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愛車紹介 - CHAPTER2 TOA

ヒルクライムの相棒のバイクを紹介していきます。
今回ご紹介するのは、2代目メインバイクのCHAPTER2 TOAです。

CHAPTER2とは

そもそもCHAPTER2って何だ?と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、ニュージーランドに本拠を置くスポーツバイクブランドで、日本に上陸したのは2017年のこと。
まだできて4〜5年という新鋭ブランドです。
CHAPTER2の細かい紹介は他のサイトに譲りますが、元々ニールプライド創業者の息子さんが「もう一度自分が乗りたいバイクを作りたい」と新たに立ち上げたブランドで、人生の第二章という意味を込めて "Chapter2"と名付けたそうな。

そんなCHAPTER2は、創業者マイク・プライドさんが「自分が乗っていて楽しいバイクを作る」というポリシーでバイク開発をしており、割と小柄なマイク・プライドさんの体型に合うXSサイズをプロトタイプにフレーム開発が進められているのが特徴です。
海外の多くのバイクブランドでは、欧米人の平均的体型に最も近いLサイズをプロトタイプにしてフレームデザインが行われています。
なので、小柄な人向けのサイズ(XSや2XS)のバイクはLサイズのものと比べるとトップチューブのスローピングが強くなってしまってトップチューブがやたらと斜めに下がったり三角形がとても小さくなっちゃいます。
そのため、なぜか同じフレームのはずなのに写真で見たデザインと実車が違うなんてことがよくあったりします(小さい人のバイク選びあるあるです)。
その点CHAPTER2では前述の通りXSサイズをベースにフレーム設計されるので、小さいサイズでもトップチューブはホリゾンタルに近い形状でかっこいいデザインになってます(いわゆる「イメージ通り」ってやつですね)。
そんなところも、私がCHAPTER2を選んだ理由です。

そして私のメインバイクはそんなCHAPTER2の中でもハイエンドモデルとして位置付けられているTOA。
ニュージーランドの先住民の言葉であるマオリ語で「戦いに勝利する」という意味なんだそう。

CHAPTER2は「世界で1台のバイクを作る」というコンセプトを持っており、いわゆる完成車は出さずにフレームのみを販売しています。バラ完で乗り手思い思いのコンポやホイールを組み合わせることで、世界でたった1台のバイクを作ってもらおうということなんでしょうね。
そんなわけで、私のバイクもハンドルやコンポ、サドルにホイールといろいろ悩みながら決めて組みました。

"Long Ride Killer"の異名を持つCHAPTER2のハイエンドモデル

フレーム:CHAPTER2 TOA (XSサイズ・限定色トンガリロ)
マオリ族の紋様があしらわれている

フレームは発表されたタイミングで即発注しました。
選んだ理由はいろいろあれど、一番はもうビジュアルに尽きます。
最近流行りのドロップシートステーのデザインに、僅かに湾曲しているトップチューブ、とても個性的なカラーリング…ネットで見た時から一目惚れで気がつけばショップに注文をしてました。

YouTubeでTOAの紹介動画などをいくつも見ましたが、このTOAの特徴は、CHAPTER2 Japan代表のマイキーさん曰く"Long Ride Killer" なんだとか。
空力が良いフレームデザインに、特に足元の剛性が高く、それでいてドロップシートステーデザインで衝撃吸収性もしっかりとしてくれる…長時間のライドにも人間に優しいバイクということなんでしょうかね。
となれば早く乗ってみたいと納車前からワクワク感が止まりません。

サイズはXSで限定色の「トンガリロ」。
カラシ色というべきか明るい黄色系の落ち着いたグラデーションに、マオリ族の紋様があしらわれているというとっても個性的なデザイン。
ダウンチューブにデカデカとブランド名やロゴがあしらわれていたり派手なカラーリングのフレームが多い中で、個性的ではあるものの控え目なデザインになっていて、個人的にはとても好みです。

CANYON Ultimateはマットなシルバーでしたが、TOAはグロッシーなカラー。
このカラーをより際立たせるために、組み上げる段階でフレームにガラスコーティングをしてより艶が出るようにしてもらいました。

実はこのフレームですが、フォークと合わせた重量は1.5kg超え(Mサイズの場合)と、それなりの重さになっています。
Ultimateと比べると400gほど重くなる計算です。
CHAPTER2曰くヘッドとBB周りの剛性を高めたとの話なので、重量増を衝撃吸収性と空力と剛性の強化に振ってバランスを取ったフレームということになるのでしょうか。

ちなみにCHAPTER2では今も親切にリムブレーキとディスクブレーキ双方のフレームを販売してくれていますが、このTOAだけはディスクブレーキ専用になります。
なお、コンポは電動・機械式両方に対応可能です。
機械式についてもワイヤー含めて完全内装できるのですごいですね。

ケーブルフル内装のステム一体型ハンドル

ハンドル・ステム:CHAPTER2 MANAハンドルバー(80x400mm)

