見出し画像

忘れられないアップルパイ

小説、「鴨川食堂」シリーズは最近のオットのお気に入り。「食の探偵」が思い出の味を探し出してくれるというものです。オットがせっせと図書館から借りてくるそばから、私が先に読んでしまう(笑)。私の方が読むのが早いものですから。

探してほしい「忘れられない思い出の味」。なにかあるかな、と考えていてふと思い出したのは中学時代に姉と食べたアップルパイ。どのあたりで食べたのか全然思い出せいないのですが、少なくとも家からはだいぶ離れたところだったはず。

一般的なアップルパイは、パイ生地に煮たリンゴが敷き詰められている(さらに細く切ったパイ生地が網目になっている)ものですけど、それとは全然違ったんですよ。その時食べたアップルパイのリンゴは薄くスライスされていて、しかも歯ごたえがまだ残っていました。シナモンの風味もそんなに強くなかった気がします。

ものすごく美味しかったので、記憶を頼りに自分でも何度かトライしたのですが、似て非なるものばかりでした。その後高校に入るタイミングで引っ越してしまったので、今となっては味の記憶も薄れてきています。

お父ちゃん(鴨川食堂の流(ながれ)さん)だったら、この少ない手がかりでも見つけてくれるかしら?

…と思ったのですが、「当時住んでいた地名」+「アップルパイ」で画像検索したら、あっさりそれらしいのがヒットしました。インターネットってすごい(←今更)。