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ドラゴンフルーツ→占い→論文

同僚が、「育てていたドラゴンフルーツを収穫したのでどうぞ」と持ってきてくれました。

ドラゴンフルーツって関西でも育つのか、とちょっとびっくり(さすがに室内だろうけど)。

思い起こせばもうずいぶん前の記憶ですが、ドラゴンフルーツと言えば私の中では「台湾」とつながっております。

当時は同僚との「プチ海外旅行」がブームで、香港を皮切りに、韓国、台湾といろいろ行っていたのでした。台湾に行く前に予定を考えていた際、彼女が「これは外せない」と鼻息荒く選んだのが「占い」。四柱推命姓名判断手相顔相を全てひっくるめた占いというのを見つけてきたわけ。

言葉がわからないので事前に通訳の方も予約して行ったのですが、これがねえ、非常に面白かったんですよ。

そうかそうかと腑に落ちることもいろいろ言われましたが(根本的には占いじゃなくても腑に落ちる人生訓だったとも言える)、それ以外に妙に印象に残っているのが「アナタの体質は牛肉が合わない」というのと「アナタ、ドラゴンフルーツ食べなさい」ということ。牛肉が何で合わないのかは聞いてもよくわからなかったのですが(「体質だ」と言われたので)、ドラゴンフルーツはその場ではふむふむそうなのかと納得したんですよ。あれ、なんでだったかなー(多分もう思い出せない)。

帰国してからもそれを思い出して、たまにドラゴンフルーツを探したものの、日本では一般的ではないじゃないですか。スーパーでも見かけないし、たまに高級スーパーで見ても高いし。そんなわけで完全に疎遠になってしまい、私の記憶からも抜けていたのでした。

私は体調を崩して一度完全に研究から離れ、しばらくブラブラしていたことがあるんですよ。そのあとパートタイムで研究補助を再開したのですが、このプチ海外旅行はそんな頃でした。

その占い師のオバチャンに言われたんですよ。

「アナタ、自分のやっている仕事を文字にして世の中に出しなさい。それが英語だったらもっといい。そうすれば道は開ける。」

・・・論文かっ!。

その勧めに従ったわけではないですが、頑張って英語で自分の仕事を文字にして世の中に出すことを、一つまた一つとせっせとしていたら・・・。

いつのまにやら大学教員になっておりました。道が開けたってことかな。