ほら、カレー味のサラダとか
ジ、エクストリーム、スキヤキ鑑賞
井浦新・窪塚洋介主演
ダラダラ会話が続いていく系映画といったらありきたりだけどすごく面白かった。
ダラダラとした会話劇の中にドスンと現れる彼らが振り切れなかった過去。
友人の死をきっかけに会うことがなくなってしまった親友達が再び出会い、海にブーメランを投げる為に旅に向かう。
デボン紀のように遠く感じる学生時代を思い出しながら、都合よく忘れられない過去を思い出しながら車を走らせて旅に向かう。
きっとみんなこの旅がなかったら、もしかしたらじわじわと絶望に追いつかれていたかもしれない。
そんな切実さを感じる旅をみていた。
彼らの人生がこのあとも続いていくと感じさせられるようなぶつ切りのラストもよかった。
綺麗に形作られた過去よりも真っ暗な未来を見ないと。
「菩薩はインド人だから」
「じゃあカレー食べてたの」
「そうじゃない?いやカレーよりもっと豪華なもん、ほらあれとかカレー味のサラダとか」