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アニメーション実験ー水紋(1)

今回のアニメーション実験は水紋です。

「波紋」と言った方がわかりやすいですかね。水たまりに雨が落ちたときに水面に広がっていく輪のことです。

水たまりの断面を想定した水紋の動き

先日、「波」のアニメーション実験を行ったさい、水紋にも応用できそうだと感じ、さっそく応用してみました。

ただ、イメージと実際には結構ギャップがあり、やってみないとわかりません。

プラン

まずは、水紋の断面を想定しました。

それと、風呂に入りながら、指先の水滴を湯面に落とし、水紋がどのような動きをするかを繰り返し観察しました。

のぼせて死ぬとこでした。

ということで、波の動きについて2つのモデルを考えました。(A)はセル1とセル2の間の波の移動量が100。(B)は、(A)の半分の移動量です。

当然(A)の方が粗い動きで、(B)の方が細やかなはずです。

結果

結果として、(A)移動量100の方が感覚に合っていると感じました。

下が、移動距離が100で、2コマ撮りの動きです。スピードと見え方のバランスがいいと感じます。

下は、移動距離が50で、1コマ撮り(フルアニメ)です。これは動きが早すぎて逆に細かさが伝わらない。

こちらも移動量50で2コマ撮りです。動きがかなりスローに見えています。

上面から見た水紋

次に上から見た水紋です。

2コマ撮りで、セルごとに輪が一つ分外側に移動するよう、一枚のセルに3つの同心円を描いています。

ずっと見ていると具合が悪くなるのでご注意ください。


応用

動きとしては、これで行けそうですが、実際のアニメーションでは、真上から見るよりも、斜め上から水面を見ることの方が多いと思います。

そこで、変形ツールでアニメーションフォルダ全体を以下のように変形してみました。

変形した場合の動きです。結構それっぽい。

まとめ

何か月か前、この「水紋」の記事を書こうとして、資料を収集していたのですが、その時点ではアニメーションのイメージが湧かず、全く作れないでいました。

「波」のアニメを描いたおかげで、うまいことイメージがつかめたようです。この方式は、川の流れだったり、水しぶきだったりと他の事象にも応用できるかも知れません。

差し当たっては、実際に使えるアニメ素材にしてみたいと思います。

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