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弱小私立大学教員の業務
オープンキャンパスを終えて、心穏やかに私自身の研究をしようと思った矢先、別の業務が隕石のごとく突然降ってくる(しかも避けられない)。
定員充足率におびえる弱小大学としては、入試にまつわる業務は最優先なのです。シカタナイですね。
というわけで今日は作業を中断してこちらの業務に没頭し、なんとか終わらせました。今週いっぱいは猶予があったものの、先送りしたところで仕事が消滅するわけでもないですからね。他のことをしていても気になってしまうので、こういうことは集中してとっとと終わらせるのが吉。
先日大学1年生と話していて面白かったのが、「イレギュラーなことに対応できるようになりたい」という話でした。
本人曰く、「わからないことをスマホで調べて一番上に出てくる答えだけしか見ていないとみんなの行動が同じになる」というのです。そうなると、「一番上に出てくる答え」で対処しきれないときにみんな右往左往してしまう。そうならないためには、そもそも答えは一つじゃないことを意識すること、そのうえで対応策を複数もっていることで、いざというときに強いという話をしていました。なるほどね。
大学教員という仕事は、傍から見ていると「決まった時間に授業があり」、「授業内容も毎年同じ」と思われていて、つまりはルーチンの最たるものとみなされているんですけどね。実際は突然やってくる学生の対応だの、今回のような突然降ってくる業務だの、基本、イレギュラーなことが多いです。私が勤めているような弱小私立大学は特にそうなのかもしれないですが。
一方で研究業績も求められるので、教育や大学業務に全振りするわけにもいかず、そのバランスを取るのがなかなか難しいです。せめて長期休暇は研究に没頭したいと思いつつ、別の業務が隕石のように突然降ってくる(ふりだしに戻る)。