しいものを作る上では、
確実にちぐはぐ感と改めて向き合うことになり悩むことは必至なので、
どう乗り越えたらいいのかゆっくり考えていきたい。

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1回目の講義を受けて

つい、言葉の企画でのアレコレを
"学び"と一括りにしてしまうけれど、
言葉の企画での学びは
"0からのインプット"ではなく、
"知っているはずのことの再認識"なのが
とても面白いなと思う。
阿部さんのお言葉を借りるのならば、
"無意識を意識させる"学び。

シンプルに、
コピーって凄いなあって改めて思った。
読むと風景が広がる言葉たち。
共感がこみ上げてくる。

伝わりました総選挙で上位に来る言葉は
どれもシンプルなのに、
なかなかそこまで至らないことを
身をもって体感できたのも勉強になる。

講義後、
改めて素敵ですねの言い換えについて考えた。

素敵だなあと思うと私はきっと
・顔がにやけている
・ちょっと浮ついた調子になる
・人見知りを隠すかのように喋っている
好きな漫画の主人公は
・途端に言葉がつっかえるようになる
・顔色が赤くなる
・感嘆の表情をする。

友達やドラマ・漫画などの創作物含め、
私以外の人の素敵を感じている瞬間も
たくさん知ってるはずなのに
共感できる瞬間を言葉で切り取れないのは、
シンプルに悔しいなあと思った。

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2回目へ向けて

まさに走り出した感覚がある。
けれど、走るのにはパワーと根気が必要で。
気を抜けばすぐに脱落してしまいそうで。

そんな時に99人の企画生の力を借りたい。
私も同様に、力になりたい。

追伸:
6月17日
アベノマスクが届いた。


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