顔のシミ取り
あれはもう、10年くらい前ですかねえ。
目の下というか、鼻の横というか、つまりは頬の真ん中なんですけど、人差し指の爪くらいのデキモノが出来たんですよ。
デキモノというとプックリ腫れるとか赤くなったり黒くなったりする感じですが、そうではなく、色のないカサブタみたいな感じ。ペロッとはがれそうに見えたので、そのうち取れるかと思ったのですが全く取れないのです。試しに強めに引っかいてもはがれない。かといって膨らんでくるわけでもないし、痒くなったり痛くなったりすることもないので、気になりながらもずっと共存しておりました。
ただ、カサブタみたいに少し盛り上がっているので、その上からメイクしても隠れるわけじゃないんです。大学のHPの教員紹介の私の写真を見ると、はっきりくっきり、頬の真ん中に影が見えますからね。
気になるからといって引っかいたり擦ったりしたのが良くなかったんでしょう、徐々にその部分が茶色く、つまりはシミになってきました。ぎゃーーーー。
これはもう、医療に頼るしかない、と意を決して皮膚科に駆け込んだのが2年前。ドキドキしながら見てもらったらあっさり一言。
「脂漏性角化症ですね」
シローセーカクカショー?
「老人性イボです」
ろろろろろろろうじんせいっ!
取りますか?と聞かれたので、はいと答えたら隣の処置室に連れていかれ、レーザー照射してオシマイ。数分単位のあっという間の出来事でした。
しかも会計時に二度ビックリ。2000円もしなかったのです。保険が効くんですね。数分で、かつ2000円弱で、長年の悩みが解決するとは!!
理論的には皮膚の表面を削っているので、二週間くらいは朝晩薬を塗って、ずっとバンドエイドを貼っておくのですけど、それくらいの面倒さは面倒のうちにも入りません(長年の悩みが解消したと思えば大したことない)。
半年くらいは削ったところが少し凹んでいるような感じもしましたけど、2年経ったら「どこだったかな?」というくらい綺麗になりました。
がっ。
「ろうじんせい」の名の通り、加齢とともに他の場所にも出来たんですよ。しかし今回は慌てず騒がず、さっさと皮膚科に行って処置してもらいました。3か所あったのですが、前回よりはるかにサイズが小さかったせいか今回も2000円弱。
顔の3か所にバンドエイドを貼っていると目立つので、マスクで隠しているのですが、数日前にオットと外食していた際、ドリンクバーに行ったりトイレに行ったりするときにマスクするのを忘れて店内をウロウロしてしまいました。
「DV夫だと思われていたらどうしよう」
…とオットは気が気でなかった、らしいです(笑)。