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リスニングは "脳" で聴く
2024年度から新形式英作文問題が導入され、4技能 (読む・書く・聴く・話す) をバランス良く評価すべく、英検試験も変化していっています。
4技能は、それぞれが独立したものではなく、互いに繋がっていて、そのいずれも、脳が中心。
目・手・耳・口は、情報の出入り口の役目では、ないでしょうか?
苦手な会話の克服を目的に、リスニング強化が重視され、”耳” の重要性が叫ばれますが、"耳" は単に情報の入り口であり、その情報を消化するのは "脳" です。
"耳" は "hear" を担い、"hear" ⇒ "listen" は脳の働きです。
語彙力がなければ、読解力がなければ、"耳" を鍛えても、リスニング力は向上しません。
読解は、"目" から入る情報を "脳" が処理。
リスニングは、"耳" から入る情報を "脳" が処理します。
英語を文頭から処理する (文末から和訳しない) 訓練をしていなければ、読解力も、リスニング力も伸びません。
もちろん、発音・イントネーション・スピードに、耳を慣らす事は必要ですが、情報を処理する脳が主役である事は、認識しておく必要があります。