『オズの魔法使い』ってどんな話だったっけ?
先日、娘が『オズの魔法使い』を題材に描かれた絵を見つけて「これなに〜?」と聞いてきました。
「オズの魔法使いだねー」と答えると、「どんな話?教えてー!」と...
「虹の彼方に(Over the Rainbow)」は歌えるよ、だけど『オズの魔法使い』って覚えてないよ。
小さい頃に2、3回映画は見たことあるけど話の内容なんてすっかり忘れてしまいました。
娘にお話しできるように『オズの魔法使い』について調べてみました。
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『オズの魔法使い』はアメリカ人のライマン・フランク・ボームによって『The Wonderful Wizard of Oz』という題で1900年5月、当時は斬新なカラー図版で出版されました。
“カラー”というのが子どもたちの心をとらえて、たちまち大ヒットの児童文学となります。
1939年に映画『The Wizard of Oz』が公開され、それ以降『The Wizard of Oz』という題で定着するようになりました。
元々は、ボームが自分の子どもたちに話して聞かせていた物語を元に書いたものだそうです。
肝心のあらすじ、調べてみたら意外と長くてびっくりしました。
舞台は、アメリカ合衆国カンザス州。
主人公のドロシーは愛犬のトトと一緒に暮らしていました。
ある日、突然竜巻が起こります。ドロシーが住んでいた家が竜巻に巻き込まれて飛んでいき、不思議なオズ王国に当地着します。
着地した家は、そこの国を支配していた悪い東の魔女をつぶしてしまいました。
そこへ優しい北の魔女がやってきて、東の魔女が履いていた不思議な力を持つ銀色の靴をドロシーに履かせます。
北の魔女は、ドロシーが家に帰れる方法は、エメラルドの都に行って、ものすごい魔力を持つ「オズの魔法使い」にお願いすることだと教えてくれます。
ドロシーは黄色いレンガの道を進んで旅に出かけることにしました。
途中で、棒に引っかかったカカシ、ブリキのきこり、臆病なライオンと出会います。それぞれ、脳、心、勇気が欲しいと思っているので、願いを叶えてもらうためにドロシーと一緒にエメラルドの都に行くことにしました。
色々冒険して、エメラルドの都につきますが、「オズの魔法使い」は、西の悪い魔女を倒せば、みんなの願いを叶えてやると言います。
西の魔女は、ドロシーたちに色々な刺客を送り込みますが、カカシ、きこり、ライオンとドロシーが力を合わせて倒していきます。
西の魔女の冠の力で空を飛ぶ猿(孫悟空みたい)に、ドロシーたちはつかまってしまいます。
西の魔女は、ドロシーの履いている靴を手に入れたい!と思い、ドロシーをだまして片方の靴を脱がせてしまいます。
怒ったドロシーは、西の魔女に水をかけると西の魔女は溶けていなくなってしまいました。
もう一度「オズの魔法使い」のところへ行って家に返してもらうようにお願いしますが...
「オズの魔法使い」の正体は実はだいぶ前に気球でオズの国に飛んできてしまった、おじいちゃんで魔法の力は全くありませんでした。
おじいちゃんが乗ってきた気球で帰ろうとしますが、失敗。
願いを叶えてもらおうと、南の魔女の所へ行きます。
南の魔女は、ドロシが履いている魔法の靴はあなたの望む所へ連れて行ってくれますよと教えてくれます。(今履いている魔法の靴こそ、家に帰る手段だった!北の魔女は何だったんだ...)
カカシはエメラルドの都へ、ブリキはウィンキー国(西の魔女が支配していた国)へ、ライオンは森へ行くことになりました。
みんな欲しい!と願っていたものは、旅の途中で自然と手にしていたのです。
ドロシーはかかとを3回合わせて家に帰ることを唱えて...
あの有名な「There is no place like home.」というセリフでめでたしめでたし。
ひえーーー。長かった...
子どもたちは、この物語を夢中になって読んでいたというのだから、すごく体力があるなーと思いました。(あらすじだけでこの長さって...)
これで、娘にお話しできるぞー!
それでは、また。