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キミはヘレンドか?
今はどうか知りませんが、ヨーロッパ赴任経験がある私の両親世代は、結構な確率で名窯(高級陶磁器ブランド)の食器を保有しています。
私は小学校高学年から中学までをヨーロッパの某国で過ごしたのですが、ご多分に漏れず、両親もこの時期にせっせとウェッジウッドだロイヤルアルバートだリチャードジノリだと買い集めていたのでした(なぜか帰国後にロイヤルコペンハーゲンも加わった)。
そんな過程を横目で見ていたおかげで、私も知らず知らずに陶器には多少詳しくなったみたいです。上述のブランドのものであれば、どんな柄であっても認識できます。もっとも、面白いことに(というか当たり前な気もしますが)、家にあるものは完全に両親の好みのものなわけですから、そこから外れると全然わからないんですよ。
なので、マイセンの食器は裏返してロゴを見ないと認識できないし、未だにヘレンドとアウガルテンの区別も出来ません。
で、今日のこと。
オットと某喫茶店に行きました。今日行ったのは以前から気になっていた、老舗の喫茶店。モーニングの時間帯はいつもシニアで混んでいて入れなかったので、今日は開店と同時に入店するという前のめりっぷり。
出てきたコーヒーを見て、「…!」と脳が反応しました。これは…、ヘレンドか、アウガルテンか…っ?
コーヒーは大変に美味しかったのですが、このカップは何なのかと気になりまくりで集中できず。最後飲み切ってから裏返したところ、ヘレンドでした。そうかそうか。
いやしかし、ヘレンドのカップでコーヒーが出てくるお店だとは思っていなかったのでビックリビックリでした。モーニングセットで700円。
また行ってみよーっと。(次もヘレンドなのか、違うブランドのカップで出てくるか楽しみ。)