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「ニューヨーク極楽」を告げるテレビ番組
平日は毎朝モーサテを見てます。
訂正します。モーサテを「流してます」。
突然ですが、祖父母の家では常にテレビがついていました。誰も見ていないのにテレビだけついているので、「消そうか?」と聞くと「そのままにしておいて」と言われる。ある程度大きくなってから理由を聞いたところ、祖父は大家族で育っているので(なんと13人兄弟!)、家の中が静かなのが落ち着かなかったのだそうです。
とはいえそんな家で育った母がテレビをつけっぱなしにすることはなかったのですけどね。なぜか私も一人のときは見てもいないのにテレビをつけています。一人で家にいると心細いからかな(あるいは隔世遺伝・・・)。
朝もテレビをつけっぱなしにしているのですが、思い起こせば4年前ですよ。ダイヤモンドプリンセス号がなんとかかんとかと騒ぎ始めてから、テレビはコロナ一色になってしまいましたよね。見ようと思わなくても次々流れて来るニュースで、朝から気が滅入って仕方ない。
そんな折に気づいたのがテレビ東京の「モーニングサテライト」、通称「モーサテ」。コロナがなんとかという世間話は一切なく、経済情報を淡々と流しているのです。
それで見るようになったのですが、いやー、何言ってるか、さっぱりわからない。日本語で話しているはずなのに、海外番組を見ているかのようにわからない。
「ニューヨーク極楽です」
と耳に入ってくるのですが、どう極楽なのだろう。というか、日常生活で「極楽」という言葉を使うのは、寒い日に湯船につかって「極楽極楽」というくらいじゃないだろうか。でもいくらなんでも、経済番組で「入浴極楽」とわざわざ言わないだろう。
・・・と悶々とするもののいちいち調べません。でも毎日聞いているとある日突然気づくんですよ。
「ニューヨーク続落です」
ああっ、相場が引き続いて下がってるってことか!!
このころはまだ「突然ですがピンチです」というミニドラマとか、「秘書が選ぶ三つ星手土産」とか、経済初心者(経済オンチ)でも楽しめるコーナーがあったんですけどね。
コロナがさらにはやり始めたせいか、こういうコーナーがどんどんなくなって、カタイ話が多くなった気がします。
そんなこんなでつまりは4年ほど見ているのですが、相変わらず何を言っているのかわからないことばかりです。だからといって必死で勉強してついていこうという気もなく、BGM代わりに聞きながら、朝を過ごしています。番組関係者の皆さん、こんな視聴者もいるのです、すみません。