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Oslo, Norway 2024 Vol. 2

ノルウェイ、オスロに留学中の長男を訪ねて、初めての北欧旅行をしました。フランス留学中の次男も合流して、滞在前半は、オスロ市内の探索、そして後半はせっかくノルウェイに来たのだからとオーロラ、Northern Lightsを見るためにTromsøへ、約2時間の飛行機旅をしました。

Day 4 to 5, Tromsø 北極圏へオーロラの旅

Tromsø、トロムソ、はノルウェイ北極圏にある人口約8万人の小さな街。
オスロから近場のトロンハイムが交通の便も良く、オーロラを見ることができる街ですが、今回は北極圏のトロムソへ。カナダに住んでるのに、わざわざノルウェイで見なくても!と思われるかもしれませんが、30年以上カナダ国内に住んでいてもなかなかイエローナイフなどの北極圏へ足を延ばす機会はありません。これまで、カナダを訪れる日本人観光客や駐在でカナダ移住をした人たちが、滞在中に、
「オーロラ見ないと〜!」
と躍起になっている姿を
「え?そう?」
と、少し不思議に傍観していたのですが、その気持ちが少し理解できた今回のトロムソ体験でした。やはり、オーロラは神秘的で素敵。

オーロラを見るにはツアーがおすすめ

もちろん、個人でスポットを見つけて天候を気にかけながら、いろんな場所を巡ってみる、という方法もあります。しかし、オーロラ観賞は天候に左右されるそうなので、本当に「その時の運」というかなり神頼みな面も否めません。私たちは滞在一泊二日の一発勝負だったので、迷わずツアーを見つけて申し込みました。

こんな時は、自称「ブラウン家お抱えツアーコンダクター」を名乗る夫が、手早く手配。Viatorという、以前アフリカ旅行(ブラウン家はスコットランドからの植民者、アフリカ出身)で利用したことがあるツアー会社を利用しました。世界の様々な国でいろんな現地ツアーを提供しています。

夕方からが勝負の6〜7時間のオーロラツアー、ドライバーさん、ツアー会社の二人とトロムソ中心地にある現地ツアー会社で待ち合わせをします。
Pukka Travelという現地ツアー会社の素敵なオフィスで私たち4人を含む参加者9人が集合して、スキースーツをグレードアップしたような防寒着のサイズ合わせをして自分用を選びます。

そして、ツアーには簡単な夕食が含まれているので、ディナーメニューを選択します。メニューは、ベジタリアンチリ、トナカイのシチューなど、アウトドア用食品、ドライテックのリアルターマットクライミングやキャンピングなどアウトドアが趣味の次男によると、今人気急上昇中の会社なんだとか。そしてこの会社、トロムソに本社があります。

Samiトナカイ放牧地ど真ん中、オーロラスポット

トロムソから車で走ること約30分、フィヨルドのクヴァル島側へ渡ってオーロラスポットを探します。プッカトラベルのドライバーさんは手慣れたもの、街灯もない真っ暗な道をどんどん進み、「ここ!」というスポットを見つけました。

ガイドさんによると、そこはスカンジナビア北東部ラップランドに暮らす先住民族サーミ人がトナカイを放牧するエリアだそう。真っ暗な大自然の中に微かにトナカイがつけた鈴が「カランコロン」ともの侘しい音を響かせている中、私たちは防寒着に着替えます。周りに住宅や街灯など一切ない、真っ暗な闇の中、足元に気をつけながら、いざ、オーロラ観賞!

「カランコロン」もの侘しい鈴の音色とトナカイたちはすぐそこに
わずかな光から、だんだんと濃くなり、空一面に
ゆらゆらゆれる光はとても神秘的

そして、心ゆくまでオーロラ観賞したあとは、ツアーガイドさんが夕食を用意してくれます。焚き火を囲んで、スープ、そして、夕食の後は、マシュマロを焚き火で炙ってデザートに。防寒着を着ていても、かなり寒いので焚き火の暖かさが身に沁みます。

焚き火をしたら、目の前にトナカイの足跡発見!

Day 6&7,  再度、オスロの街探検

トロムソから再びオスロの街に戻り、オスロの街探検。可愛らしいトラムに乗って、長男お気に入りワッフル屋さんに出かけました。市街地からアーケル川を超えて、東側、ちょっとヒップでおしゃれなグリーネルロッカ地区にあるHaralds Vaffle、色々な味のワッフルが楽しめます。オーナーのジョナサン、ノルウェイでなかなかの有名人のようです。

色々な味が楽しめますが、やはり一番美味しいのはバターの効いたシンプル味
グリーネルロッカ地区は、ヒップでお洒落
クリエーターさんたちの集まる地区でもあるのだとか

The Historical Museum of Oslo

そして、せっかくここまで来たのだから、ちょっとバイキング文化にも触れたい、ということで歴史博物館へ。ロイヤルパレスのお膝元に位置するような、荘厳な建物、歴史博物館は石器時代から中世までノルウェイの歴史を探検することができます。その中でも古代ノルウェイ語の「Vikingr」バイキングと名付けれた常設展示、紀元800年代から1000年ごろまでの様々な展示物を見ることができます。Netflixのバイキングシリーズ、アート部門のスタッフたちはこんな出土品の数々を調べながら小道具を作ったのかなあ、と妄想はエスカレートしました。

展示作品が詳しく説明されたブックレット
持ち帰りは禁止、ですがpdfをダウンロードできます
ベルトの飾りに用いられた三つ葉のような金のブローチ
Trifoilと呼ばれるバイキングデザイン

あっという間のオスロの旅、次回は夏に来て、オスロフィヨルドの島々を探検してみたいなあと思いました。長男の留学は6月まで、ハイキングや湖探検と、彼はしばしの初夏を楽しめたようです。

自分へのお土産にDbのバックパックを購入

All photos in this article by Eiko Kawabe Brown


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