040_村岡総本舗の小城羊羹【佐賀】
羊羹を見て、きれいだと初めて思った。
食べるけど、特別好きなわけではないお菓子から、羊羹LOVEになった。
そのきっかけが村岡総本舗の小城羊羹。
表面が固まってしゃりっとしている。
洗練された甘さに、しっとり感とシャリシャリが混ざりあって、もうたまりません。
銀色の袋に羊羹を流し込んで作る方が楽なのに、シャリシャリを作るために木型で固めたものを一本一本切り分けている。
小城市には20軒以上もの羊羹屋がある。
長崎街道、シュガーロード沿いでもある。
1872年(明治5年)ころに大阪虎屋で手ほどきを受けた森永惣吉が作り、その後、村岡安吉が広めたといわれる。
安吉は、村岡総本舗の二代目。
久留米の羊羹業者が「小城羊羹」を商標登録し裁判になったこともある。
て、ずうずうしすぎるやろ久留米の業者。
切り羊羹 173円
村岡総本舗 本店
佐賀県小城市小城町861
(2018/2/28)
村岡総本舗 本店は、羊羹資料館を併設。
他の国や昔の羊羹のパッケージ等がありおもしろい。
でもなによりも、昭和16年に建てられたれんが造りの建物がかっこいい。
お店には様々な羊羹がずらりと並ぶ。
羊羹への強い思入れを感じる素敵なお店でした。
向かいには、須賀神社。
登ろう、いつかは登ろう、153段。