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【就活解禁直前】ESの教科書

もうすぐ桜咲く3月🌸
大学3年生は就活解禁直前、大学2年生も本格的にインターンの受け入れが始まります。
ESはエントリーシートの略称で、平均通過率50%、就職活動最初の難関です。

周りから変態呼ばわりされる自分は大学2年時の夏からインターンシップに参加し続け、かれこれ36社回ったようです(笑)
そんな自分のESの勝率は20/24とまずまずの勝率です。

そこで(一時期ESを読む採用側の立場であったこともあったので)、半年弱の経験が誰かの役に立てばいいと思い需要は気にせず就活の教科書を書きます。
あくまで自論なのでこれに従って落とされても責任は取れませんが、実践してみた方がES通過率が上がった例もあるので参考までに…。


極意其の一  文頭1〜2行で勝負は決まっている。

例えば以下の2つのESを比べてみましょう。

I 私はテニスサークルで幹事長をしていました。
II 私は100人近くの部員をマネジメントして、次期の会員数を1.7倍にしました。


ズバリ、Iの致命的な点は「抽象度が高いこと」です。

世の中にはテニスをしないテニサーもあれば、毎日練習するようなテニサーもあります。
そういった規模感は初見の人事にはきちんと言わないと分かりません。

ベンチャーだと特に数値感を意識している企業も多く、執拗に面接で数値のことを聞いてきたりします。
その点では、IIは乗り越えた経験の大きさが数値のおかげで想像しやすいです。

目指せ!カレーライスのレア食材?!
あと… Iは正直読む気が起きないと思います。
一番致命的な点は「ありきたり」であることです。

就活はカレーライス🍛を作るための材料選びと言われていて、ありふれたジャガイモ(サークル経験をガクチカにしたES)は人事も見飽きています。

人事は一日にとてつもないESを見ていて疲れているので、1行目を見て読むモチベが変わることが多いかもしれません。(IIは一見サークルを題材にしているように見えない)


まとめ:「結論から話せ」

起承転結に沿って昔話のようにダラダラ話してても、話は右から左へ抜けていく一方です。
English Communicationにおいては常識ですがまず聞いてもらうためにAttention Gettingしましょう。


極意其の二 「HavingだけではなくBeingを話せ」

英語の文法の話ではありませんよ(笑)
HavingとBeingはコーチング用語で、簡単に言うとHavingは所有物(スキルや経験)・Beingは存在(自身のあり方)です。

これは自分も誤解していたんですが、あるESで自分のやってきたことひたすら書いてみるって実験をしたら落とされたことがあります。

学生のすることは基本的にどれも企業から見ればちっぽけなので粒感は気にしてないです。
おそらくガクチカ(=学生時代に力を入れたこと)を聞いているのは、その人のポテンシャルや情熱、人間性を吟味するためです。

最終的なアウトプットであるHaving(経験)だけで、人間性は垣間見えないです。Being(その人自身のあり方)はWhy?How?から導き出されます。

Why?とHow?はTED Talksでサイモン・シネック氏が提唱したゴールデンサークル理論で用いられる言葉です。詳しい説明は動画参照です。


まとめ:「何をしたか」より「何故やったか?」「何故頑張れたか?」

面接で深掘りされますが、ESに書いておくに越したことはありません。
自分のモチベーションの源泉がどこにあるかを明示した方が、企業側とマッチングしやすいです。


極意其の参 ガクチカの落とし穴 「PDCAサイクル・時間軸と共通言語」

PDCAサイクルは有名なのでご存知でしょうか?
画像の通り、PLAN(計画)→DO(実行)で終わることなくきちんとCHECK(評価)することでその反省を次に生かすことができるビジネスで超有名な思考法です。

ガクチカは文字数が限られているので結果だけ話しがちですが、どんな困難をどんな方法で乗り越えたかが意外に重要だったりします!
CHECKの質がどれだけ高いかは社会に出てからも重要ですからね。

さらに、このPDCAサイクルをどれだけの速度で回せるかも肝になってきます。社会人は時間が有限である訳ではないので、いかに限られた時間でアウトプットが出せるか、成長できるかが求められます。

GD(グループディスカッション)で短期間での処理が求められるのも、時間軸への意識の高さ(タイムマネジメント)を見るためでしょう。



-TIPS!  社会人との共通言語-
社会人がよく使う言葉を使用すると話が通じやすいことが多いです。
どちらかというと面接などの対人コミュニケーションでの方が効果がある気がしますが。
PDCAサイクルなどもこれに該当するかもしれないですね。

ただし、使い方を誤るとむしろ印象を悪くするので、意味が分からず多用するのはオススメしません。

なんか単語帳みたいにまとまっているサイトがあったので、暗記する必要は一切ありませんが、言語化しにくい体験があるときは参考にしてみてください。


まとめ:成長角度が大切

横軸:時間軸に対しての縦軸:成果の変化率が大事です。
長い時間をかけて取り組んだモチベーション持続力も、短い時間で成果を出した能力の高さはどちらも評価されうることです。
しっかりアピールしましょう。

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