新たなクラブの立ち上げ
2024年12月9日 07:00 (再投稿記事です。すみません。)
先週、木曜日にnote投稿1周年の記事に新たな活動のお知らせをしました。
ところで、一体全体何始めるの?
、、、と、その前に大変申し訳ないですが、現在、日本が於かれている食糧事情をざくっと纏めてみました。
まずは、こちらをご覧ください。
🔶日本の食糧事情
結論だけ申し上げますと、自給率が極めて低いと言わざるを得ません。
2023年度、カロリーベースで38%(前年比±0)、生産額ベースで58%(前年比△3%)です。
アンダーバーから詳細を確認頂きたいのですが、兎に角、自給率が毎年下がり続けています。
主食類をアイテム別にざっくり見て行きましょう。
1、米 ほぼ100%。
2、小麦 約15%。
3、蕎麦 近年はほぼ20%で推移。
主食に近いものとして
1、とうもろこし 家畜の飼料用ほぼ0%、野菜類に分類されるスイートコーンの場合は99.9~100%
2、大豆 油糧用や飼料用を含むすべての用途で6%。食品用では20%前後。
3、じゃがいも 肥料用含むと70%、カロリーベースで100%超え。
4、落花生 約10程度。
参考までに野菜は以下の通り。
キャベツ 99%
玉ねぎ 80%
人参 70%
茄子 65%
長葱 98%
カボチャ 75%
ピーマン 15%
※今回、魚介類、畜産肉類、乳製品などは割愛させていただきました。
これが実態です。
20%を切るような水準の物を太字で記載しました。
主食類では、小麦、蕎麦が悲惨な状況。
副主食では落花生は10%維持がやっと。
ご存知の様にスーパーで売られているピーナッツの類は中国産オンパレード、国産を探すのが難しい位です。
皆さん、薄々、ご存知方だとは思いますが、ビックリですよね。
意外なのは、ピーマンって、国産しか買った事ないけど、なんでこんなに低いんですかね?
と思ったら、ピザなど冷凍食品の材料として中国からの輸入が大半を占めるようです。これまた、残念ですね。
このまま推移して行ったら間違いなく、海外産に占拠されてしまう。
胃袋を外国に掴まれてしまうって危うくないですか?
特に主食品がこの状況では危うい国と言わざるを得ません。
🔷主食品の危うさ
小麦については一時期4%にまで落ちていたものが、農地整備や機械化、品種・栽培技術の改良などが進められ現在の数値まで回復してきています。
また、素材として小麦を使用している食品を他の素材に置き換えることも考えられるので、そうして小麦の輸入量を減らし、食料自給率を高まる事も推進されねばならないでしょう。
一方の日本人に馴染みの深い蕎麦については、大変追い込まれた状況にあります。
🔷蕎麦の国内生産事情
以前、この記事にも書きましたが、声を大にしてお伝えしたいので改めて抜粋します。
作付け面積は下降気味、理由は小麦、大豆などの他の農作物への転換が最大の理由です。
国の政策で米作農家に蕎麦への転作を奨めてきたが、水田活用交付金が見直され水を張ってない土地へは交付金対象から外すとの法案が可決され2022年から施行されたことによる。
ご存知の様に蕎麦は水気を必要としない植物で、極端な話ほったらかしでも育ちます。
尚且つ、気候変動の影響受けやすく単価の張らない蕎麦は交付金がないと利益創出が難しいと言われ、耕作地放棄まで懸念されている。
🔶蕎麦の歴史
日本で蕎麦が食べられたのは稲作がはじまる3,000年以上前の縄文時代と言われている。
元来、粥などで食べられていて、その後そばがきが主流となり、江戸時代になってから初めて「そば切り」という名称で麺としてのそばが広まったとされる。
幕末、江戸には700軒ものそば屋があり、たいそう賑わっていたようだ。
gingamomさんからのウケ売りだが、太田美術館がこんな記事を上げているので是非、ご覧いただきたい。
浮世絵として興味深い蕎麦のことがたくさん残されています。
深夜3時、5時とかに屋台を担いで売り歩く夜蕎麦売りという商売があったようだ。
夜蕎麦売りには、安価なかけそばを売る「夜鷹蕎麦」と上等な蕎麦売りとして「風鈴蕎麦」があったそうだ。
そして、売り歩きではなく常設の店舗型が前述のように700軒ほどあったとされる。
そもそも、日本での外食文化自体が江戸時代前期に始まったとされ、そば以外では、寿司、天ぷらも同様に売り歩きされていた。
因みに居酒屋については、煮売酒屋として現在の居酒屋の原型が始まったのが18世紀末とされる。
その後、明治時代に西洋文化の流入が始まり、現在、我々は居ながらにして様々な国の食事を楽しむことが出来るようにはなっています。
🔶蕎麦食を推進したい
だが、待てよ、日本人が古くから慣れ親しんでいる蕎麦がこのまま衰退していってしまって良いのだろうか?
