ベトナムの公園で学んだ、本気の遊び心
ベトナムで公園に本気の大人に出会った話
ベトナムで勤務していた時によくサッカーをしていた。⚽️
場所は近くの公園で、周りにはネットもなく、
普通にボールが飛んだら、バイクや車が通っている道に
いってしまうというのだ。
公園の周りには喫茶店やレストランもある場所だ。
この場所は学校が多いので、近所の子供達や学生がそこで遊んでいる。
公園にはゴールはなく、勝手にルールを決めて始める(ゴールは鉄棒とか適当笑)
縛りがないというか、自由というか。とにかく、適当に遊んで、楽しければいいわってかんじだ。
5歳ぐらいから35歳ぐらいまで幅広い年齢層と
一緒にやるのだが、そこに一人の子持ちの男性がいた。
その男性は、年齢とか関係なく、子供と本気でサッカーをするのだ。
本気でシュートするし、そのちょうど良い力加減が子供達に好かれる。
私もそのグループに入ってサッカーをしたことがあるんだが、
なぜか面白いのである。
ある時、その男性が思いっきりシュートしたボールが小さい喫茶店の方に飛んでお茶が全部溢れてしまったことがある。
激怒した親父がだれがやったんだと言った時、
「わたしがやりました」と言った時は爆笑した。
普通は、そこでやめとくかみたいな話になるのだが、お茶をこぼした後も
「よしゲームやろう」とめっちゃくちゃボジティブだったのだ。
反省の様子もない。
親父の子供笑っている。
その人は本気でやっているようで、子供にパスしてあげたり
喜びを共有しているので、すごく子供に人気がある。
すごくハートが純粋で、めちゃくちゃボジティブなので好かれるのである。
わたしも、このお兄さんとサッカーをしていて楽しいと本当に思える。
ルールって自分で作ればいいし、楽しいかどうかはその人次第。
大事なことを教えられたのである。