"NAIL" の ちから
大阪を拠点に、オンラインでサービスをご提供している、英検英作文専門添削教室です。
いわゆる "nail" の威力を垣間見るエピソードに、立て続けに出くわしました。
爪をきれいに飾るだけのことですが、これだけ流行している事からも、大きな力があるのかもしれません。
エピソード1.
The Japan Times に "Welfare manicures" bring color to seniors' lives と
いう見出しの記事を見かけました。
介護施設などに出向き、高齢者や身体の不自由な方に”ネイルする” 「福祉
マニキュア」と呼ばれるサービスで、施術を受けた方の日常に大きな変化
をもたらすそうです。
エピソード2.
母親の介護をしている いとこ が、その母親の爪がきれいに塗られている
のを見つけたそうです。
どなたのご親切か分からずじまいだそうですが、以降、自分でも母親の爪
をきれいに塗っているとの事。
その間だけは、介護のステレスが和らぎ、優しい気持ちになるそうです。
エピソード3.
欧州から避難され、コンビニエンスストアで仕事をされてた20歳代の女性
が、転職に伴う最終出勤日に、ネールをしてきて、同僚に嬉しそうに見せ
ていました。
洋の東西を問わず、気持ちが華やぐ効果があるのですね。
尚、日本では "nail" を「マニキュアを塗る」という意味の、動詞の様なニュアンスで使っていますが、英語には その様な使い方はありません。
"paint one's nail" や "do one's nail" となる様ですので、ご注意下さい。
蛇足ですが、上記エピソード1.の記事を一部引用します。
Staff at care facilities report that this service significantly enhances residents' quality of life, adding a splash of color to their everyday routine.
facility = 施設
significantly = 大幅に
enhance = 高める
routine = 日常の仕事