弱小大学のオープンキャンパスその2
今日はオープンキャンパスでした。
私が勤める大学は年に何度もオープンキャンパスをしているのですが、高校の夏休み期間中には3回行っています。この3回とも、「学食体験」と称したランチ付き。
コロナ前のオープンキャンパスはどの時期であっても学食体験があったのですが、コロナで一回すべてがリセットされたんですよ。コロナが明けてからも不特定多数との飲食は厳に慎むようにというお達しもあったので、お昼ご飯を挟まないように「午後のみ」のプログラムが定着したのでした。
コロナが明けてからもその流れは変わらず、ずっと「午後のみ」だったので、お昼を挟むプログラムは久しぶりです。みんなでゴハンを食べてもいい世の中になったのだなあ(しみじみ)。
ありがたいことに今回は参加者が多かったので、プログラムはかなり細分化しました。コロナ前はせいぜい2グループに分けて説明だの模擬授業だのをやっていたのですが、今回は4グループに分けたのです。スタッフもたまに混乱して「えーと、今はAグループが〇〇の説明会をしているから…」と何度もプログラムを確認する始末(苦笑)。とはいえ最終的には全てのグループが時間通りに収まって、うまく帳尻があいました(若干の綱渡り感も…)。
数年前はオープンキャンパスと言えば高校3年生がメインでしたが、最近は1,2年生の参加が多いです。今日も全体で見たら、3年生より1,2年生の方が多かったんじゃないかな。少し話しかけてみると、「将来やりたいことが定まらないどころか、今年中に決めなきゃいけない文系・理系選択もしていないので、とりあえずオープンキャンパスに来てみた」とのこと。
最近はオープンキャンパスへの参加が高校1,2年生の夏休みの宿題になっているところもありますよね。オープンキャンパスに行くことで「大学での学びを意識」させることで、進路を積極的に考えさせようということなのでしょう。高校の先生も、「やりたいことが特にない」という生徒を指導するというのは骨が折れるでしょうからね。
教員がそれぞれの専門だとか、在校生が今夢中になって取り組んでいることなどをいきいきと話すことで、「えー、こういうのも楽しそうだな」と思ってくれたら嬉しいし、「ここの大学に来たら楽しそうだな」と思ってくれたらもっと嬉しい。
…と思いながら今日一日頑張りました。今日も暑かったね。