![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/146985536/rectangle_large_type_2_1a881d2f35a614b1b6dcf063f6028b39.jpeg?width=1200)
カナダ駐妻生活1年目にやって良かったこと5選!
昨年の4月末からカナダでの生活を始め、気がつけば1年が過ぎました。夫の駐在期間が決まっていないため、あと何年カナダにいるか未定ですが、期間限定であることは間違いなく「やりたいことは早めにやろう」と思って過ごしています。
カナダ生活1年目は順風満帆というわけではなく、戸惑いや苦い経験もありましたが、この1年間を振り返り、「やって良かった!」ことをまとめてみました。
1.カナダならではのイベントを楽しむ
「カナダでしかできないことをしよう!」と思って過ごした1年。
春や夏は公園でのBBQや屋外映画鑑賞、秋はハロウィンに紅葉狩り、冬は極寒キャンプにクリスマスツリーカッティングなど、この地ならではのイベントを楽しみました。
クリスマスツリーカッティングでは、雪道を歩きながら理想の木を探し、自分たちの手で切り倒すという経験をしたり、ハロウィンにはこちらの人の本気の仮装やデコレーションに驚かされました!
2.ウィンタースポーツを楽しむ
カナダの冬は極寒で厳しい反面、ウィンタースポーツを楽しむには天国かもしれません。ダウンタウンから車で30分位の場所にスキー場があり、仕事後にスキーに行くことも可能です。また、スキーやスケートで通勤する人もいると聞いて驚きました。
私は久しぶりにアルペンスキーとスケートを再開し、クロスカントリースキーにも初挑戦しました。クロスカントリースキーは、スキーの途中で横道にそれて雪だるまを作ったり、雪合戦したりすることもでき、この子供と一緒に自然を満喫できるスポーツに魅了されました!今年はフリーパスを買って本格的に楽しむ予定です。
また、カナダ特有ではありませんがテニスやピラティスもはじめ、現地の人々と交流するきっかけになりました。
「スポーツは世界共通の言語」と言われますが、本当にその通りだと思います。たとえ言葉が通じなくてもルールは共通だし、なんといっても同じことを同じ場所でするだけで距離が縮まります。
スポーツや音楽ができれば、言葉が通じなくても世界中の人と繋がることができると改めて感じました。
それは大人より子供の方が顕著かもしれません。日本から移住してきた英語が話せない子供たちも、サッカーや野球など好きなスポーツがある子供は、スポーツを通じてこちらの生活に早く馴染んでいるようです。
私も腕前はともかくテニスのおかげで現地の人とテニスを楽しめているので、息子にも続けられるスポーツや音楽を持ってほしいなと思っています。
3.国内・海外旅行
元々旅行が好きなこともあり、「カナダに来たら、たくさん旅行をしよう!」と決めていました。
この1年間で、ロッキー山脈(バンフ、ジャスパー)、カルガリー、トロント、モントリオール、ケベックシティ、モントレンブランなどを廻りました。
長距離ドライブをしながら広大なカナダの美しい自然を楽しんだり、ヨーロッパの雰囲気を感じられるケベック州を旅したり、どれも家族の一生の想い出になりそうです。
![](https://assets.st-note.com/img/1720738511688-IEu6pQSz6u.jpg?width=1200)
また、オタワから飛行機で1時間半の距離にあるワシントンD.C.へ友人を訪ね一人旅もしました。子供が小さいため日本からワシントンD.C.への一人旅はハードルが高いですが、オタワからであれば国内旅行の感覚なので行きやすいです。今年はNYにいる友人を訪れる予定です。
![](https://assets.st-note.com/img/1720738429710-7Dr6vqBQrh.jpg?width=1200)
4.家族でのんびり過ごす
カナダの冬は本当に長く、冬は16時過ぎには暗くなってしまうので、自然と家で過ごす時間が長くなります。家族で平日の夜に映画を観ることもあります。日本でワーキングマザーとして忙しくしていた時には考えられなかった生活です。そしてこの時間が想像以上に特別な時間になっています。
これはカナダにいるからというより、私がフルタイムの仕事を辞め、夫も日本より残業が少ない環境だからできているのかもしれません。
5.様々な感情を味わう
カナダに来て1年、さまざまな新しい経験をしましたが、正直に言うとこの1年は「楽しかった。充実していた」だけのものではありませんでした。辛さや悔しさ、無力感など、これまで感じたことのない感情を味わった1年でもありました。
日本では仕事やプライベートで「何かができなくて困る」ということはあまりありませんでした。恥ずかしながら「私は何でもこなせる」と勘違いしていた面もあります。
しかしカナダで言葉も文化も違う環境に置かれ、自分がいかに無力で小さな存在であるかを痛感しました。「自分ではどうしようもできない壁」の前で感じた悔しさや無力感。それはまさに、言葉では表現しきれない複雑な感情でした。
もう一つ、カナダで大きく感じたのは「自分がマイノリティである」という事実でした。
日本で働いていた時、女性ということで少数派だと感じたことはありました。でも、一歩会社の外に出れば少数派であることを忘れられました。
しかし、カナダに来てからは、言葉や文化の違い、そして外見的にも「自分が少数派」であることを意識させられることが多かったです。
これまでの人生ではあまり感じたことがなかった孤独感や疎外感を覚えたこともありますが、それ以上に、さまざまな立場の人の気持ちをより理解するきっかけにもなりました。むしろ今までにもっと体感すべきだったのかもしれません。(長くなるのでこの話は今回は割愛しますが)
「どんなに努力しても越えられない(変えられない)壁がある」という現実。今までの人生では味わったことがなかった様々な感情を、この1年でたくさん味わいました。生活の不便さや言葉の壁だけではなく、「自分の努力ではどうしようもない状況」に直面する中で、初めて気づいたことがたくさんあります。
でも、こういった様々な感情を味わえる環境に身を置くことができたのも良かったことの1つです。
6.まとめ
カナダでの生活は、自然の美しさや多様な文化に触れる機会に恵まれ、実り多い1年でした。一方で、言葉や文化の壁に直面し、自分の無力さや孤独感を味わうこともありました。しかし、そのような中でもスポーツや子供という共通の話題や活動を通じて、その壁が思ったよりも低くなることも実感しました。
すでにカナダでの2年目が始まり数か月が経ちましたが、カナダから離れるときに「あれをしておけばよかった」と後悔することがないように、2年目も「やりたいことは早めにやる」という気持ちで過ごしたいと思っています。