体感気温ー31℃。極寒地のママ達のリアル……
カナダの首都オタワ在住のEikoです。
今日のオタワの天気はー22℃。体感温度はー31℃!寒い日が続いています。
冬になると、雪やフリージングレイン(雨氷)の影響で、頻繁に子供のスクールバスが遅れたりキャンセルになることがあります。
スクールバスのキャンセル
フリージングレインをご存じですか?
私はカナダに来るまでこの現象を知らなかったのですが、日本語だと「雨氷(うひょう)」と言います。
フリージングレイン(雨氷)とは氷点下になっても凍らない過冷却状態の雨が地面の物につくと、付着した瞬間に透明の膜状に凍ってしまう現象です。
路面は凍り、運転中の車のガラスに付いた雨も凍ってしまうため、運転は危険でスクールバスはキャンセルになることが多いです。
朝6時ごろ「フリージングレインのためスクールバスはキャンセルになります。学校は開いています。(但し今日実施予定だったテストは延期します)」というようなメールが流れます。
学校は開いているので、登校するか否かは各家庭に任され、親が車で送迎するか、歩いて登下校するか、休むかの3つの選択肢になります。
路面が凍結していて運転するのも歩くのも危ない状態なので、幼稚園から小学校低学年くらいまでは休む生徒が多く、小学校高学年以上だと登校する生徒が多いようです。
わが家はまだ幼稚園のため休んでいますが、子供の学校が急に休みになったら共働き家庭は大変ですよね。コロナ禍で急に保育園が休みになり大変だった時のことを思い出します。(ちなみに先週は2回バスがキャンセルになりました)
とはいえ、キャンセルの場合は事前にわかるので、それなりに対処ができます。
スクールバスの遅延
キャンセルより保護者(私?)にとって辛いのはバスが遅延すること。
一年中スクールバスは遅れるのですが、冬をほぼ毎日のように遅れます。ただし、たまに早く来ることもあるので時間通りに行く必要があります。
今日はバスが45分も遅れて、気温ー22℃(体感温度ー31℃)のなか、 凍えながらバスを待ちました。
バスの遅延についてもメールが届きますが、タイムリーに届くことは少ないのでバス停で待つしかありません。
子供達は雪の中で楽しそうに遊んでいましたが、バスを待つ大人達はだんだん無言に……。寒さに強いオタワの人達もさすがに辛いようです。
一緒にバスを待つ友人(保護者)に 「今何℃?」と聞かれて、
「-22℃」と答えたら
「体感温度は何℃?重要なのは体感温度よ〜」
と突っ込まれてしまいました。
「体感温度は-31℃😭」
(むしろ体感温度は知らない方が良いのではないか…と思いましたが)
定刻から遅れて45分後、遠くから黄色のスクールバスが走ってくるのが見えると「バスがきた~」と喜ぶ大人達!!きっと一番喜んでいたのは私だと思いますが。
帰宅し暖房の効いた部屋に入ったら、温度の差が激しいからか頭がズキズキと痛くなってきました。
この寒さの中でのスクールバス待ちがあと2ヶ月は続くのかと思うと… 、心が折れそうです。
※2024年1月の記事です。