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オタワから30分!カナダ冬の魅力、ガティノーパークでの冬キャンプ②

カナダの首都オタワ在住のEikoです。

家族で1泊2日の冬キャンプに行ってきました。場所はオタワのダウンタウンから車でわずか30分の場所に位置するガティノーパークです。ダウンタウンからのアクセスが良い場所のため、カナダで2番目に訪問者数が多い360km²もの広さがある自然国立公園です。


キャビンに向けて出発

キャンプの受付は、キャンプ場の駐車場にある事務所で行います。

ガティノーパークのあるケベック州はフランス語圏なので、全ての表記は英語よりフランス語が先です。


簡単な説明を受け、緊急連絡先を伝えると、キャビンの鍵と簡単な地図を手渡されました。鍵はキャビンの中に置いてあるとのことです。(日本人の感覚では鍵をかけないで大丈夫なのかと心配になりますが)

地図に蛍光マーカーをひいて道順を教えてくれました。この地図に悩まされることになるとは、この時は思わなかったのですが……。


受付をすませ、今日泊まるキャビンに向けて出発です!重い荷物は子供用のそりに載せて運びます。

出発直後は、元気な息子がはりきってそりを引っ張ってくれました。


美しい白銀の景色に包まれながら、スノーシューで山道を進んでいきます。


スノーシューを履けば、雪の上でも楽に歩けます。


地図を片手にキャビンを目指しましたが、日本のようにわかりやすい案内表示がありません。唯一、木についているキャビンマークの表示だけが目印です。

木にこの看板がついていますが、矢印もなくどちらに進めば良いのかわかりませんでした。
多分この辺りで迷ったのですが……。

駐車場からキャビンまでの距離は30‐40分程度ですが、1時間歩いてもキャビンが見当たりません。人影もなくなり、「迷ったかもしれない」と焦りが募りました。

受付でもらった地図では詳細がわからず、スマートフォンのGPSで示された場所に行ってもキャビンが見つからないのです(涙)

幸いにも通りかかった人に助けを求めると、逆方向だと言われてしまいました。そして、教えられた方向に進んでもキャビンが見つからず、途方に暮れました。

そのうえ子供が「疲れた~」と騒ぎだし、夫が叱ると子供が泣き出すという事態に。(こういう時はなだめながらでも歩かせないといけないのに……)

13時に出発したのに、もう15時半。16時過ぎには暗くなるので、このまま見つからなかったらどうしよう、吹雪いたらどうしようと最悪の事態を想像し始めました。

迷うこと2時間半……、クロスカントリー用の道路に一度でて道を探し、そこからなんとかキャビンに到着できました(涙)!!

キャビン


冬キャンプは経験者と一緒に行くか、夏に訪れた場所に行くべきだと痛感しました。吹雪いていたらどうなっていたことかと思うと背筋がぞっとします。

待望のキャビンの中

やっとたどり着いたキャビンは、三段ベット、小さなキッチン、薪ストーブ、4人掛けのテーブルと椅子があり、想像以上に快適でした。

大人4人まで宿泊可能で、ガス・水道はありませんが、豆電球のような電灯はあります。

子供は三段ベットに大喜び!


キッチンには鍋やお玉などの調理器具が揃っています。衛生面が心配だったので、小さいフライパンと鍋を持参しましたが、大人だけであれば備え付けの調理器具を利用して問題なさそうです。

調理器具は充実しています。


薪ストーブをつけると部屋中が暖かくなりました。

レトロな薪ストーブ


キャンプ飯

薪ストーブの火力が強くなったら、いよいよキャンプのお楽しみ「食事タイム」です!薪ストーブの上で、フライパンや鍋を使って料理します。

薪ストーブの上にフライバンや鍋を乗せて料理をします


いつもと同じ料理でも、キャンプで食べると格別な美味しさです!

キャンプ飯!


キャンプの夜 最大の難関は……

夜になると静寂に包まれ、星空も最高でした!暖かい日でしたが、それでも夜は-20℃前後だったので、長時間は外で星を眺めらることはできませんでしたが。

楽しいキャンプですが、最大の難関はトイレでした。キャビンから10mほど離れた場所にあり、清潔ですが匂いがきつく、そして寒いので、あまり行きたくありません。

寝る時も薪ストーブをつけましたが、室内が非常に乾燥して喉がカラカラに……。水分を摂りたいのですが、水分をとりすぎて夜中に極寒のトイレに行くのが嫌だったので水分補給は控えることになってしまいました。(体にはあまりよくないですね)

キャビンとトイレは10m位離れた場所にあります。


こうしてキャンプ1泊目は終了し、翌日は清々しい朝を迎えました。目が覚めてキャビンを出れば、すぐに雪遊びができる最高の環境です!

③に続く⇒

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