続いてはハンドルで同じCHAPTER2のMANAハンドルバーです。
フレームセットとは別売ですが、フレームセットと一緒に購入した場合はフレームカラーに合わせた専用のカラーリングが施されるので、迷わずセットで購入しました。

ハンドル形状とSTIレバーの形状で上ハン部分が内側に傾き握りやすくなっている

フルカーボンのステム一体型でサイズは80x400mm。
上ハン部分が左右で10mmずつ「ハ」の字形に傾いているので、グリップもとても自然です(加えてST-R9200自体も内側に入り込む形状になっているのでより握りやすくなってます)。

重量は395gでもっと軽量のサードパーティーブランドのハンドルバーもありますが、MANAハンドルバーをTOAフレームと組み合わせることで、ケーブル類を完全内装化できるというメリットがあったので、こちらのハンドルにしました(ケーブルが一切露出してないので、見た目スッキリ&空力にも良い)。

カラーリングデザインも、ボディカラーに合わせたワンアクセントがありますが、全体を塗るのではなくカーボン地をそのまま表面に出しています。
実はこのカーボンの柄も一つとして同じものはないらしいです。
こういうところからも「世界で1台のバイク」を作るという所以なんでしょうね。
あまりに綺麗なので、ハンドルバーにもガラスコーティングを施しツヤツヤにしました。

ちなみにバーテープもCHAPTER2の純正品。
最初スパカズにしようかと悩みましたが、マオリ柄の紋様がプレスされていたりエンドキャップにも描かれていたりと、デザイン重視で純正品にしました。
これ、適度に柔らかくグリップも効いて長時間ハンドル握ってても疲れません。
予備にもっとバーテープが欲しいのですが、在庫がないのか今はメーカーサイトからラインナップが消えてしまいました。
早くラインナップ復活を待っています、CHAPTER2さん…。

ディスクブレーキホイールでは超軽量なアイオロスRSL37

ホイール:Bontrager AEOLUS RSL37 Tubular

続いてはホイール。ボントレガーのアイオロスRSL37のチューブラーです。
リムハイトは37mmで平地もヒルクライムも万能な高さ。
これを選んだのは、ディスクブレーキホイールの中で最軽量級の軽さだったから。
重量は前後ホイールで合わせて1,250g。
坂を登る身としては、軽さはやっぱり正義なので…。
ちなみにフリーハブはDT Swiss製ですがラチェット音は割と静かな部類です。

フロントギアは新型デュラエース 

クランク:FC-R9200(52-36T)・フロントディレーラー:FD-R9250

続いてコンポです。今回はまだリリースされて間もない、シマノの新型デュラエースR9200 Di2シリーズにしました。
1世代前のR9150 Di2でも全く不満はないのですが、どうせ新しく組むんだったら12速化したかったのが理由です。
# そのおかげで、2ヶ月以上納期を待たされました…。

クランクはFC-R9200の170mm、チェーンリングは52-36Tのいわゆるセミコンパクトです。
フロントディレーラーはFD-R9250。
フロントの変速が本当に速すぎ&静かで変速したことがわからないほど。
ちなみに、クランクやチェーンリングがやたらとテカテカ黒光りしてますが、硬化型のガラスコーティングを施しています。

リアギアも新型デュラエースのヒルクライム仕様

リアディレーラー:RD-R9250・カセットスプロケット:CS-R9200(11-34T 12s)

リアディレーラーはRD-R9250。105や1世代前のアルテグラと違い、ロングゲージのみでショートゲージはありません。
スプロケは山登り仕様ということで11-34T。インナーロー時のギア比は1.06なので、子の権現や暗峠なんかに行かない限りは、どんな峠でも登りきれそう。それにしても34Tってデカい…ブレーキローターが完全に隠れてます。
チェーンはシマノの純正品です。
リアディレーラーにもガラスコーティングしてテカテカにしてます。

ブレーキは新型デュラエースの油圧ディスクブレーキ

ブレーキ:BR-R9270

ブレーキは、BR-R9270。ロードバイク始めて初のディスクブレーキです。
これまでずっとリムブレーキですが、やっぱりブレーキタッチはリムとは全然違いますね。
しかも油圧なので、ダウンヒルの時にブレーキをかけ続けても手が痛くならないのはありがたいです。

軽量ショートノーズサドルのアイオロスプロ

サドル:Bontrager AEOLUS PRO

最後はサドル。ボントレガーのアイオロスプロです。
最近流行りのショートノーズ型のサドルで、カーボンレールを採用してるので重量も170gとかなり軽量。
座り心地もとても良くて、従来のロングノーズサドルと違って、ダンシングに移行する or ダンシングから戻る時にお尻が引っかかると言うストレスからも解放されます。

と、だいぶ長々と書いてしまいましたが、我がメインバイクCHAPTER2 TOAのご紹介でした。
# コンポがシマノでその他主要パーツがボントレガーって、フレームさえ違ってたらトレックの完成車みたいな構成だ…。

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