まず、蕎麦はヘルシー食材です。
ルチンというポリフェノールの栄養素の一種で抗酸化作用が高い栄養価が豊富に含まれています。
ルチンは、毛細血管を丈夫にし、動脈硬化の予防や血圧を下げる効果がある為、生活習慣病の予防効果に期待出来ます。
ただし、ルチンは水溶性の為、茹でた後の蕎麦よりもそばを茹でたお湯の方に多くルチンが含まれています。
手打ち蕎麦屋さんでは、蕎麦湯を積極的に摂りましょうね。
それから、そば粉100%ならグルテンフリーでもあります。
栽培でも基本的には、農薬散布しませんし、化学肥料も施さないので身体にも優しい食材なのです。
日本古来からある蕎麦食文化を後世に少しでも伝えて行きたい、そして国内生産者の少しでもお役に立てるように支援できればこれほどハッピーな話はないのではないでしょうか?
という思いの下にnote上で小さなさざ波であっても起こしたいと思い、動き出したいと思います。
🔶蕎麦食推進クラブの立ち上げ
🔷参加について
基本、noteにアカウント持たれている方であれば、どなたでも参加頂けます。
ただし、誹謗中傷や準ずる行為だけは厳禁とさせて頂きます。
蕎麦好きな方大歓迎、蕎麦好きでない方も新たな気づきが生まれる事もありますので是非、積極参加いただければと思います。
尚、先の自給率についた記載しました様に国産蕎麦に拘って行きたいと思いますので、御理解の程、宜しくお願い致します。
🔷活動していきたいこと
皆さんに寄り集まっていただき、皆んなでワイワイと楽しく意見交換、情報交換の場にして行きたいと思います。
1、蕎麦を活用した料理、調理法のご紹介コーナー。
(合わせる酒類、つけ合わせ料理なども含め)
※自作のお気に入りメニューやレシピを投稿いただき、情報共有して「おいしい!」の輪を広げて行きたいと思います。
2、そば店舗の食べ歩きレポ―ト
そば屋という業態で括ると、全国で18,000店舗、東京だけで1,200店舗ありますが、更に見ていくと、大別して所謂「町蕎麦」、「立食い」、「手打ち」と別れます。
どんな業態でも美味しいと感じたお店があれば記事にして投稿いただきたいと思います。
3、蕎麦食文化に纏わるエトセトラ
おそばを食べている風景をスケッチしたりなんて、粋ではないですか?
このように絵画に限らず創作の輪も広げて行きたいと思います。
書道、短歌・俳句などの詩歌、音楽全般、小説、小噺、落語、エッセイ、等々、楽しんでいきましょう。
いや、楽しませてください。
4、一次産業に関わられている方
蕎麦農家さんに限らず、蕎麦を使ったメニューの素材を作られている現業農家さん、畜産業、漁業、等々、実際に生産に関わってらっしゃる方もご参加をお願い致します。
また、こんな食品作られてる方知ってますよ、という方もいらっしゃったらご紹介くださいね。
5、蕎麦店舗経営者の方
そばそのものの特性を一番良く分かってらっしゃるのは、毎日蕎麦、そば粉に触れてらっしゃるお店の方々だと思いますので、生の声をお聞かせ頂ければとてもありがたいです。
🔷クラブ名
蕎麦食推進クラブ「さざれ石」
とさせてください。
ご存知のように、国歌君が代にも謳われている「さざれ石」です。
皆で結束して蕎麦食を推進しひとつひとつは小さな石であっても集まってくればやがて大きな岩になる。
こんな思いを持って、勝手ながら命名させていただきました。
🔷蕎麦推進クラブマガジンへの収納
ご自身が投稿される記事に下記ハッシュタグと本記事を必ず貼り付けてください。
#蕎麦食推進クラブさざれ石
下の記事を投稿される記事の文中に埋め込んでくださいね。
適時回収させていただき、週1回から最低でも2週に一度クラブ活動の会報としてアップさせていただく予定です。
回収記事は、ここに収納していきます。
会報更新の頻度は、状況を見て変更していく予定です。
それでは、皆様の参加を心待ちにしております。
どうかごゆるりとお越しくださいますようお願い申し上げます。
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