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クリスタアニメー風になびく枝葉
クリップスタジオペイントを使ったアニメーション表現についてプチ研究しています。
アニメ―ションと言えばストーリー物を連想される方も多いと思いますが、noteでは、一枚絵をループで動かすショートアニメにフォーカスして記事をアップしています。
「なびき(2)」では、風になびく枝葉についての考察です。
風に揺れる枝葉
ウォーキングしているときに雲を見てふと気づきました。
なびくものと言えば、人工の雲である煙もまた風になびきます。また、歩道の両脇にある草花や木の枝葉も、風を受けて「おいでおいで」となびき、風の強弱に応じて揺れ幅が変化します。
今回は、比較的簡単にアニメーションにできそう(?)な「風になびく枝葉」にフォーカスしてみました。
枝葉の観察
天気もよく、そこそこ風もある昼日中、河原をウォーキングしながら、木々の静止画、動画を合わせて10枚ほど撮影しました。その動画の一部をgifアニメにしたものです。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/125289523/picture_pc_c3d018738a6091e9d120495798b0bce2.gif?width=1200)
スケッチ
撮った写真や動画をじっくり見たところ、頭の中にあった風に揺れる枝葉のイメージと、実際の枝葉のイメージに少なからずギャップがあることがわかりました。
それ以前に、そもそも遠くから見た樹木と近くで見た樹木で枝の向きが異なって見えます。
遠くから見た場合、幹から突き出した枝の多くは斜め上に伸びています。見る方向にもよりますが、樹木に近づいて同じ枝を見ると、同じ枝が上から下に伸びているように見えます。もちろん樹木の種類によって違いがありますが。
![](https://assets.st-note.com/img/1703298892295-VfokyAxXSU.jpg?width=1200)
太い枝からは小枝が伸びているのですが、その多くは、太い枝から垂直に近い角度で出て、多くは上に向かって伸びています。
太い枝にしても、そこから突き出した小枝にしても、少しでも太陽に近づこうと、上へ上へと成長しているように感じられます。
風に揺れる枝葉の動き
次に風に揺れる枝葉の動きです。
葉の多い枝ほどよく揺れます。葉を帆にして枝が揺れるからでしょう。
太い枝は、たわみながら揺れます。スケッチには回転中心と書きましたが、実際には弓のようにたわみます。
風が弱いと、枝の揺れは小さく、葉はパタンパタンとゆっくり動きます。
風が強いと、枝の揺れが大きくなり、葉はパタパタパタと高速で動きます。
![](https://assets.st-note.com/img/1703299229524-OXH7Z9cADD.jpg?width=1200)
先ずは、これらの情報を元に、アニメーションを作ってみました。
絵の中に回転中心を置いた場合
無数の枝葉を描くのは大変なので、まずは二股の枝とそれぞれの枝先についた1枚の葉の動きをアニメーションにしてみました。
枝はキーフレームで回転させています。枝先の2枚の葉は、2枚のセルを切り換えています。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/125350178/picture_pc_e43fb8f180e7eedf348fbbc2995f5377.gif)
風を受けた枝は、実際にはたわむのですが、クリスタのキーフレームでは、形を維持したまま回転させるしか方法がありません。いかにもアニメっぽい動きになってしまいます。
絵の外に回転中心を置いた場合
次に回転中心を外に置いてみました。こうするだけで結構リアルに見えます。
回転中心を見せないことで、見方によっては枝がたわんでいるようにも感じられます。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/125350946/picture_pc_8a027f2313fb0abc0767c058f83ef87c.gif)
まとめ
ウォーキングしながらの自然観察はなかなかに楽しいものですね。
絵を描く際の情報収集は必須ですが、そうした実利的な面に加えて、なまったカラダと気分がリフレッシュでき、ちょっと得した気分になれました。