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何度見ても嬉しいメール

Dear Dr. Eiko XX,
It is a pleasure to accept your manuscript, "XXX", in its current form for publication in XXXX.

数日前に来た編集部からのメール

いやー、長い闘いが、とうとう決着しましたよ!

世の中の優秀な研究者の方は、ご自身でも論文を書かれるし、またチームを組んでいる場合は必ず論文に名前が入るので、年間でもかなりの論文を出されていると思います。

一方私は「教育>>>>>研究」という弱小大学でチマチマと研究をしているだけで、共同研究もあまりやっていないので(ほとんど実験出来ないので相手に悪いし)、今まで出した論文の数なんて一流研究者の方に比べたら吹けば飛ぶようなレベル。

とはいえそんな中でも出来る範囲で時間を捻出してコツコツ実験していれば、多少なりともデータは出るわけです。

思い起こせばそんな感じでコツコツためたデータをもとに、学生がいない春休みに頑張って論文を書いて投稿したのでした。のんびりしたジャーナルなので(とある学会関連の特集号ということもあって)査読はめちゃくちゃ遅くて返事が来たのは数か月後。査読結果はかなり辛辣で、限りなくリジェクトに近いmajor revision。ギリギリ首の皮一枚繋がっているくらいの酷評でした。

あまりの酷評っぷりにかなりダメージを受けて、なかなか書き直す精神的余裕がなくて(現実的に時間的余裕がなかったのもある)、締め切り数日前には「もうギブアップしちゃおうか」とまで思いつめたほどだったのですけどね。いやいや、今やらなかったらもう今後絶対無理だから、と自分自身を叱咤してなんとか乗り越えました。

そんなこんなを経て、ようやくの
It is a pleasure to accept your manuscript
ですからね。何というか、肩の荷が下りたというか、ようやく解放された気がします。

その後著作権やらなんやらのメールが次々来ているのですが、「英語が読めなくなってる」ということに気づいて愕然。

あー、論文の再投稿した後、完全に英語の勉強を怠っているから…(惰性で続けてきたラジオ英語さえこの一か月全然取り組めてない)。

アクセプトのメールを受け取って嬉しい気持ちと、英語力が落ちていることに気づいた反省とが入り交じりフクザツな心境の今日この頃。